2004年11月11日(木) 『 ・o・)】ゝはい、こぶです モシモーシ♪』
旅行の疲れで『午前中は寝たきりになるかな?』なんて心配はいらなかったみたい。
『全然平気!\( ̄^ ̄)/
すこぶる元気で、早朝、しゅうちゃんを送り出した。
それから洗濯〜。
時刻は、6時20分・・・。
『こんな時間に、近所迷惑かな?』とは思ったんだけど、目が覚めちゃって・・。
7時半には全て干し終わった。
お茶を入れてしばし休憩。
居間でゴロゴロしながらTVを見ていたら、何と、TV台の下に白い綿ぼこりを発見!
『( ̄Д ̄;)な、なぬぅっ!!』
抗がん剤の治療のあとから【埃アレルギー】が、でるようになったこぶ。
これまた朝っぱらから近所迷惑な掃除機をかけることにした。
さらに、クイックルワイパーもかける。
早朝からものすごい勢いで、家事をこなしました。
が、さすがに疲れた。
10時頃、お昼寝。
1時間だけ寝るつもりが、2時間近く寝てしまいました・・・。
目覚まし時計をセットしたのに起きられませんでした。(~O~)ふぁ・・・・
そういえば朝、しゅうちゃんが、
「お昼ご飯を食べに一旦帰って来る。」
と言っていた言葉を思い出し、慌てて、お昼ご飯の支度を始めた。
どうにか間に合いました〜。(汗)
お昼に、ライフパックなどのサプリメントも忘れずに飲んだ。
夕飯もしっかり作った。
19時頃、『本日の奥様業務終了。』閉店ガラガラ〜
20時頃、パソコンをいじくっていたら電話が鳴った。
ナンバーディスプレイには、B医大の電話番号。
『???』
少々と惑いながら電話に出る。
こぶ「はい、こぶです。・o・)】ゝ」
相手「あっ!こぶさん?B医大のもんちです〜。」
こぶ「もんち先生!!どうしたんですか?」
もんち先生「驚いた?(少し嬉しそうに)( ´∀` )】ノ 」
こぶ「うん。」
もんち先生「さっきまで絨毛癌の勉強していたんだけど、それでこぶさんの参考になりそうな文献があったから・・。(ノ^o^)へ」と、その文献とやらの内容を説明してくれた。
それから、その内容がこぶにもあてはまるかどうか、いくつかの質問にも答えた。
もんち先生「結果が分かったら説明するから。それから、何か聞きたいことない?」
こぶ「うーん。特にはないなぁ。今日は特に元気だったし〜。」
もんち先生「良かったね。」
こぶ「うん。・・・アッ、そういえば、髪の毛伸びてきて今5oなの。(・_・)彡ピカ」と言うと、
もんち先生は笑っていた。
電話を切った後、しゅうちゃんに先生と話した事を話す。
しゅうちゃん「アメリカの文献ねぇ。どうなんだろうね・・。」
こぶ「ねぇ。」と話した。
2004年11月22日(月) 『妊娠を許可します』
今日は2週間に1度の外来の日でもあり、月に1度の生理の真っ最中でもある。
先月から、どうにか普通(1週間以内)に終わるようになったけど、
8月とか9月は1ヶ月近くも出血が続いていた。
『今月も不正出血が無く無事終わりますように。』
な〜んて、ボーっと考えながら午前中掃除や洗濯をして過ごした。
15時頃、16時に外来予約が入っているから、しゅうちゃんの運転で病院に向かった。
『毎回送ってくれてありがとうね!』
15時50分頃、病院に到着して、1Fで受付を済ませ、2F奥の産婦人科外来へ・・・。
1Fの受付で受け取ったカルテを婦人科の看護師さんに渡し、採血をしてもらった。
採血をしてくれた看護師さんが、こぶの髪の毛が伸びて元気になってきた事をとっても喜んでくれた。
『嬉しい。ウフッ。』
採血が終わるとすぐにもんち先生に呼ばれた。
もんち先生はニコニコして診察室で待っていた。
もんち先生「こぶさんどうも〜。( ̄▽ ̄)ノ"」
こぶ「こんにちは〜。先生なんか嬉しそうだね。」
もんち先生「それはねぇ〜。10月に撮ったCT見返していたらね・・・。」
パソコンで10月に撮ったCTの映像を見せてくれた。
もんち先生「子宮のほらここ!ここの所にね、内膜が出来てるんだけど分かる?」
こぶ「うん。白っぽいのでしょ。」
もんち先生「そうそう。これ。子宮内膜なんだけど、すごいね!こんなにきれいに
出来るなんて!これなら子作りできるね!」
こぶ「子作りって、先生退院してまだ、2ヶ月しか経ってないのに?」
もんち先生「そうだよ。抗癌剤の影響は子宮本体にはないからね。
あったら生理来ないしね。
来年1月19日のMRIの映像によるけど、来年には正式に妊娠の許可を出すから・・・。」
こぶ「でもなぁ。1年はあけたいなぁ。」
もんち先生「気持ちは分かるけど、子作りがんばって!
それと、今日診察したいんだけど、良い?
