2007年1月22日から10月1日までの闘病日記

2007年1月22日(月)   『色々なくなる』

 今日は4ヶ月ぶりの外来。
今回は、14時50分頃、しゅうちゃんとお家を出発して、
15時20分頃、病院に到着し、
2Fのレストランの脇にある、郵便局&りそな銀行のATMでお金を引き出そうとしたら、
ATMが2つともなくなっていた・・・・。
『何故ないの?ショック〜。』
お金をおろしに外に出た。
その後、病院に戻り、2階の婦人科外来に向かった。
 婦人科外来は、今日は患者さんが少ないらしく、10人ほどしかいなかった。

『これならすぐ診てもらえるかな?』
今日は、採血をするのにさえ30分も待たされた・・・。
淡い期待はあっさりと打ち砕かれた。
採血は、今回始めてお会いした看護師さんにしてもらった。
この看護師さん、採血が上手い!!
菊さん以外では初めて、こぶの採血を1回で終わらせてくれた!!
『ありがとよ〜。』
と気分良く処置室を出た後、地下の売店にお茶を買いに行く。
会計の時、こぶの後ろに患者さんが並んだので、
こぶ「お先にどうぞ♪」と、順番を譲ってあげたら、
患者さんは、大変喜んでくれた。
その様子を見ていた、ヘルパーさんも笑顔で小さく拍手してくれた。

そこでちょっと回想・・・・。
こぶは入院中、よくここに、点滴台を引いて買い物に来ていた。
あの頃、会計を譲ってくれる人に1度も会った事がない。

見舞い客さん達は、ハゲているこぶを珍しそうにジロジロ見る。
そして、「大変ね。」とか並んでいる時に、ぼそぼそと言ってくる。
ここは、病院の中の売店。
車椅子の患者さんに、
「混んでいる時に来るなんて・・・。」的な事を言ったりする
見舞い客さんがメインで買い物できる場所じゃないんだぞーーー。
某ドラマのセリフ的に言うと、『同情するなら、譲ってくれ!!』って言う気持ちだった。
だから、元患者のこぶが当時やって欲しかった事を実行したの。
『色々思い出しちゃった。』

戻って来てから、得意の『鬼平犯科帳』を読んで待った。
しかし・・・。待合室には10人ぐらいしか患者さんがいないのに1時間30分待つとは・・・。
まあ良いけどね。2冊持って来てるし・・。
でも疲れた・・・。
こぶの横に座っている、おばあちゃまもこぶと同じくらい待っている。
そこで、
こぶ「こんにちは〜。今日は待ちますねぇ。」と、話しかけてみた。
おばあちゃま「本当。長いわねぇ。あなたは何先生に診てもらっているの?」
こぶ「タコ先生です。」
おばあちゃま「私は、主治医が異動しちゃったから、誰が診てくれるのかしら?」とか、お話ししながら、呼ばれるのを待っていたら、先にこぶが呼ばれた。
おばあちゃまに挨拶をしてから、診察に入った。

診察室に入ると、タコ先生は笑顔だった。
タコ先生「やあこぶさん、お待たせ〜。こぶさん、GK医大知ってる?」

『どしたの?突然』

こぶ「うん。私の実家の近くにもあるからね。」
タコ先生「○市?ああ、あるねぇ。でもそこには勤務しないだろうな。もんちろう君は。」
こぶ「もんち先生?」
タコ先生「そう。もんち先生、今月からGK医大に戻ったらしいよ。今まで違う病院にいたんんだけどね〜。」

『いきなりもんち先生の話をするなんてどうしたの?』と思いつつ、

こぶ「そうなんですか。」
タコ先生「そう。だからGK医大に行けばいるよ。まあ、GK医大も転勤しようと思えばうちからも異動できるんだよねぇ。」
こぶ「そうなんですか。」
タコ先生「あと、私事でなんだけど、4月からTK大学に勤務する事になったから、
こぶさんを診れるのも今日が最後なんだよねぇ。」

こぶ「エッ!そうなの?転勤ですか?」
タコ先生「そう。給料も勤務形態(国家公務員)も変わらないんだけどねぇ。
ステップアップでね〜、フフーン。v(≧∇≦)v イェェ~イ♪」

こぶ「エッー!もしかしてもう会えないの?」
タコ先生「会えるよ。(笑)」
こぶ「そうかなぁ?もんち先生もどっかの町で会えるよとか言っていたけど会えてないし〜。」
タコ先生「大丈夫!もんち先生じゃないけど、どっかの町で会えるよ。(≧∇≦)
TK大はこぶさんの家からそう遠くないからね。
まあ、検診が終わったら詳しく話すから。
それと所沢には週に1、2回来るよ。」
と、バッグからプリントを取り出した。

そこには、4月に沖縄県立北部病院支援の為、異動する講師の先生の名前もあった。
こぶ「講師の先生も異動するのか・・・。」
タコ先生は、「そうなんだよね〜。」と話した後、
タコ先生の今後のスケジュールを確認。
週に1度、定年された教授の病院に出向しているんだって。
でも、学会が入る事が多いから、毎週はいないらしい。
それから、瀬戸病院に金曜日の午後出向しているんだって。
タコ先生「ここは、こぶさんの家からは遠いから、来る事もないだろうけど・・。」と言いながらも、
『こぶに会いたいのかな?』と思うぐらいに、すっごく丁寧に行き方を教えてくれた。

それから、今日のメインイベントの『子宮ガン検診』をする為こぶは内診台に・・・。
子宮ガン検診は、子宮の外側と内側の細胞を採る。
外側は、なが〜い綿棒でこする。
内側は、トングで採取。
これが、ビミョーな痛さで・・。

こぶ「先生なんか、生理痛みたいな、いやな感じがしたんだけど。」
タコ先生「あっそんな感じ!上手い事言うねぇ。」って知っているのか? σ゚ロ゚)σ
こんな会話をしながら、5分ぐらいで終了した。
2・3日は軽く出血があるそうだ。
それから触診。
触診も異常なし。
エコーは・・・。

