2004年4月27日から5月11日までの闘病日記

2004年4月27日(火)   『点滴(MEA療法)3クール目 1日目』

顔
梅さん

顔
かりんさん

 朝の検温で熱が36度になった。
お腹も痛くなくなった。
今回は熱が出て治療が遅れたから、
hCG46,000、体重64kg(腹水を数キロ含んでいます。)の状態からのスタート。

 6時30分頃、なすび先生が1本目の流しの点滴ラクテック1000mlをつなげに来て、
「こぶさんは大腸菌だよ。(・へ・;)」と言っていた。
『タコ・もんち先生はこの前、ブドウ球菌。と言っていたけど・・・。』

それと《40度以上の熱が続くようなら、お腹を開けて(切開)菌に酸素を当てて殺す》と言う話が教授から出ていたんだって。

『後でタコ先生やもんち先生に確認しよう。 ( ̄~ ̄)ξ』 

 7時頃、しゅうちゃんが作ってくれた焼きそばとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 今日から、クラビット100を朝・昼・晩に2錠づつ飲む事になった。


 11時には1本目の流しの点滴が終わり、2本目の吐き気止めの点滴カイトリルをつないだ。
30分で終わる点滴なので、11時40分には、3本目のメソトレキセート300ml+水200ml入りの点滴をつないだ。
点滴をつなげたあと、4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 昼食におにぎり1個とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 16時過ぎに、4本目の流しの点滴500mlをつないだ。
この点滴が半分になったらメソトレ150mlをIVで入れる。

 
梅さんが「こぶさん、太巻き持って来たの食べて。( ●^o^●)/」と来てくれた。
かりんさんは今日も、ヨーグルトを持って病室に来てくれた。
『皆さん、いつもありがとうございます。m(・O・)m』

 16時30分頃、もらった太巻きとサプリメントたくさんとアロエジュース。

 17時30分頃、点滴が半分になり、メソトレ150mlをIVで研修医の先生に入れてもらった。

 夕食におにぎり1個、サプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
 19時30分に5本目のベプシドをつないだ。
 20時30分頃、6本目の流しの点滴をつないだ。
これが半分になったらコスメゲンをIVで入れる。
この分だと22時過ぎまでかかる。


 20時40分頃、もんち先生が病室に来た。
「調子はどう?ヽ(・∇・ )」
こぶ「今回はしんどい。ヽ( ;´O`)ノ」
もんち先生「そうだよね。がんばって。(´◇`;)」
こぶ「先生に聞きたい事があるんだけど。」
もんち先生「何?(゚∇゚;)ドキ!
こぶ「熱の原因は大腸菌だよね?ヽ( ;^~^)ノ」
もんち先生「えっ!ブドウ球菌だよ。(゚∇゚;)ドキ!
こぶ「そうなの?大腸菌じゃないの?
熱が下がんなかったら、切開する話が出ていたの?ヾ(¬_¬〃)ノ

もんち先生「熱が下がったから切開はしないよ。」

『なすび先生と言っている事が違う。どういうことだ?』

 21時頃、なすび先生がコスメゲンをIVで入れてくれた。
なすび先生「・・・大腸菌で、どうして感染したかはね。(言えない。) ( ゚っ ゚)」と言うが、自分の事を何も知らないこぶに、先生は何か言いたそうだった。
(熱の原因については、7月の外来で、はっきり解る事となる。)


入れ替わりにタコ先生が来て「ブドウ球菌だけどご主人に説明する?┐(  ̄ー ̄)┌ フッ
こぶ「大腸菌じゃなきゃいいです。(¬_¬〃)」と言うと、
タコ先生「どっちも感染すると高熱が出るんだよね。
┐(  ̄ ̄)┌
ヤレヤレ
どっちにしても悪化すれば敗血症で死んじゃうことだってある。


 今の段階ではどの先生達も言葉を濁す。
『何か、腑に落ちないな。』


 21時30分頃、もらった太巻きと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
食べ終わったとたん吐いた。


