2006年1月30日から9月11日までの闘病日記

2006年1月30日(月)   『質問の時間』

顔

外来の日、予約は15時30分なので、14時50分頃お家を出発。
今回もしゅうちゃんが送ってくれた。

15時35分頃、病院に到着し、受付で保険証・予約表の確認。
2階の産婦人科外来に行った。
いつも通り、到着してすぐ処置室で採血。
採血をしてくれたのは、こぶと仲良しのベテラン看護師の菊さん。
菊さん「こぶさん、今年もよろしくね〜。」
こぶ「こちらこそ、よろしくお願いします。」と、かなり遅い新年のご挨拶をした。

採血後、待合室でタコ先生に呼ばれるのを待っていたら、トトロさんに会った。
トトロさんに会うのは、退院して以来だ。
トトロさん「こぶさん、元気そうだね!ε= (´∞` ) ハァー」
こぶ「うん。トトロさんは?」
トトロさん「元気なんだけど、なんか体がだるくて・・・。
ε= (´∞` ) ハァー

退院して1年経つのに、こんなにだるくて良いのかな?」
こぶ「良いんじゃない。私も退院して1年くらいは、ほとんど寝たきり状態だったよ。
なんせ、体重が10kg以上落ちたからねぇ。
なかなか元の生活には戻れないよ。
トトロさんも入院中かなり体重落ちてたよね。
(┐・・┌)ゲッソリ…」

トトロさん「体重、15kg以上は落ちたよー。
やっぱ3剤はキツイね。」

こぶ「うん。もうやりたくないね。(^-^*)
普通にダイエットした人とは違ってだるいよね。」

トトロさん「そうだよね。だるくて当たり前だよね。」
こぶ「うん。ずっと寝たきりの生活を半年以上続けたんだから、当然でしょ。d(@^∇゚)/ファイトッ♪」
トトロさん「そうか〜良いのかぁ。
こぶさんにはいつも励まさせるね。」
と言って、こぶの手をぎゅっと握ってくれた。

それから、こぶが入院中に読んでいた、スヌーピーの本の題名を聞かれた。
トトロさんは、こぶが看護師さん達と、この本について話していたのを覚えていたんだって。
そこで、「スヌーピーのいつだって誰かがいてくれる」っていう本だよって教えてあげたら、
トトロさんは「絶対読むからね。」と、言ってくれた。

こんな話をしていたら、タコ先生に呼ばれた。
トトロさんに挨拶をしてから、診察室に入った。
タコ先生「こぶさんお待たせ〜。今年もよろしく〜。」
こぶ「先生、今年もよろしくお願いします!
ペコリ(o_ _)o))」

タコ先生「早速で悪いんだけど、子作り・・。」
こぶ「分かっています。でも、働きだしちゃったし〜。
((^┰^))ゞ テヘヘ」

タコ先生「それなんだけど、体力を戻すために働くのは良い事だと思うよ。でも、こぶさんは3X歳なんだよ。
(ーΩー )ウゥーン」

こぶ「それはそうだけど、まだいいかなっと。」
タコ先生「呑気だね。(笑)でも、タイムリミットがあるんだって事を頭に入れておいてね。」
こぶ「うん。」
タコ先生「それから、基礎体温は毎日つけているよね。」
こぶ「うん。あっ今日持ってくるの忘れた。(゚∇゚ ;)」
タコ先生「ちゃんと2層になっているなら、良いよ。基礎体温をつけていると、早期に妊娠したら分かるから、
妊娠したら、すぐ、予約とか時間とか関係なく病院に来てね。診てあげるから。」

こぶ「了解です。(^0^ゞ らじゃ」
タコ先生「妊娠したら、私が経過を診ていくから安心して良いよ。」
こぶ「うん。先生、お世話になります。」
妊娠していないのに真剣に話をした。(笑)

それから、生理の周期や体重なんかを聞かれた後、
こぶが相談を受けていた事について質問をした。

その@胞状奇胎の掻爬術が1回で終了する事ってあるのか?
タコ先生「ありでしょ。hCG値が低くて1回でほぼ採り終えたら問題ない。
けど、うち(B医大)では、慎重をきすため、2回〜3回する。」
との事。

そのADK大について
タコ先生「DK大?知ってる知ってる。あそこの婦人科にはC大から3人出向しているんだよね。
男の先生1人と女の先生2人で、若い先生だったなぁ。何で?誰か入院しているの?」