タコ先生「ん?あれ?あー。なるほど〜。」
『何?何?』と、気になって、お腹に掛かっていたカーテンを開けた。

こぶ「あの〜。先生一緒に見ていい?(「゚ー゚)ドレドレ..」
タコ先生「ああ。良いよ。入院中も良くカーテン開けて見てたよね。(笑)」
タコ先生の側に居た看護師さんは、カーテンを開けたこぶに、びっくりしていた。(笑)
こぶ「あの時は、よからぬ話を教授とするから〜。」
タコ先生「ははっ。まぁでも、こぶさんは、いつも笑顔だったよね。」
こぶ「あまね。ねぇ、先生、『あれ?』って言っていたけど何のこと?」
コ先生「ああ、ここなんだけど、子宮の穴のあいた部分。ここが、硬くなっているの分かる?」
こぶ「あっ・・。何か色が違う。」
タコ先生「そうなんだよねぇ。あと、左の卵巣が小くて排卵していない感じなんだよねぇ。」
こぶ「腫瘍に圧迫されていたから?」
タコ先生「う〜ん。まあ、そういう事もあるかな。
しかし、子宮の穴が開いた部分が意外に広い・・。(; ̄Ω ̄)」


こぶ「もしかして、出産は帝王切開になる?切腹━(゚▽゚;)━!!?」
タコ先生「そうだね。その方が良いね。それから、早産の可能性もね。」
こぶ「早産・・。」
タコ先生「まあその時にならないと何とも言えないんだけど、
8ヶ月ぐらいで出産ってことも、子宮が硬い以上無いとは言えないね。


こんな話をしながら、色んな角度で子宮をチェック。
検診&内診が終了した後、
タコ先生は、エコーの写真を見ながら、「こぶさん、ここね。左側の卵巣なんだけど、エコーでもなかなか写らないくらい、小さいんだよね。
それから、さっきも言ったけど、子宮のこの辺ね、硬いの分かるよね。」

こぶ「うん。」
タコ先生「こぶさんは、B医大での出産は考えていないんだよね?」
こぶ「はい。主人の実家のある○○○○市で。」
タコ先生「それなんだけど、うち(B医大)でも帝王切開になると思うから、
他の病院も、帝王切開じゃないと受け入れてくれないかもね。
それと、早産の可能性もあるから、早めに入院して安静に、とかなるかもしれないから、その辺の覚悟は決めておいた方が良いよ。」

『リスクBとはこういう意味だったのか・・。(´・ω・`;A)』

こぶ「・・・。まあ予想はしていたんだけど、現実になるとは・・。」
タコ先生「とにかく、妊娠してみないと分からないけどね。覚悟はしといた方がね。」
こぶ「うん。」
タコ先生「でもまぁ、元気になって良かったね。」

こぶ「うん。今までお世話になりました。妊娠したら、会いに行きますね。」
タコ先生「それはねぇ、嬉しいけどだめだな。
妊婦さんは診ていないと言うか、専門外だから。悪いけど診れない。
特にこぶさんはねぇ。
その代わり、もし、TK大にこぶさんが来るようなら、
VIP扱いで教授か助教授を紹介して、最高の医療を提供するよ。d( ̄Ω ̄)」


こぶ「うーん。じゃあハガキ出す。」
タコ先生「楽しみにしているよ〜。」

『もんち先生と前教授と前助教授にも、出すからね。φ(゚ω^* )♪ 」』と、心の中で確認。

タコ先生「そうそう。これからなんだけど、主任先生がこぶさんを診ていくことになるからね。」
こぶ「そうなんだ。アメリカから帰って来たの?」
タコ先生「帰って来たんだよね〜。
で、これからはカルテを見ながら診察する事になるから、色々教えてあげてね。」

こぶ「はい。入院中に書いていた秘密のノートもあるから、何でも聞いて下さい。」
タコ先生「秘密のノート?あぁ何か書いていたね。」
こぶ「先生と話した内容とか細かく書いてあるの。」
タコ先生「怖いなあ(笑)」

『そう。このサイトのモトにもなってるんだよ。今回も書いてるしね。』

こぶ「ははっ。先生も居なくなって寂しいけど、先生、なんか嬉しそうですね。」
タコ先生「それは、嬉しいよ〜。
新しい職場で教えたり、患者さんを診れるんだからさ。
新たに作り上げていくのが良いね。
なんせステップアップしての出世だし〜。(*^0゚)v ィエーイ☆彡」

こぶ「本当に嬉しいんだ。」
タコ先生「まぁ、TK大には何年か居るから。その後は、またステップアップしてね・・。Λ(_Δ_)Λ 逆さイエーイ♪」
こぶ「そうなんだ。」
タコ先生「そうそう。こぶさんは何歳頃まで、うちで診るか決めてる?( ̄Ω ̄)」
こぶ「うん。以前、もんち先生に、『子宮があるうちはここで診てもらった方が良い。』って言われた事があるから、それまでここで診て貰うかもしれないし、その時の状況によるけど、子供を1人生んで大丈夫そうなら、40歳頃、近所の病院にするかも。」
タコ先生「もんち先生とそんな話までしていたんだ。」
こぶ「うん。辞めるときにね。こぶは珍しいからって。」
タコ先生「本当、珍しいよね。最近はアジアに多いんだよ。
だから、日本中でも年に1〜2例とこぶさんが入院していた時代より、今はもっと少ないんだよ。

こぶ「へぇ。」
タコ先生「こぶさん、また会おうね。( ̄Ω ̄)ノ~~ 」
こぶ「うん。生まれたら、会いに行来ます。
今までありがとうございました。あっそうだ!先生、マーズレン欲しいんだけど。」

タコ先生「(笑)良いよ。どのくらくい処方する?最後だし何でも欲しいのを言って良いよ。」と、思いっきり笑われた。

20分ぐらい話をして、本日の診察が終了した。
17時35分に会計を済ませ、薬を貰いにB医大振興会の薬局に行ったら、17時30分で受付が終了していた。
なので、その隣の薬局にお薬をもらいに行った。
最初に問診表を記入した。
既往症を記入する欄があったので、【婦人科疾患】と記入。
10分ぐらい待っていたら、受付に呼ばれた。

こぶの薬を用意してくれた薬剤師さんは、20代前半に見えた。
この若い女性の薬剤師さん、「こぶさん、薬ご用意できました。
こぶさんは、婦人科疾患という事ですが、何か大病をされたんですか?」
こぶ「えぇ、2年以上前に。」
若い薬剤師さん「それでは、今は、経過観察中なんですね。d(-_-)」
こぶ「はい。」
若い薬剤師さん「・・。もしかして、癌ですか?何癌だったんですか?d(^-^) 」と、興味津々。