 22時に点滴が終わりヘパロックした。
 『先生・看護師さんお疲れ様でした。』

 3時30分頃、もらったヨーグルトと4時間おきのサプリメントとアロエジュースを飲んだ。

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2004年4月28日(水)   『MEA療法 3クール目 2日目』

顔
かりんさん
顔
ゆずさん

 昨日の夜は高熱が出なかった。
朝の検温でも熱が36度台になり、ひとまず熱は峠を越えたようだ。
とは言え、胃やお腹の痛み、それに腹水はまだあるから体的にはしんどい。

 6時45分頃、パン1口と4時間おきのサプリメント、お腹が痛いのでロキソニンも飲んだ。

 7時になすび先生に点滴をつなげてもらう。
なすび先生は「こぶさん、がんばってね。」と言ってくれた。

 朝食に、ヨーグルト・ソーゼージとサプリメントたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 8時30分頃、もんち先生が病室に来て、
「こぶさん、どう調子は?」
こぶ「熱もなくて、わりと元気。」と言うと、
もんち先生「良かったね。」と言って病室を出て行った。

 今日の午後、しゅうちゃんがこぶの為に「特製弁当」を作って持って来てくれる。楽しみ。


 
10時に口内炎防止のロイコボリンを看護師さんに肩に筋注してもらった。
 10時30分頃、かりんさんがヨーグルトを持って病室に来てくれた。『いつもありがとうございます。』

 11時に2本目のベプシドをつないだ。
今日から点滴が3本になるから、15時までに点滴が終わる。
『気が楽だ。』

お昼に
ベプシドが入るので、昼食は食べる事が出来ないけど、大盛りサプリメントと抗生物質のクラビット100は飲んだ。

ベプシドは薬臭くてたまらない。
あめちゃんを口に入れてじっとしている。
これが結構ツライ。


 12時には3本目の点滴をつないだ。
この点滴が半分になったら、IVでコスメゲンを入れる。
 14時にはIVでコスメゲンを入れる事が出来た。
検温の時、38.8度という高熱が出た。
今日の分の抗がん剤点滴が終わってからじゃないと、ボルタレン座薬を使えない。


『最悪だ。』

 15時過ぎにしゅうちゃんが【特性弁当】を持って来てくれた。
熱があるから後で食べることにした。
 16過ぎに点滴が終わりヘパロックをし、ボルタレン座薬を入れた後、2回目のロイコボリンの筋注を看護師さんにしてもらった。

 関節が痛くて体はだるいしで最悪!

でもしゅうちゃんが作ってくれた【特製弁当】は食べる事が出来た。
こぶがリクエストしたからあげとチャーハンが入っていた。
『美味しかった!うれしい!』

 
食べた後、サプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲む。当然うがいもする。

 18時頃、ゆずさんが退院する前に病室にきてくれた。
「こぶさん、辛いだろうけどがんばって。」と励ましてくれた。
 19時頃、残りのから揚げ1個と4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 20時頃、タコ先生が病室に来て、「今回の熱は大腸菌」だと言う。『昨日もんち先生が言っていたのと違う。今さら何言ってんの?
先生達の言う事が二転三転する。何かあるのか?』 


 20時20分頃、タコ先生にお腹を触られたせいで気持ち悪くなり吐いた。
『気持ち悪いよ。』

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2004年4月29日(木)   『MEA療法 3クール目 3日目』

顔
かりんさん
顔
セリさん

 朝の検温で熱が36度台になった。
お腹まわりもどことなくスッキリして見える。
体重を量ったら64kgから59kgになった。
3日間で5kg減った。
クラビット100のおかげで、腹水が出たらしい。
『これで胃も治ってくれたらうれしいな。』
でも、食事はまだ出来ない。

