2003年11月中旬までの日記

2003年11月   『つわりが〜』

胞状奇胎のエコー
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11月に入った途端、今までは無かったつわりが急に重く、というより『激しく』現れた。

ごま油・お米の炊けるにおいもNG。
なんとか食べる事が出来ても、食べたあとすぐに吐くから、食べる事自体がストレスになってきて、
さすがに『これはなにかあるかも・・。(;´o`)』と小心者のこぶはちょっとドキドキしてきた。

 以前、院長「つわりがこないのはおかしいね。これからくるかも知れないから・・。」
と念のためにもらっておいた吐き気止めの薬を飲んだ。


・・・効かない。


歯茎もはれてきた。


『もしかして、マジで重い病気なのかも。(´。`;;;)』
いつもなら色々と調べてみるところだけれど、なんか怖くて薬を飲むくらいしか出来なかった。

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2003年11月中旬頃   『法事その1』

 11月も中旬に差し掛かった頃、しゅうちゃんのおじいちゃんの法事があって、しゅうちゃんの実家に2泊3日で帰省した。

 帰省する日の朝の食事中の出来事。
ご飯を一口、口に入れただけで、激しい吐き気とズキズキする歯痛に襲われた。

『こんなんじゃ実家に帰っても料理のお手伝いが出来なくて足手まといになるんじゃないか(>.<)あう〜』と少々不安。

それでも、親戚が一同集まっての法事。
長男の嫁が行かないわけにも行かず、
『役に立たたないかも。(。。lll)』
という一抹の不安はあるものの、
しゅうちゃん「無理しないで済むように、お母さんに話をするし、こぶを1人にしないから・・。」と言ってくれたので、
《吐き気止めと抗生物質》をしっかり持って行く事にした。

 こぶ達夫婦がしゅうちゃんの実家についた夕方、
義妹とその子供2人と犬のタマちゃんがこぶ達夫婦を出迎えてくれた。
今年2月に生まれた甥に会うのは今回が初めてで、

こぶ「写真で見るより、しゅうちゃんにそっくり!(つ´∀`)つ」と義妹に言うと、

義妹「そうなんだよね〜。
男の子ってことは検診の時に分かっていたから、○○ちゃん(ご主人)に似ているのかなと思っていたんだけど、
生まれてみたらお兄ちゃんにそっくりでー。
お母さん達なんか、
『しゅうちゃんの子供もこんな感じかなー。』なんてニヤニヤしちゃってたから、
お兄ちゃんに子供が出来たらジジばか・ババばかになるなって思ったんだよね。(^▽^)」


『・・・生まれたら大変だな。(汗)』

こぶが話している間に、しゅうちゃんは1人で車から荷物を下ろしていた。
『しゅうちゃん、お疲れ様でした。』

 お家に入ってすぐ、仏壇にお線香とおみやげをお供えした。

いつもしゅうちゃんにべったりとまとわりついて、
「お兄ちゃん大好き・大好き抱っこして〜。▼・ェ・▼」としっぽをフリフリして大騒ぎするタマちゃんが、
何故かこぶにまとわりついてこぶの側を離れようとしない。

『しゅうちゃんの所に行かないの?。タマちゃん。どうしたの?(U´Д`)ワンワン?』

今日はしゅうちゃんパパ・ママは用事があって帰りが遅いらしく、
義妹「先に眠ってていいって。
それよりこぶちゃん妊娠してる?( ´∀`)σ」
と聞いてきた。

こぶ「うん。今3ヶ月と半ば・・。分かる?(^∀^ヾ|」
義妹「子供達がこぶちゃんにべったりしてるからもしかしてと思ったんだ。
妊娠かー。
お兄ちゃんもいよいよパパだね。(*^ー゚)/」

しゅうちゃんニッコリ。
義妹「お母さん達が聞いたらすごい喜ぶと思うよ。(*^ー゚)b 」
こぶ「最近はお腹がグルグルッて感じに動くから、夜寝苦しくて・・。」
義妹「そうなんだ・・・。
そういう時は、うつぶせになって眠ると楽だよ。d(^-^) 」

と教えてくれた。
こぶは、しゅうちゃんパパ達が帰って来る前に眠らせてもらった。

まだ幼い姪に「こぶちゃん、一緒に寝ようね。ミ・。・ミ 」
と誘われたが、こぶは寝相が悪くて危険だから丁重にお断りした。

義妹「へぇ。人見知りする○○ちゃんが珍しいねー。」

確かに、しゅうちゃんが話しかけると恥ずかしいらしく、義妹の後ろに隠れてしまう。

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2003年11月中旬頃   『法事その2』

山
しゅうちゃんが
昔遊んだ山

次の日の朝(2日目)7時に目が覚めた。
しゅうちゃんはまだ寝ている。

着替えを済ませて外に出ると、しゅうちゃんパパが新聞を取りに来ていた。
しゅうちゃんパパ「こぶちゃんおはよう。
○○(義妹の名前)から聞いたよ。
妊娠したんだって?。
今日は忙しくなるけど無理しないでいいからね。( ´∀`)」

こぶ「すみません。ありがとうございます。」と会話。

台所では、しゅうちゃんママ・妹が朝ごはんの支度をしていた。
しゅうちゃんママ「こぶちゃん、おめでとう。
今日は無理しないでいいからね。( ´∀`)」
とやさしい気遣い。