『えっ答えるの?マーズレン(胃薬)貰いに来ただけなのになぁ。』

こぶ「絨毛癌です・・。」
若い薬剤師さん「あっ!知ってますそれ!
難しい漢字の病気で、悪性の・・・。φ(⌒o⌒ )」
と、言いつつ、メモ帳に《絨》を書き始めた。

この時こぶの隣で会計をしていた、治療中らしい患者さんはすっごく驚いてジロジロこっちを見ていた。
若い薬剤師さん「こぶさん!漢字合ってます?m(*゚▽゚*)mワクワク」
こぶ「・・・はい。」
若い薬剤師さん「でしょ。難しいけど、勉強したから〜。
珍しい病気じゃなかったっけなぁ?♪~♪ d(⌒o⌒)b♪~♪ランラン」
と、何だかとっても嬉しそう。
 
こぶ「お薬・・。」
若い薬剤師さん「あっ!えっと・・。○○円です。お大事に〜。」って、笑顔かよ!

まったく!デリカシーがないなぁ。治療中だったら、泣いているだろうな。
笑顔で、自分が難しい病名を書ける事を褒めてもらおうとするとは・・。
今時の若いもんはっ!!┐(´・c_・` ;)┌ (笑)
だから、ここは何時も暇そうだったんだ〜。

んで、薬を貰った後、しゅうちゃんと合流。
車の中で、タコ先生が4月に異動する事や、薬局でのやり取りを話した。
しゅうちゃん「妻。色々あって疲れたでしょ。」と、言う事になり、今日は外食に決定!
とんかつを食べて帰った。
カウンターで目の前でとんかつを揚げてくれる。
ウマウマでした。
今日は何だか、すご〜く疲れたので、早めに寝ます。
『おやすみなさい。』
それにしても・・・。帝王切開と早産・・。
あっ!考えていたら、胃が痛くなってきた。○| ̄|_ =3 ブッ

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2007年2月17日(土)   『お勉強の時間』

 こぶは都内で開催された、『がん予防セミナー』に行って来ました。
時間は、10時〜17時。
このセミナーは、お医者さんで、癌の研究をしている方の開催した勉強会です。
こぶが今でも飲んでいる、○○○○社の最高技術顧問の○○○○○○○○博士(今までに、40本以上の論文と、33もの特許を取得)の通訳をしていた方でもあり、とっても難しい話を沢山聞いてきました。(;゚∇゚)エ?(笑)

今回は、厚生省が定める3大治療法(手術・放射線・抗がん剤)についてのお話や、抗がん剤が何でできているか?という話、栄養療法や免疫療法や酵素療法やなんかも聞く事ができました。

こぶが飲んでいるサプリメントについても話があったので、5時間みっちり聞いてきたけど、飽きずに聞けました。
『どこから書いて良いのか迷う・・orz』

ので、こぶの感想から、それは、『飲んでいて良かった。』と言う事。

だってね、こぶが飲んでいたと言うか今でも(前より減りましたが)飲んでいるサプリメントが、医学で言う免疫療法と栄養療法に入っていたという事。

(こぶは知らずに飲んでいたんだけどね。)

それが、有効に働く事をお医者さんも知っている事。

などなどの話を現役のお医者さんから聞いて、『すごいな。』と思った。
とまぁ、こぶの感想はこんな感じ。

では本題へ・・・。

まずは、栄養療法から、
栄養療法とは、栄養を大量に摂取して病気に打ち勝つという理論。
なので大量に投与する。
ラルクモス著『癌と抗酸化成分』にも紹介されているけど、
栄養療法は、腸を通過しないと意味がない。
点滴で直接血液に栄養を混ぜても意味がないということ。

栄養療法で代表的なのが、有名な『ゲルソン療法』。
マックス・ゲルソンさんが考えた治療法で、シュバイツアーの結核も栄養療法で治している。
ミュンヘン大学の教授で、自身の偏頭痛や結核を食べのを変えた事で治した人。
ゲルソンの考えは、『癌は体全体の栄養の代謝障害と重金属類の摂取が原因で起きる』ということで、十分な栄養を得る事と体内の重金属を排出することで、癌は治るという理論。
1919年に、ニューヨークでゲルソン療法による癌の治療を開始した。
このゲルソン療法が、大変なの。
まず、塩分とたんぱく質はだめ!
それから、当然食品添加物やタバコとお酒も禁止で、大量の野菜で野菜ジュースを作り、一日に2000ml〜3000ml飲む。
それも無農薬の野菜で、毎回ミキサーで作って酸化しないうちに(作ってから10分以内に)飲む。
体の中の重金属を減らすために、コーヒー浣腸をする。
回数は多ければ多いほど良い。
これを5年から10年間続ける。
一週間にかかるお金は、500ドル。日本円で60万くらい。
話をしてくれたお医者さんが、玄米も食べて良いと言っていたけど、
腸閉塞の人にはお勧めできないし、ゲルソン療法は、摂取できる食べ物が限られるから、かなり体重が減るみたい。

こぶが治療中にゲルソン療法を教えられても無理!

ただでさえ体重が激減したくらいだからできないなぁ。

それに塩分ゼロの食事やジュースは『まぢゅい』と思うの。

それから免疫療法。
自分の白血球から、サイトカイン(リンパ球を刺激する活性物質)をインターロイキン2で※BRMを強化させ、体に戻す。
※BRM(バイオロジカルレスポンスモディファアイヤー)免疫細胞を活性化させる物質。
免疫細胞は人間の体の中に20兆個(人間の細胞の1/3)もある。
『なのにがん細胞を殺せないのか?』は、話が長くなるので省略します。
すみません。

免疫細胞には、体内免疫と体外免疫がある。
ここがしっかり機能していないと、免疫療法は完結しない。
毎週〜毎月6回〜12回行う。

この療法話が脱線するけど、まりもさんが去年していた。
娘さんが勧めたそうだ。
千葉県の免疫療法でかなり有名な誰でも知っている病院でね。
『今度この治療を受ける事にした』って電話が来た。

この治療、抗がん剤と違って、重い副作用は出ない。
けどね、費用が高いんだって。
1回20万〜25万円だって。
こんなにするのに効果は、50:50と説明されたから、まりもさんはすっごく迷っていた。
これを6回〜12回だもんねぇ。
費用は、20万で計算しても、120万〜240万円だ。
こぶには無理です・・。OTZ