卵巣の状態を診たいんだよね。」
こぶ「今日は生理中で・・・。」
もんち先生「そっか。じゃあまた今度ね。」
こぶ「うん。今度はいつ来ればいいの?」
もんち先生「11月29日。これに血管とか、生理の血液以外の物が出たら入れてきて。検査するから。」
と、ホルマリンが入っているカメラのフイルムケースみたいなカプセルを渡してきた。
こぶ「検査?」
もんち先生「そう。一応念のために、調べるから。」
こぶ「分かりました。それではまたぁ〜。」と診察室を後にした。
今回も20分以上話してしまった。
1Fで会計を済ませお家に帰る車中、
こぶ「しゅうちゃん、もう妊娠の許可がでた。」
しゅうちゃん「早いね。」
こぶ「うん。ねぇ・・・。」と話して帰った。
お家に帰ったら何だか疲れちゃってしばしお布団で眠った。
2時間近く眠って起きたら、しゅうちゃんが夕食を作ってくれていた。
『優しいしゅうちゃんに感謝!』
2004年11月29日(月) 『 ( ̄Д ̄;) ハゲだ! 』
あれから1週間。
「29日。16時に外来ね。」というもんち先生との約束どおり産婦人科外来に行くと、
看護師さんに「こぶさん、今日は採血なしね。d(^-^) 」と、言われた。
こぶ「いいの?しなくて。」なんて話をしていたら、マーメイドさんに声をかけられた。
マーメイドさん「こぶさん久しぶり!(^-^*)/
今日は内科に用事があって来たんだけど、誰かに会わないかな〜?
と思って産婦人科に寄ったら、こぶさんに会えた!
こぶさん元気になったね!」
こぶ「うん。髪の毛も伸びてね。今5mmなの。(・_・)ツ ☆;:ピカ:;☆」と、帽子をとって頭を見せた。
この瞬間、待合室の他の患者さん達は凍りついた。( ̄Д ̄;) ハゲだ!
そんな事は、こぶ達はお構いなしだ。
マーメイドさん「本当!伸びてきたねぇ。良かったじゃん。」
こぶ「うん。それはそうと、マーメイドさん外来、2ヶ月に1回なんだよね。」
マーメイドさん「うん。でも来年からは3ヶ月に1回になるんだ〜。」
こぶ「いいなぁ〜。」なんて感じの事をしばらく話したら、
「こぶさ〜ん、こぶさ〜ん・・・。」もんち先生が呼んでいる。
マーメイドさんに挨拶をしてから、あわてて診察室に入った。
もんち先生「やあ。こぶさん元気?」
こぶ「もちろん元気!」
もんち先生「良かったね。」
こぶ「うん。そうそう。ホルマリンケース持って来たよ。」と、
死んだ血管やら色々入ったおみやげのホルマリンケースを先生に渡した。
もんち先生「こんなに出たの?」
こぶ「うん。」
もんち先生「早速病理検査に出すから。」
こぶ「お願いします。」
もんち先生「これでなんにも(がん細胞とか)出なかったら、いよいよ子作り開始だね!」
こぶ「あのねぇ、先生。毎回子作りって言うけど、髪の毛が伸びてからじゃないと・・・。
まあ再発なんてしないだろうし〜。もう少し時間をあけてからにするよ・・。」
もんち先生「そうかー。まあ・・。そうだろうね・・。
絨毛癌になった人でも、治って子供が2人もいる人がいるんだから、こぶさん色々調べて知っているでしょ?あせらなくてもいいけどねぇ・・・。」
こぶ「うん。親戚や知りあいに、看護師や医者がいるから、色々聞いてみた・・・。」と応えると、
途端に、腕を組んで背もたれにふんぞり返って、少し拗ねた感じで
もんち先生「へぇ。・・・いいよ。どんどん(その人たちに)聞いて!<( ̄^ ̄)>」
『おいおいもんち〜。ヾ(- -;)まったく世話の焼ける・・・』
こぶ「聞いたけど良く分からなかった。難しくて。」とフォローすると
もんち先生「そうでしょ。そうでしょ。ヾ(=^▽^=)ノ」
『満面の笑みってこの事だと思う。』
こぶ「うん。だから先生に聞く。先生に恥ずかしくて聞けない事なくなったからねぇ。」
もんち先生「どうぞ、どうぞ。何でも聞いて!ヾ(=^▽^=)ノ」
『満面の笑みだ』
見ているこっちが恥ずかしくなって笑っていたら、
看護師さんが「楽しそうねぇ。」と、話に入ってきた。
看護師さん「ねぇ先生。こぶさん今日、採血ないんだけど。」と、聞いてくれた。
もんち先生「依頼しなかったからね。」
看護師さん「じゃあ。こぶさん、今日は何しに来たの?(--)ム!」
もんち先生「えっ?・・・ホルマリンを渡しにと、色々話したかったから・・・。(;´Д`A ```」
看護師さん「ホルマリンなんて来月の外来の時でも良かったんじゃないのー。
自分が会いたいからって、患者さんを呼んだらだめじゃん!ヾ(*`Д´*)ノ"彡☆ ケシカラン!!」と、
もんち先生は、年配の看護師さんに怒られていた。
先生が看護師さんに怒られたあと、次回の外来の日を決めた。
次回の外来は、12月20日に決まった。
『なんだか疲れた・・・。』
1Fで会計を済ませ、お家に帰る車の中で、しゅうちゃんに、子作りの事など色々話した。
2人で話した結果、『最低でも35歳までに子供が出来ればいいかな。」という事になった。
あと何年か猶予期間がある。
この数年の間に、
『体調を万全にして、元気な赤ちゃんが生めるように楽しく前向きに過ごさなくちゃ。』
と思った