『お料理は手伝えないけど、
(はなから期待されていないけど・・(笑)。)子守なら・・。って、した事ないから無理かな?
うーん。何なら出来るかな?』


 8時頃、しゅうちゃん・チビ2人起床。
全員揃った所で、朝ごはんにした。
ご飯を食べている時も、飼い犬のタマちゃんはこぶの足に寄りかかりながら側にいた。

『何かこぶのことが気になるのかな?』
 
 9時頃、黒のワンピースに着替え、車でお寺に向かった。
お寺にはすでに、しゅうちゃんパパ兄弟とその嫁様・その他親戚が来ていた。
こぶはすぐさま、お茶を出した。

親戚達がポッコリしたお腹に気付いて
「こぶちゃん、妊娠したの?おめでとう!
バンザーイ!\(^o^\) (/^o^)/バンザーイ!」

と祝福してくれた。

『不安はあるけど、祝福されるのはやはりうれしい!
(=^O^=)エヘヘ』


 法事のあと、おじいちゃんの墓前で『この不安が、取り越し苦労でありますように。人(-_-)』とお願いした。

法事でしんみりと過ごすはずが、 法事のあとの食事会の席は、妊娠発表の場となってしまった。

しゅうちゃんパパの兄弟とその嫁様・親戚達は、
「しゅうちゃんパパもやっと内孫が出来たねー。
こぶちゃん、体を大切にね。
長男の子供なんだから、生まれたらお祝いしなくちゃね。・・」
等々を言われ、お祝いラッシュとなってしまった。

・・・けど、こぶは内心あまり騒がないでほしかった。
体調が良くないし、2週間おきに通院しているから・・・。

『何かあったらやばい。』とひそかに長男の嫁でもあるこぶはプレッシャーを感じていた。

 しゅうちゃんママ・妹が食事会の準備に追われているあいだ、こぶはチビ2人の子守をしていた。
しゅうちゃんが「替わろうか?」などなど心配して色々と言ってくれたけど、
しゅうちゃんには親戚達のもてなしという任務があるから「大丈夫。(^○^)/」と笑顔で返事。

この光景を見ていた義妹が「(しゅうちゃんが)うちの○○ちゃん(義妹のご主人)よりやさしい。
こぶちゃんいいなー。このこの〜( ^∇^)σ」


『やさしいしゅうちゃんの為にも何が何でも生まなければ。』

 9ヶ月の甥がぐずりだしたので、子守唄を歌って寝かしつけ。
『生まれたら毎日子守唄歌ってあげるんだ。』
と母になる喜びを感じていた。(*´∀`)アハハン♪

食事会も無事終わった頃、しゅうちゃんママ・義妹と遅い昼食をとった。

 しゅうちゃんママ・義妹に、義妹が里帰り出産をした
「△△病院が凄くいいからこっちで生んだら?o(^◇^)o○○」と勧められた。
早速食事のあと、しゅうちゃんと2人で病院に行って予約をしてきた。(この時も内心はどきどきしていた。)

 今晩は、親戚達と厚生年金健康福祉センターのホテルに宿泊する。
チェックインが15時からなので、しゅうちゃんと2人でドライブして過ごした。
途中、昔よく遊んだという昔の殿様のお墓がある山に登った。

山というより、小高い丘のようで、徒歩20分ぐらいで頂上に着いた。
葉が紅葉していてきれいだったから、写真を撮った。
ついでに、こぶもポーズを決めて撮影してもらった。
2人で、「来年も来ようね。」と話をした。

 15時頃、ホテルに着いた。
一旦しゅうちゃんママ・親戚の部屋に呼ばれ、話をして過ごした。ここでも、しっかりお嫁さん業務をしました。
(お茶やお菓子の準備など・・。)

 18時から食事会があるからそれまでにお風呂に入りに行くが、お風呂にはつからずシャワーのみにした。
何故なら、院長に以前温泉に行っても良いのか確認した所、「大浴場での入浴は避けてください。d(-_-)」と言われたからだ。
それほど神経質になる事もないかと思ったけど、院長の言いつけを守った。

食事会には油物ばかりでたから、ほとんど食べる事が出来なかった。
久しぶりにたくさん働いて疲れた。

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2003年11月中旬頃   『法事その3』

 しゅうちゃんのふるさとでの3日目の朝。
今日お家に帰る。

帰る前に一旦実家に立ち寄り、今後の話をした。
しゅうちゃんママに「6月に出産だから、臨月になる前にこっちの生活に慣れたほうが良いから・・。4月には来て・・。d(^-^) ねっ」

『エッ早っ!俳(*'o'*)o』

しゅうちゃんパパ「心配しなくても病院には、しゅうちゃんの変わりに専属運転手になって無事送るから・・。( ´∀`)」
しゅうちゃん「生まれてからも、こっち(こぶのお家)は夏暑いから、11月頃までいれば・・。( ^∀^)」
しゅうちゃんママ「11月までいるなら、さ来年までこっちにいれば・・。( ^▽^)」
などなど、こぶに意見を言う間をあたえず3人で話した結果、こぶは約1年間しゅうちゃんの実家に預けられることになった。

こぶ「よろしくお願いします。m(*_ _)mよろしく〜♪」
しゅうちゃんママ「実家だと思って、気を使わないで良いからね。d(^-^) ねっ」

『自分の実家に里帰りして生むのも考えたんだけど、
こぶママの体調が悪いから実家に甘えるわけにいかず、ご迷惑掛けます。』


帰りの車の中で、やさしい、しゅうちゃんパパ・ママの言葉と漠然とした不安で涙腺がゆるんで泣いてしまった。
色々考えて泣いているこぶの頭を高速道路を運転中のしゅうちゃんが撫でてくれた。

『うれしいけど、あぶないから!ヾ(゚ω゚)ノ゛』

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