こぶ「うん。ちょっとね。先生、C大ってすごいね。(;^_^A」
タコ先生「まあね。絨毛性疾患ではね。この病気は最近じゃ滅多にいないから、C大では先生達を派遣するんだよね。」
こぶ「へぇ。そうなんだ。」
タコ先生「うちも、(B医大)も胞状奇胎では、なかなかなもんだから、こぶさん、安心して良いよ。」

そのB存続絨毛症について
タコ先生「胞状奇胎や侵入奇胎のどっちなのか判断つかない場合に存続絨毛症って診断になるんだけど、よくある事だよ。
存続絨毛症の人がこぶさんの周りにいるの?珍しいね。」
こぶ「うん。最近知り会った人がね・・。」なんて話す。
(;^_^A アセアセ・・・

今回も15分ぐらい話をした。それから次回の外来日を決めた。
次回は、4月17日になった。
タコ先生に「それでは、4月にまた来ます。(。・ω・)ノ゙ 」と挨拶をしてから診察室を出て、菊さんに挨拶をして、1Fの会計で元気君の外来専門窓口で会計を済ませた。
元気君に「お大事に〜。」と、見送られる。
『元気君またね!ヾ(*'-'*)マタネー♪』
それから、しゅうちゃんとお家に帰った。
疲れたよ〜。

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2006年4月17日(月)   『風 邪』

 今日は本来なら、3ヶ月に1度の外来の日だったんだけど、昨日から風邪を引いてしまって行けなくなっちゃった・・・。

熱は微熱なのでたいしたことはないんだけど、鼻水とのどが痛くて声がガラガラです。
声がおっさんのようになってしまいました・・・。

どうやら、扁桃腺が腫れてるようです。

 昨日の朝から市販されている薬ではなく、入院中にもらったロキソニン(1年7ヶ月前の薬)を問題なさそうなので飲んでいます。(良い子はまねしないでね。)(笑)
ロキソニンのおかげでのどの腫れは引いてきましたが、まだまだ痛いし、鼻水が引かないので、午後の外来が始まる15時頃、婦人科に電話。

 まず、外来の看護師さん(こぶの知らない看護師さん)が出て、用件を聞かれた。
こぶ「本日外来予約が入っているこぶですが、風邪を引いてしまって行けないので、来月診てもらいたいので、担当のタコ先生お願いします。」と、お願いをした。
看護師さん「月曜日はタコ先生、初診の患者さんしか診ないので、診てもらいたい週の月曜日の午前中に病院に来て、午前中の予約をして下さい。」と、いう応え。

( ゚д゚) ?

こぶ「今まで午後診てもらっていたんですけど・・・。」
看護師さん「タコ先生はとても忙しい先生なので、月曜日は初診のみを診ています。それに電話で外来予約はできません。」と言われた。

こぶ「タコ先生と話させて下さい。」とお願いをしたら、タコ先生が電話に変わってくれた。
タコ先生「こぶさん、風邪引いたの?大丈夫?来月でもいいけど、ひにちはいつにする?」
こぶ「5月1日」
タコ先生「ゴールデンウイーク前だし、その後の8日も混むしなぁ。ゆっくり話してられないし、15日にしない?」と言われ、
5月15日に病院に行く事になりました。

これで病院には、4ヶ月ぶりに行く事になる。
問題(何の問題もないと思うけど。)がなければ、4ヶ月に1度の外来になるかなぁ?
なったら良いな〜。
その前に風邪治さないと・・・。

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2006年5月15日(月)   『おひさしぶりです』

 今日は4ヶ月振りの外来。
15時に外来予約が入っているので、14時20分頃お家を出発。
今回もしゅうちゃんが送ってくれた。

『毎回ありがとうね。<(_ _*)> アリガトォ』

15時頃、病院に到着し、受付で保険証・予約表の確認。
2階の産婦人科外来に行った。
待合室はだいたい30人くらいの患者さん達で、ソファは満員に近い状態だった。
けど、こぶの顔見知りの患者さんは居なかった。

いつも通り、到着してすぐ採血。
処置室は9番。
採血をしてくれたのは、新顔の看護師アトさん。
新顔だけど、若くはない。

アトさんは、こぶの腕を見て絶句・・・。
アトさん「あら〜。困っちゃった・・・。こぶさんいつもどの辺で採血してる?(゚ー゚ ;)?」
こぶ「この辺です。」と、いつも針を刺される所を指差した。
アトさん「この辺、血管があるねぇ。こぶさん、刺してみようか?」

『って聞くなー。ヾ(^o^;) オイオイ』

アトさんは、こぶの腕に注射針を刺しながら、「だめ。採れない。」「だめ。採れない。」と2回失敗された・・。

『痛いよー。(´_`。)グスン』

アトさん「むずかしいわ〜。菊さ〜ん。、ヽ`アセ(;~▼~;)アセ、ヽ`」と、こぶの採血の難しさにねをあげたアトさんは、
こぶの仲良しのベテラン看護師の菊さんを呼んだ。