次、酵素療法。
水2L飲む。体をアルカリ性にする。
癌の環境は酸性だから、体をアルカリ性に変えて癌を撃退する。

次にゲルマニウム療法。
がん細胞は、嫌気性だから、酸素分子を大量に抱えるゲルマニウムを摂取する。

温熱療法は、血流を良くして体内の化学物質癌を排出する事で癌細胞を撃退させる。
癌細胞は熱に弱く体温を42度に上げると死ぬ為、体内温度を39度〜42度にする。
治療後38度以上の熱を出す事もある。

朝4時に起きて太陽の光を浴びたり、毎日お風呂に浸かるのも血流が良くなり、汗と共に有害物質が出て行くので効果的。

癌になるまでの4つの過程についても聞いてきた。
公式理論については、話がとっても長いので省略します。
癌細胞ができるまでの4つの工程。
@突然変異したDNAがすべてのDNAを支配してしまい、癌細胞を形成する。
Aその細胞が他のDNAを管理し始める
Bがん細胞に直結する血管を作る
C細胞分裂をしてがん細胞を増やしていく。
たった33回の分裂で2cmのがん細胞が出来るンだって。
((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル

癌細胞は食欲がすごい。
癌細胞はブドウ糖を発酵させることで栄養を得て分裂していくんだって。
燃焼と違って燃費が悪いから、普通の細胞より栄養を食べてしまうんだって。
聞いていてすごく怖くなった。

今回勉強会に参加して分かった事。
それは、癌にならないこように予防するには、栄養をきっちり取ると言う事。

栄養を補給して免疫細胞を正常の状態にして、尚且いつでも異常細胞を攻撃できる態勢にしておくことで癌にならない体を作る。
それから治療をしてる人は、癌細胞に栄養を持って行かれ、体にほとんど残らないため、栄養を常に補給する必要がある事。

BRMを強化して、癌細胞の増殖を阻止するようにする。
体が栄養で満たせれ、免疫力が強化させると、骨髄抑制で白血球が下がったりしなくなる。
副作用が軽減される。
肝機能も低下しなくなるから、薬の効き目がアップする。
そのためには、大量に抗酸化物質を取る必要がある。
(ゲルソン療法や漢方薬やサプリなど。)
合成ビタミンじゃない物を取る。

こぶは、しゅうちゃんママに勧められて飲んでいた。
こぶが入院中、白血球が下がったり口内炎に悩まされなかったのは、
体の中の栄養が足りていたからなのねぇ。
知らずに、併用療法と栄養療法と免疫療法をしていたなんて・・・。
自分でもびっくり!
飲んでて良かった。

っていうか教えてくれたしゅうちゃんママに感謝!です。

ここに書いてあるゲルソン療法とサプリメントと温熱療法と免疫療法をすべてやると費用は?
と思って、色々調べてみたらやっている病院がありました。

1ヶ月につき150万円也。

1ヶ月分の入院費とその他点滴やリハビリや食事も込みだったけどね。
こぶには無理なお値段也。

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2007年4月22日(日)   『PET検査のお勉強』

顔
PET-CT
顔
クリックで
開きます
光っている所が
腫瘍です。

 午後、図書館に一人でおでかけしたら、
スーツ姿のお兄さんに『ガンの診断と治療の現在』なんてチラシをもらった。

 市民公開講座で、財団法人脳神経疾患研究所付属南東北病院の先生2人による講演。
院長の寺西寧先生が「PETによる究極のがん健診・究極のガン治療陽子線(粒子線)治療」について話し、次に、同病院の脳神経外科ガンマナイフ部長の菊池寧先生が「切らずに治療するガンマナイフ」について話す。
豪華2本立て。
料金は無料で、場所は図書館と隣接しているホール。
元がん患者のこぶとしては、『これはぜひ聞かねば!』と、気合を入れて(笑)聴くことにした。

ホールの中にはこぶを含めて30人ぐらい。年齢はこぶよりうんと年上の人ばかりだった。

で、院長の寺西寧先生の講演。
『PETによる究極のガン検診』と『究極のガン医療陽子線(粒子線)治療』
PET(ペット)検査は『ポジトロン・エミッション・トモグラフィー』の略で
『ポジトロン撮影法』の事。
1回の検査で数ミリ〜10ミリ以上の全身の悪性腫瘍を正確に発見できる。

その為、想定外のがんや転移を発見することもあるそうだ。
また、薬がきちんと効いているかどうかや治療範囲を決める事もできる。

PETってなに?
これは、X線CTのような装置で、輪切りの断層と縦切りの断層としてとらえ、
病気の原因や病状を的確に診断する新しい検査法です。
癌細胞は正常細胞の3〜8倍のブドウ糖を取り込むという性質を利用します。
↑パンフレットに書いてあった。

始めに、造影剤として陽電子(ポジトロン)を放出する『18F−FDG』(フルオロデオキシグルコース=フッ素の放射性同元素)っていうブドウ糖とそっくりの組成をした薬剤を静脈から注射する。

すると、がん細胞は『18F−FDG』をブドウ糖と勘違いして大量に取り込むことになる。
『18F−FDG』の陽電子が他の電子と接合するときに、γ(ガンマ)線を発生させるので、それをカメラでとらえることで、癌がだいたいどこにあるのかが分かるということらしい。

さらに、CTと組み合わせてPET-CTにすることで、ガンのある部位を正確に映しだす事ができるんだって。

なんだかよく分からない話しだけど、簡単に言うと

ブドウ糖に飢えているがん細胞を疑似餌(18F−FDG)を食べさせて光らせる。ってことでどうでしょう。

この検査の鍵は、ブドウ糖。
だから、検査当日は、糖の代謝を正しく診断する為、甘いお菓子やお茶は禁止。
それから朝食も禁食。

薬を注射してからは、筋肉を使うとくすりが筋肉に集まって正確に検査ができなくなるから、
薬が体に行きわたるまで、60分間安静にして待機していないといけない。

PET検査自体は1回20分〜30分で終了するけど、この検査は、正確を期すためにもう1回スキャンをすることになっている。

癌細胞は、薬を入れてから一定時間が経った時にMAXに光るからだって。
肺がん・転移癌は2時間後。
すい臓がんは2.5時間後。
乳がんは3時間後に、ガンマ線がピークになるんだって。
と、言う事は、1日がかりなのねぇ。ふう。