菊さん「アトさん!!採血ぐらいで呼ばないでよ!!忙しいんだから!!ヾ(。`Д´。)ノ彡☆」
文句を言いながら菊さん登場。
菊さんは、アトさんをチラッと見てから、こぶの腕をまじまじと見つめて・・・。
菊さん「ここ!!ここなら失敗しないで出来ると思う。(。`Д´。)σ」と、アトさんに指示を出した後、
菊さんは足早に処置室を出て行った。
菊さんが探してくれたおかげで、その後失敗されずに採血を終了する事が出来た。

『ほっ。』

採血の後持ってきていた本を読んで、タコ先生に呼ばれるのを待った。
が、1時間待っても呼ばれる気配がない。

菊さん「タコ先生が今診ている患者さんが、14時に予約の患者さんだから、こぶさんは、まだまだ呼ばれないよ。」
ヒマヒマこぶは、菊さんの了解をえてから、地下の売店に行った。
入院中によく利用したんだけど、胃の真下に腫瘍があり、歩くと吐き気がするこぶにとっては、ここまで来るのもなかなか大変でねぇ。
病棟からはエレベーターに乗って来てたんだけど、エレベーターに乗って来る見舞い客
のタバコの匂いや香水の匂いに、『( ×m×)おえっ。』となることもしばしば・・。
たまたま乗り合わせてていた、他の科の看護師さんに介抱されることもあった。

まったく!!このエレベーターは患者や医療従事者以外は乗っちゃいけないのに〜。プンプン。( ̄d¨b ̄) 』
なんて事を思い出しながら、売店でお買い物。
買い物を終え待合室に戻り、再び呼ばれるのを待った。

『まあだ?(゚ρ`)ァー』

さらに数時間経過・・・

18時頃、ようやくタコ先生に呼ばれた・・・。
今日は、医大の学生さんに診察の様子を見せたり、説明したりしながらだったから遅くなったらしい。

タコ先生「こぶさん、ごめん。ごめん。で、今日は?調子どうよ?
生理はきてる?( ̄Ω ̄)」


『今日はなんだか威厳がある感じ。←・・・・・(・_・。)ジー』

こぶ「生理?順調順調。ちゃんと28日周期できていますよ。」
タコ先生「そう。良かったね。生理も順調にきているみたいだし、
そろそろ、もんちろう君(もんち先生の名前)にも言われていた子作りをね・・・。」

こぶ「う〜ん。そうですねぇ。来年には・・・。」
タコ先生「絶対だよ。こぶさん良いかね、・・・こんなこと女性に言うのもなんだけれど、怒らないで聞いてね。」
こぶ「うん。」
タコ先生「その・・。こぶさんは、3X歳なんだよ!?
3X歳という歳は年齢的にはまだまだ若いけれど、子供を産むとなると、
タイムリミットまであと○年しかないんだよ!?
それにこぶさんは子宮に穴が開いたんだから、
リスクでいうとBランクなんだからね。d(-_-)」

こぶ「うん。分っている・・。」
タコ先生「それなら、いいけど・・・。
今産科に入院している妊婦さんの半数以上が、こぶさんの年齢やもっと年の患者さんなんだよねぇ。
み〜んな、妊娠中毒症だよ!?┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ〜
まったく!!TVでタレントやらが40代で出産しているからって、
自分も生めると思っているんだろうけど・・・。
そう簡単に生めないからね。
あの人達だって、かなりリスクがあって出産しているんだからね。
その辺分よ〜く考えて・・・。
それに、もんちろう君に頼まれているからね。
こぶさんを自分が診れるうちは診たいんだよね。
私がこぶさんをこうして診察できるのもあと、3〜4年だからね・・。」

こぶ「そうなんですか?」
タコ先生「うん。3〜4年後には完全に大学で学生を教える立場になるからね。d(^-^) 」
こぶ「それまでには、2人産みます!!」
タコ先生「楽しみにしているよ〜。
最後になるけど、今度の外来はいつにする?」

こぶ「9月で。八(^□^*) タノム!!」
タコ先生「9月?・・・なにっ(; ̄Ω ̄)?
4ヶ月開けるの?」

こぶ「うん。」
コ先生「まあいいっか。こぶさん順調だしねぇ。」と、いう事になった。
今度の外来は、9月11日に決定。

診察が終わったのが、18時20分・・・。
会計を終え、病院を出たのが18時30分。
『とっても疲れました!!』
けど、一番疲れているのはこぶではなく、3時間近く待たされた、しゅうちゃん!!
 ┌┤´д`├┐ダル〜

『しゅうちゃん、ごめんねーーー!!ヽ(*'0'*)ツ
そして、送ってくれてありがとうね。9月もよろしく。((^┰^))ゞ テヘヘ。』

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2006年9月11日(月)   『こんでるこんでる』

 今日は4ヶ月ぶりの外来。

こぶが通っているB医科大では、通常は退院後はじめの2ヶ月間は2週間に1度。
その後の1年間は2ヶ月に1度、2年目からようやく3ヶ月に1度の通院となるのが通例。
なのだが・・・

こぶは、『3ヶ月に1度の外来は面倒くさい。ヾ(>Д<)ツ』という理由で、
先生にお願いして、4ヶ月に1度の通院にしてもらっている。

わがままな患者なのさ。 ( ´,_ゝ`)フッ』

今回はいつもより少し早く、14時30分頃、しゅうちゃんとお家を出発して、
15時10分頃、病院に到着し、受付で保険証・予約表の確認をしたあと、
2階の婦人科外来に行った。

 婦人科外来は、40人ほどの患者さん達でごった返していた。
 すぐに、看護師さんが採血を3本してくれた。
いつもは2本なんだけど、今回は腎肝臓機能を調べるので1本多い。

 採血をしてくれた20代の若い看護師さんは、産科の看護師さんだった。
この看護師さん、こぶが産科に入院していた事を覚えていてくれた。

『こぶはすっかり忘れていたけど・・。m( ・ω・;)mゴメンヨ』

看護師さん「こぶさん、本当に元気になりましたねぇ。」
と言いながらこぶの腕を見て絶句・・。; ̄ロ ̄)!!どこに刺せばいいの?
こぶ「いつもこの辺りで・・・・・刺されるよ。( ^-^)σ 」と、アドバイス。
看護師さん「あーここねぇ〜・・・あるある。でも細〜い・・・。」
こぶ「トンボでしたら?」
看護師さん「そうだね。」
注射針からトンボ針の黒に変更して採血開始。
が、あえなく失敗。
悩む看護師さん。s(・'・;) ンー

そうこうしているうちに、採血待ちの患者さんの試験管がどんどん処置室に運ばれてくる。
その上、車椅子の患者さんをベッドに移動するのを手伝うように指示が来て、
こぶの若い看護師さんは連行されて行った。
採血途中の体勢のまましばらく待つことになった。

ぼ〜っと待っていたら、タコ先生が通りかかった。
今こぶがいる9番の処置室は、先生達の通り道になっているらしい。

タコ先生「やあ!!こぶさん、今日も元気だねぇ!!(o´・∀・`o)」
こぶ「うん。採血待ちなの。」と、ニッコリ。
待合室にどっさりいる患者さんの内の半分くらいは、タコ先生担当の初診の患者さん達なんだそうだ。

タコ先生「こぶさん、診察、時間掛かるかも〜。(;´Д`A ```」
こぶ「了解」と返事。

『今日中に家に帰れるか不安だぁ
ヘ(..、ヘ)☆\(゚ロ゚ )ナンデヤネン!』


そこにこぶと仲良しのベテラン看護師さんの菊さんが通りかかり・・・。
菊さん「こぶさん、まだ採血終わってないの〜?」
こぶ「うん。」
菊さん「しょうがないなぁ。やるか。
こぶさんは、そうじゃなくても血管が細くて難しいのに、
点滴の針とか注射針を刺しなれてるから、血管が硬くて難しいんだよなぁ。」


こぶ「そうみたいだけど、菊さんは毎回1回で入れてくれるよね。」
菊さん「そうだっけ?」と言いながら駆血帯(ゴムバンド)で、思いっきりこぶの腕を締め上げた。
細い血管が、どんどん膨れ上がってきた。

菊さん「ここだ!!み〜いつけた。( ・・)σ」
今回も一回で採血を終わらせてくれた。

採血が終わって待合室へ戻る途中で、産科の主任先生と腹腔鏡手術の権威の先生が通りかかった。
2人はこぶを見るなり、少々驚いた顔をした後、
「うんうん。」と笑顔でうなずいていた。
こぶ『??? 』
看護師さん「こぶさんが元気だから驚いているのね〜。」

『だそうだ。しかし、良く覚えているなぁ。』

採血が終了したのが、15時20分。
それから、1時間が経過してもタコ先生に一向に呼ばれない・・・。
待合室には、大勢患者さんが居るけど、こぶの顔見知りの患者さんは居ないから、
持って来ていた、本は読み終えてしまった。