終わった後もガンマ線の量が減少(半減期は110分)してくるまで、1〜2時間休憩しなくちゃいけない。

PET検査は、悪性の脳腫瘍・頭頚部がん・肺がん・すい臓がん・大腸がん・乳がん・子宮・卵巣がん・悪性リンパ腫や原発不明のガンの診断目的として一定の条件を満たす場合と、「15O標識ガス」と「18F-FDG」を用いた検査の場合は保険適用になるそうです。

といっても、PET検査も万能ではなく、胃がん特にスキルス胃がん・腎臓ガン・肝臓ガン・前立腺がん。
これらは、苦手なんだって。
理由は長くなるから省略します。(笑)

次『究極のガン治療陽子線(粒子線)治療』について。
この治療方法は、細胞のDNAを1つでも破壊すれば癌細胞が死ぬことを応用したもので、陽子重イオン線をつかって癌細胞のDNAを破壊する。というやりかたです。

これも簡単に言うと、『陽子重イオンミサイル』でがん細胞をピンポイント爆撃するっていうことです。

陽子線=水素原子から電子をとった陽子の束の事。
これを重イオン線にしてたくさんの陽子線を集めて、加速器を使って透過力の大きい電離放射線とする。
その速さは、秒速地球6周分になり、光の速さのだいたい70%くらいなんだって。
これだけすごいスピードでぶつかってきたら、がん細胞だってイチコロだ。

こんなすごいエネルギーだったら、普通の放射線治療よりもひどいことになるんじゃないかって考えちゃうんだけど、これがすごいことになる。

いい意味で。

一般的な放射線治療では光子線っていうのを使う。
X線やガンマ線の事ね。
これは光が当たっている皮膚の表面が一番強くなってしまって、肝心の癌細胞には弱い光しか当たらない。
癌細胞に強く照射するといっても、健康な細胞を通して癌細胞に光をあてることになるから、健康な臓器や皮膚の表面が被爆してしまうから危なくて出来ない。

でも、陽子線治療は、がん細胞だけに放射線を当てることが出来るので、『仕事をしながら』とか『ゴルフをしながら』ということが出来るくらいダメージが少ないんだって。
治療時間もだいだい10分〜20分なんだって。


ちなみに、この治療法は高度先進医療の分野なので、健康保険の対象外です。
1クールだいたい10〜30回照射で300万円也。
10回でも30回でも料金は同じ。まぁパック料金ってやつです。

で、こぶの近所だと、国立がんセンター東病院と筑波大にこの装置がある。
それから、静岡県立がんセンターや兵庫県立粒子医療センターで治療ができる。

とは言っても、ガンによっては向き不向きがあるそうなので、陽子線治療が適切であるとドクターが判断した場合だけ使えるみたい。

この治療が有効なガンは、肝臓がん・食道がん・肺がん・前立腺がん・頭頚部がん・目の腫瘍など。
子宮がんや乳がんは有効じゃないらしい・・。

けど、有効ながんの患者さんには良いかも。
300万円かかるけど、300万ドルじゃないからまだいいだろう。
それに、抗がん剤のような副作用はないから社会復帰に支障がでないし、体力の消耗もなく、痛くもないって事。

『う〜ん。すばらしい!!これはぜひ子宮ガンや婦人科疾患にも有効になってほしいものだ。うんうん。』
とここまで一気にはなして院長の話は終了した。

ちなみに、南東北病院もこの陽子線治療装置を、平成20年に2つ導入予定だそうです。

話の後、質問タイムがあった。そこで出た質問は、

『原発がんと転移がんの見分け方』
転移がんは、原発の癌細胞と同じ顔をしていること。
たとえば、子宮に癌があった人が、肝臓でも癌が見つかりました。
この肝臓の癌は原発癌でしょうか、転移癌でしょうか?という問題。

この場合、肝臓のがんを病理検査に出して見ると分かる。
この細胞が、肝臓がんの顔をしていれば原発癌だけど、子宮ガンと同じ顔をしていれば転移がんということになる。
原発癌だったら肝臓癌の薬を使うけど、転移癌だったら子宮癌の薬を使うことになる。

この話しは、入院中にカンナさんやジョンイル先生から聞いたことがあった。

次ぎの質問もタコ先生に聞いた事がある話しだった。

『癌が転移するときは、下にある癌は上に、上にある癌は下に転移する』って話しだった。


脳神経外科ガンマナイフ部長の菊池泰裕先生の話は長くなるのでまた別に書きます。

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2007年4月22日(日)   『続 PET検査のお勉強』

つづいて、脳神経外科ガンマナイフ部長・菊池泰裕先生の『切らずに治療するガンマナイフ』について。のおはなし。

ガンマナイフのガンマはガンマ線の事で、ナイフはもともとドイツ語のメッサー(Messer)が語源で→メス→ナイフになったとかならないとか。

ガンマナイフは切開せずに治すから、苦痛を伴わないんだって。
しかも入院日数も短くて、2泊3日の入院で日常生活に復帰できるらしい。
さらに、手術不可能な場所にできた腫瘍も治療できるから、
なんともありがたい装置なのだ。
が、装置のお値段が1億円もするので、全国でもこの装置がある病院は51ヶ所だけなんだって。

ガンマナイフで治療できるのは、良性腫瘍の髄膜腫・下垂体線種・頭蓋咽頭腫や血管障害の脳動静脈奇胎や悪性腫瘍の転移性腫瘍や機能的疾患のパーキンソン病や三叉神経痛などだそうです。

という事は、子宮ガンなど内臓疾患には有効じゃないって事。
脳に転移した場合のみ有効な治療なのね。

治療自体はこんな感じにするらしい。↓

@頭にフレームを装着して、照射する焦点がずれないようにした後、MRIやCTスキャンなどの検査をして病巣部位を決定する。
Aガンマ線をあてる範囲や量と時間をコンピューターで正確に計算してから、照射する。

1回の照射で約100箇所を照射できるから、一度に多箇所の治療ができる。
痛みもないし、一般の放射線のような全脳照射と違って健康な脳は照射しないから、ボケる心配もしなくてOK!
一般の放射線の全脳照射は、痴呆になるから1回しかできないんだって。