『退屈だ〜 (´△`)アゥ-』
『売店に行こう c(゚∀゚ )彡゚・*:.。..。.:*ひらめいた!』
と席を立った時、

講師の先生に「こぶさ〜ん。こぶさ〜ん。6番にお入り下さい。」と、呼ばれた。
こぶ『???何で講師の先生?』と、戸惑いながらも診察に入った。

講師の先生「こぶさ〜ん。久しぶり〜。元気になったねぇ。(*´∇`*)」

『この笑顔、なごむ〜。』

こぶ「うん。先生お久しぶりです。」
講師の先生「今日はタコ先生が、患者さんが多くてアップアップ状態だから、僕が診ますね。
待合室に残っている患者さん、全部タコ先生の患者さんなんだよ。」

『うへっ!半分じゃなかったの?』

こぶ「へぇ。タコ先生忙しいね。」
講師の先生「うん。それにしても、こぶさん見違えたねぇ。
退院して1年だっけ?」
こぶ「うううん。今月の15日で丸2年になります。」

講師の先生「そうかー。そんなに経つのかぁ。生理は?
ちゃんと来てる?ちゃんとグラフは2層になっている?」

こぶ「もちろん。28日周期で、今月も来ました。」

講師の先生「それなら・・・タコ先生やもんちろう君(もんち先生の本名)から毎回言われていた、赤ちゃんをそろそろ〜・・。」
こぶ「そうですねぇ。来年3x歳になるし、来年産みます!!」

講師の先生「そう?。゚+.(・∀・)゚+.゚ 決心ついた!!」
こぶ「うん。退院してからこの2年間再発しなかったことで、産む自信がついた。」

講師の先生「それは、2年間妊娠しないで、開けた事で、精神的にも肉体的にも、不安から開放され、安定してきたって事だね。」
こぶ「うん。退院してすぐ妊娠の許可がでたんだけど、次も胞状奇胎になるんじゃないかって思いが強くて、
妊娠するのが怖かったけど、今は平気。万が一またなったとしても、掻爬したら治るでしょ。
そうそう絨毛癌にならないよね?」


講師の先生「妊娠したら、しっかり経過を診ていくから、絨毛癌の心配は要らないよ。
妊娠する前に、こぶさん、内診と子宮ガン検診を受けた方が良いんだけど、今日する?」

こぶ「子宮ガン検診?」

講師の先生「そう。こぶさんはまだ若いし、掻爬後は、MRIやCTでしか、子宮の中確認していないでしょ?
だから子宮に開いた穴の痕や、色々見ておきたいんだよね。」

こぶ「そうかー。でも、今日はいいです。今度お願いします。」

講師の先生「今度ね。了解。いつにする?」
こぶ「1月の後半がいいな。」
講師の先生「来年(2007年)ねー。1月22日はどう?その頃なら、タコ先生も診れると思うから。」
こぶ「うん。その日で。」という事になった。

講師の先生「それから、今婦人科病棟を改装しているんだけど、そこで、こんなのが出てきたんだけど、こぶさん、・・・これこぶさんのだよね?」と、
2枚のプレパラート(ピンク色でとこどころブツブツしている)を見せた。
こぶ「???何これ?」

講師の先生「これ、胞状奇胎の検体なんだけどね、紹介状と一緒に入っていたんだと思うんだけど、こぶさんはどこの病院から来たの?」
こぶ「桶川市の○○産婦人科。検体を調べてくれたのは千葉大だけど・・・。」

講師の先生「○○産婦人科が千葉大に送ったプレートがうちに来たんだね。・・・了解。
僕の方からこぶさんの経過と共に○○産婦人科にお手紙を書いて送っておくね。いい?」

こぶ「うん。お願いします。」

講師の先生「こぶさん、本当に元気になったね!!子作りがんばって!
o(*⌒O⌒)b」

こぶ「うん。あっ先生。私今体重が○○kgあるんだけど、妊娠するならあと、4kgほど落とそうと思っているんだけど・・。」
講師の先生「大丈夫・大丈夫。こぶさんは、こぶさんが気にするほど太ってないから。
無理に痩せなくて良いよ。妊娠中毒症の心配はいらないよ。」
と、思いっきり笑われた。
こうしてこぶの診察は10分以上かかり、笑顔で始まり笑顔で終了した。

診察を終え、菊さんと「また来年来ま〜す。」と挨拶をしてから、しゅうちゃんと共にお家に帰った。

『疲れたよ〜。そしてしゅうちゃん毎回送ってくれてありがとうね!!』

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