『怖いねぇ。(゚□゚;)~』

こんな話を30分ぐらい聞きました。
最後に院長先生が壇上で、締めの挨拶をして講演は終了した。

で、このまま帰ろうかとも思ったんだけど、院長先生に個人的に聞きたい事があったので急いで声を掛けた。

こぶ「あの〜、個人的に院長先生に聞きたい事があるんですけど〜。ヾ(・ω・。) 」
院長先生はニッコニコしながらこぶに近づいてきてくれた。
院長「なになに?どうしたの?(*^-^)ゞ」

こぶ「PET検査は、子宮ガンと卵巣ガンに保険適用とおっしゃってましたけど、絨毛ガンにも適用になりますか?(^・ω・^).....ンニュニュ?」
院長「婦人科疾患のガンは全部適用になったから、保険適用になるでしょう。」

こぶ「あっ、そうですか。私、絨毛ガンで3年前に治療してたんですけど、・・・今はマーカーは測定不能で完全に治ったんですけど、主治医の先生達には『1〜2個はがん細胞があるはず』だって言われたんです。献血にも行こうと思ったら、『輸血された人ががんになるからダメ』って言われたんです。(^-ω-^)」
院長「そうなの?ひどいこというねぇ。マーカーが測定不能だったらないでしょう。」

こぶ「そうですよねぇ。なのにそう言われて悔しいからPET検査してみようかと思って〜。それで光らなかったら1個もないってことですよね。ヽ(・ω・ )゙」
院長「そうだね、悔しいよねぇ。(o^∇^o)ノ
まっ、光ったら困るんだけどね。まず光らないでしょうから、受けてもねぇ〜、意味はないと思うけど、安心は出来るだろうね。」
こぶ「なるほど〜。安心ね〜。3X歳でまだ若いし受けてみようかなぁ。」
院長「まぁ、大丈夫だよ。治ってるよ。大変だったねぇ。何かあったらうちの病院においで〜。(*^-^)ノ~~」
と言われた。
そんな訳で、『PETがんドック 特別優待券』を貰って帰ってきた。
なんと2割引!!
平成20年の4月まで有効です。
ご応募はお早めに。メールで。

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2007年5月21日(月)   『子宮の穴』

15時30分に外来予約が入っているので、14時50分頃お家を出発。
今回もしゅうちゃんが送ってくれた。

15時35分頃、病院に到着し、受付で保険証・予約表の確認。
2階の産婦人科外来に行った。
いつも通り、到着してすぐ処置室で採血。

採血をしてくれたのは、婦人科病棟に入院していた頃お世話になっていた花子さん。(o・ェ・o)
2年ぶりに会えたのが嬉しくて握手しちゃった。

本当は花子さんじゃく、新人の看護師さんがこぶの採血をするはずだった。
だけど、この看護師さん、こぶの腕を見て「こぶさんの腕は血管が細い・・・。」と言って、駆血帯(ゴムバンド)を左腕にしたまま固まった・・・。

そこをたまたま通りかかった花子さんが、その看護師さんと交代してこぶの採血を1回でしてくれた。

『花子さん、ありがとう。』

花子さんは採血をしながら色々話してくれた。
子さんは今、産婦人科病棟に勤務しているんだって。
それから、こぶが入院中お世話になっていた看護師さんが3人退職したんだって。
中でもこぶの担当看護師さんと、『なんでやね〜ん。』と話していたとってもかわいい看護師さんが辞めたのは悲しいな・・・。
花子さんもこの2人が辞めたのは悲しいと話していた。~(o>ェ<)

『そうだよねぇ。辞める前に会いたかったなぁ。』

採血の後、40分ぐらい待っていたら、主任先生に呼ばれた。
診察室に入ったら、
主任先生「こぶさん、久しぶりだねぇ。元気そうじゃない。_φ(゚▽゚*)♪」
こぶ「うん。元気。先生お久しぶりです。入院中はお世話になりました。
(中略)
先生の笑顔は魔法の笑顔だったんだよ。」

主任先生「魔法の笑顔?(笑)」
こぶ「うん。その笑顔に騙されちゃうんだよねぇ。
具合い悪い時で、もうだめって思っている時でも、先生に、『元気そうじゃん』とか『大丈夫』って言われると、まだまだ力が残っていて、がんばれるよって言われているみたいで、『よっしゃーっL( ̄^ ̄)/
』て思えてがんばれたんだー。」

主任先生「そうかー。それは良かった。 (*゚ー゚)>テヘヘッ」と、顔を真っ赤にして照れていた。

『その笑顔なごむねぇ。』

主任先生「ところで生理は今月はきた?何日周期で?」とか何時も聞かれる内容の後、タコ先生が書いたカルテを見て、

主任先生「こぶさんは・・・。出産する時は、ご主人の実家に里帰りしたいの?」
こぶ「うん。でも、タコ先生に1月に、『こぶさんは珍しいからB医大で出産した方が良いっφ( ̄Ω ̄?)』って言われた・・。」
主任先生「そうだね。僕もこぶさんはB医大で出産した方が良いと思うけど、もしご主人の実家方面で産むなら、○○医大だね。」
こぶ「えっ?大学病院?主人の実家から車で1時間は遠いなぁ。」
主任先生「そうだね。ちょっと遠いから、こっちで出産しない?」
こぶ「こっちで産むならタコ先生が異動したTK大に行きたいなぁ。」
主任先生「TK大ねぇ、こぶさん家からそう遠くないね。」
こぶ「うん。タコ先生が、『VIP扱いで最高の医療を提供してあげる( ̄Ω ̄?)b』って言っていたから、ここで出産したい。」

けど、
主任先生「B医大で産もうよ。」と食い下がる。

『どうしようかなぁ。しゅうちゃんと相談しなきゃ。』

なんて話を妊娠もしていないのに真剣に話した。

それから、子宮に穴があいたことについて話をしてくれた。
主任先生「子宮が破れたのは、腫瘍の増殖スピードが速くて破れたのでは?」との事。

『なるほどねぇ。』
それから、1月にタコ先生のエコー検査で分った、『左の卵巣がエコーに映らない。』について不安に思っていたので、主任先生にエコー検査をお願いした。
今回のエコーでも、左の卵巣は、どこにあるのか写らなかった。

『お腹の上から触ると左の卵巣を確認する事ができるのに、なんで映らないんだ?』

主任先生「左の卵巣に腫瘍がぴったりくっついていたから、抗癌剤の影響を受けたのかもね。」との事。
それから、右の卵巣は卵子が5個くらいあってまずまず順調。
子宮の厚さは問題なし。
タコ先生が以前言っていた、『子宮の腫瘍のあった部分が硬い。』というのはエコーでは、
それほど広い範囲ではないみたいだった。。
でも、この硬い部分が、妊娠すると一番延びる所なんだよねぇ。

『困ったもんだ。』
こぶもエコーの画像を主任先生と見ながら、
エコーと触診を5分〜7分間じっくりと検査してもらった。

検査後、主任先生「こぶさん、子宮に問題はなさそうだよ。」
こぶ「じゃあ、妊娠したら8ヶ月じゃなく、10ヶ月で産める?」
主任先生「それは分んないね。こぶさんのように、
子宮に穴が開いた患者さんで出産したケースの患者さんが今までいなくて、
データがないから。こぶさんが何ヶ月で出産できるかは妊娠しないと分らないねぇ。」

こぶ「そうなの?」
主任先生「うん。今まで存続絨毛症で出産した人はいるけど、絨毛癌で子宮に穴が空いた患者さんのデーターはないね。」
こぶ「やっぱり、自然分娩は無理?」
主任先生「腫瘍とはいえ、一度産道を通っているから、普通分娩で初産でもこぶさんはそんなに痛くないと思うけど・・・。妊娠してみないとリスクとか何とも言えないけど、
こぶさんは、帝王切開で産むほうが良いよ。これ、決定ね。」
だそうです。

それから、主任先生「診察のたびにタコ先生達に子作りって言われているね。」
こぶ「うん。
主任先生「大丈夫?プレッシャーになっていない?」
こぶ「うん大丈夫。」
主任先生「そう?なら良いけど。」と、ニッコリ。

最後に、1月にした子宮ガン検診の結果について話があった。
主任先生「子宮体癌と頚癌両方とも問題なし!良かったね。」との事

『当然よねぇ〜♪』
で、次回の外来なんだけど、9月は混むから、
今度の外来は5ヵ月後の10月1日になった。
時間は15時から15時30分。
最後の患者さんだって。
話が長いからかなぁ?なんてね。

診察室を出た後、左手薬指の指輪がない事が判明。
診察室に再び入る・・。
主任先生「どうしたの?」と、言いながら一緒に探してくれた。
主任先生が診察台の側に落ちている指輪を発見してくれました・・・。
手がすべすべしていて落ちたのかなぁ?
こんなこと初めて。
『お騒がせしました。m(。≧Д≦。)mスマーン!!』

会計を16時50分頃済ませて、しゅうちゃんとお家に帰った。
車の中で、診察内容を話しながら帰った。
『しゅうちゃん、お疲れ様でした〜。』

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2007年10月1日(月)   『しつもんタ〜イム!!』

今回もしゅうちゃんが送ってくれた。(ж^□^ж)ノ アリガトウ〜♪

15時25分頃、病院に到着し、受付で保険証・予約表の確認。
2階の産婦人科外来に行った。
産婦人科外来には、4、5人の患者さんがソファに座っていた。

着いてすぐ採血に呼ばれると思っていたのに、全然呼ばれず、
採血してもらうのに、35分も待った。
採血をしてくれたのは、初めて見る看護師さんだった。
この看護師さんも、こぶの血管が細い腕を見て絶句していた。
そこで、
こぶ「いつもこの辺でしてもらうよ。」とアドバイスをしたら、1回で入れてくれた。
採血終了後、今日、花子さんは出勤しているか聞いた。
看護師さん「今日は朝はいたけど、もう帰ったよ。どうして?」
こぶ「この前、私の友達の事で主任先生に相談とか連絡を取りたかった時に、花子さんに仲介してもらったりして色々とお世話になったから、お礼が言いたかったの。」
看護師さん「ふ〜ん・・。じゃぁ、私からこぶさんの気持ちを花子さんに伝えておくよ。」
こぶ「うん。お願いします。」と、伝えてもらいたい事を話した。


待合室で病院に置いてある『ロハス・メディカル10月号』を読んで
主任先生に呼ばれるのを待っていたら、
「こぶさん??σ(・・?)..」と、なにやら、こぶの頭の上で声がした。
こぶ「 ( ゚д゚)ハッ!  ハニーさん!お久しぶりです〜。(ж^□^ж)」
声の主は、2年前、もんち先生最後の外来診察以来会っていなかった
看護師のハニーさんだった。

久し振りに会ったハニーさんは『看護副部長〈( ̄^ ̄)〉エッヘン』になっていた。


σ(゚.゚* )回想中・・・・・
2年前、ハニーさんは、菊さんと2人で外来を担当していた。
入院中にも1度、外来棟をしゅうちゃんとのデート中に会った事があったなぁ。
その時も、こぶの事をすごく心配してくれていたんだよなぁ・・。
『1日に何十人もの患者さんに会うのによく覚えているなぁ。』と、思ったんだよねぇ。

(*゚ー゚)現実・・・
ハニーさん「なんかこの人、こぶさんに似ているなぁって思って声掛けてみたんだけど、やっぱりこぶさんだったんだ〜♪メッチャ久しぶりo( ・∀・*)ノ」
こぶ「 ハニーさんに会うの2年振りですよね。今はどこの科なの?」と話しながら握手をした。
ハニーさん「今、外来はやっていなくて、12階にいる〜。」
こぶ「12階かぁ、懐かしいなぁ。入院中、富士山見に何度も行ったよ〜。」
ハニーさん「そうそう!デイルームから、富士山見えるんだよね。あと、夏は花火!
そっか、こぶさん来たことあるのかぁ。」

こぶ「うん。」なんて話した後、ざっと、こぶの近況を話した。
ハニーさん「そうか〜、退院して、3年経ったか・・。こぶさん本当!良くがんばったね。
赤ちゃんできたら教えてね。」

こぶ「うん。12階に会いに行くね。」
ハニーさん「(⌒∇⌒ )ノ""マタネー!! 」とすでに歩き出している。
ハニーさん「 子作りがんばってね〜。(ж^□^ж)ノ」

『そんな離れたところから・・・。(///ω///)テレマスガナ?』

そこを、こぶと仲良しの菊さんが通り掛かった。
菊さんは、大勢の看護学生を引き連れて歩いていたから、軽く会釈だけした。
菊さんももう、外来はやっていないみたい。
『今日は懐かしい人に会ったな?』

その後、すぐ、主任先生に呼ばれた。
今回は30分ぐらい話しちゃった。
主任先生「こぶさん、こんにちは〜。(*^□^*) 」
こぶ「主任先生こんにちは♪ここ最近、先生には個人的に色々とお世話になりました。(ж^□^ж)ノ」
主任先生「別に良いよ♪それより、こぶさん今月も生理は来た?(*^□^*) 」
こぶ「うん、順調・順調。それから先生、退院して9月で丸3年経ったんだよ。
それで・・、(///ω///)そろそろコヅクリヲ・・。」


主任先生「おお!それは良い事だねぇ。(*^□^*) 」
こぶ「生む前に色々聞きたいことが・・。
主任先生「子宮の穴の事でしょ?あれはねぇ・・。実際に妊娠しないと分かんないんだけど・・。
8ヶ月での出産はないね。8ヶ月の赤ちゃんてね。
自発呼吸ができないくらい、すご〜く小さいんだよね。
10ヶ月は無理でも、せめて9ヶ月はもたせて、陣痛が来る前に出産するって事で行きたいね。」

こぶ「そうだね。その為だったら、1ヶ月でも2ヶ月でも入院します。帝王切開も怖くないよ。」
主任先生「そう?大丈夫?(笑)」
こぶ「うん。いつだったか忘れたけどね、TVで妊娠8ヶ月の妊婦さんが救急車で病院に運ばれて、急遽帝王切開で赤ちゃんを出産したのを見たの。
この赤ちゃんね、私、初めて見たからびっくりした・・。
身長はそんなに小さいとは思わなかったんだけど、
赤ちゃん特有のぷにぷにした手や足じゃなかった。
なんか脂肪がないの。『骨?』みたいな。
先生、8ヶ月だと、こんなに骨っぽいの?」

主任先生「うん。結構骨っぽいんだよね。だから、こぶさんも9ヶ月ぐらいでとか、10ヶ月に入ってから生めると良いんだけど、子宮が裂ける可能性があるから・・。
そしたら、赤ちゃんもこぶさんも助かるかとか色々と大変だから・・。
やっぱり8ヶ月ぐらいで生むことになるかな。8ヶ月の赤ちゃんて本当に小さいんだけど、その・・、死んだりはしないから。
自発呼吸が困難だとしてもなんとかなるから安心して。」

こぶ「・・・。妊娠したら心配だから2週間おきに診察とかしてくれる?」
主任先生「それはね、希望するなら。でも経過観察は最初のうちは普通の妊婦さんと同じで良いんじゃないかな。」
こぶ「そう?」
主任先生「うん。でも、まあその辺は心配しないで。」

こぶ「分かりました。そうそう、話は変わるけど色々聞きたいことが・・。」
主任先生「何々?」
こぶ「あのねぇ、先生大阪で絨毛症に詳しい先生がいる病院知ってる?」

主任先生「大阪ねぇ・・・。昔と違って絨毛性疾患の患者さんが減ってきているから、
『私は絨毛性疾患に詳しいです』って看板掲げているお医者さんは滅多にいないからねぇ。( ̄_ ̄ )。o0○」

こぶ「そうですよね。でも腫瘍認定医なら、診れますよね?」
主任先生「う〜ん・・・。あっ!1人知っている。○○センターに勤務している、○○先生なら詳しいと思うよ。」との事。
それから、hCG値が低くても、MRIでなにか腫瘍とかが映ることがあるのか?
主任先生「映らない!腫瘍があったら必ずhCG値が上がるからね。」との事。
最後に、hCG値が上がると、基礎体温に変化がでるのか?
主任先生「万単位になれば、高温期がずーと続くけど、ちょっとした変化じゃ変わらない。」そうです。
なるほどね〜。

最後に、8月に元助教授にお会いした時の話をした。
主任先生は「助教授の言う通り、妊娠した時のリスクは健康な妊婦さんと同じなんだよ。」と、言われた。
(≧∀≦)ゞ了解シマスタ!!
ここまで、かれこれ、30分も話している・・。
ここで、診察は一応終了した。
次回の外来日は来年2008年の2月4日。
時間は、一番最後の時間である、15時30分〜16時00分になった。

こぶ「毎回最後だね。すみません。ヾ(;´▽`A 汗汗 」
主任先生「ん〜?別にいいよ。この方が話しやすいでしょ (*^□^*) 」
こぶ「うん。」

主任先生「それじゃぁ今日はこの辺で・・。
あっそうそう!子作りがんばってね〜。
妊娠したら予約とか気にしないで、電話してから来てね。ο -ω・ο)b」

こぶ「分かりました。先生!色々とありがとうございました。 (///ω///)ノ マタネ〜♪」
主任先生に挨拶をして、診察室を出た。
それから、外来の看護師さんに挨拶をして、1Fの受付へ向かった。

受付で・・・
「こぶさん、今日はお薬は処方されていないんですね。」
こぶ「あっ忘れた!( ゚д゚)ハッ!今から戻っても処方してもらえますかね?」
受付「先生がいらっしゃったら、貰えますよ。」と言われ急いで2Fに戻った。
ちょうど先生が病棟に帰る時で、なんとか間に合った。
主任先生「こぶさん、どうしたの?」
こぶ「お薬もらうの忘れていたの〜、今からでも良い?(≧人≦●)ぉ願ぃしましゅ☆ 」
主任先生「ああ、良いよ。(*^□^*) 」
と、いう事で再び診察に入り処方箋を出してもらった。
こぶ「先生、ありがとう〜。私いっつも、診察室出た後戻って来ていますよね。
この前は、指輪落としたしさ〜。本当、ご迷惑お掛けしました。m(_ _)m ゴメンナサイ」
と、
平謝りするこぶに、
主任先生は、満面の笑みで、「別に良いよ。d(・∀<) 」と、言ってくれた。
『その笑顔和むねぇ。(ж^□^ж)ノ』
薬を処方してもらった後、再び会計に戻り、お会計を済ませた後、
B大振興会の薬局でお薬を受け取って、しゅうちゃんとお家に帰った。
しゅうちゃんに先生と話した内容をみっちり30分間、
嬉しそうに話すこぶをしゅうちゃんは、何故か嬉しそうに聞いてくれた?
『優しいしゅうちゃんに感謝。来年も送ってね〜。((^┰^))ゞ テヘヘ 』

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