 朝食に、ゼリーとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 7時になすび先生に点滴をつなげてもらった。
腹水が出た事を言うと、
「薬が効いて良かったね。」とニッコリしてくれた。
 8時頃、もんち先生が教室に来て、
「こぶさん、今回は入院が長いからね。」
こぶ「長いの?」
もんち先生「そう、Gウイークも病院に居る事になるからね。」とイヤな話しをされた。
Gウイーク中は、先生達も休みとなり、人手不足になるから、治療の患者さんも、手術の患者さんも帰される。
Gウィークに残るのは、白血球が下がった患者や、こぶのような重症患者だけ。

こぶと仲の良い患者さん達もみんな退院して寂しくなる。
『こぶも、Gウィークにせめて外泊したい。』けど、「だめ!」と言われそうだから聞かなかった。

 10時に口内炎防止のロイコボリンを看護師さんに肩に筋注してもらった後、かりんさんにもらった、ヨーグルトを食べて、4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 今回は吐き気が強くないので、抗がん剤の副作用は見る限りではあまりない。
ただ、夕方から夜にかけて出る熱と胃の痛みがツライ。
熱は座薬で楽になるけど、座薬を使い過ぎると胃がやられる。
困ったもんだ。
大腸菌はしつこくこぶの中にいる。


 11時に2本目のベプシドをつないだ。
この間ベッドでじっとしている。
 12時には3本目の点滴をつなげた。
この点滴が半分になったら、IVでコスメゲンを入れる。
昼食は食べないで、サプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 14時にはIVでコスメゲンを入れる事が出来たが、検温の時、熱が39・5度出たのでボルタレン座薬を入れた。
 14時30分頃、グレープフルーツと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 16時過ぎに点滴が終わってヘパロック。

 16時30分頃、かりんさんとせりさんが退院前に病室に来てくれた。
2人は「こぶちゃん、がんばるのよ!」と握手してくれた。
こぶ「かりんさん、せりさんお世話になりました。色々頂いてありがとうございました。」
仲の良い患者さんが次々と退院して行く事に
『こぶも帰りたいな。』という思いが日に日に強くなって来た。

 17時頃、しゅうちゃんが手作りの餃子を持って来てくれた。
夕食に、「手作りの餃子」とサプリメントを山盛りと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

『しゅうちゃん、毎日作って来てくれてありがとう!
今日も美味しかったよ!』

しゅうちゃんは洗濯もしてくれた。
『ありがとう。』

 19時頃、吐き気がした、餃子が胃に重かったらしい。
でも吐かなかった。
 19時30分頃、ヨーグルトと4時間おきのサプリメントに胃のサプリを足して飲んだ。

 20時頃、タコ先生が病室に来て、

「熱はどう?まだ出るの?」

こぶ「今日はまだ、1回しか39度以上出していない。」
タコ先生「それは良かったね。この熱は腫瘍熱かもしれないから、ちょっとお腹を見せて欲しいんだけど。」と言われ、お腹を見せた。
タコ先生はお腹周りを押した後に、
「やっぱり腫瘍熱だね。これなら心配いらないよ。」と言って病室を出て行った。
この所毎日、もんち先生とタコ先生が病室に来る。

 21時頃、餃子2個と4時間おきのサプリメントを飲んだ。

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2004年4月30日(金)   『MEA療法 3クール目 4日目』

 検温の時、38.8度出た。
看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらった。

 6時50分に、ゼリーと4時間おきのサプリメント、胃薬のセルベックスを飲んだ。
『熱と胃が痛くならなければいいのにな。しんどくてめげそう』

 7時に点滴をなすび先生につないでもらう。
 朝食にパン1枚とサプリメントをたくさん飲んで、抗生物質のクラビット100を飲んだ。


 9時頃、 もんち先生が病室に来た。

「こぶさん、今日から体重を毎日量ってね。」

ついでに他のことも色々と説明してくれた。

今現在こぶのお腹が、グルグルして気持ち悪いうえに高熱が出ているのは、腫瘍が腐ってきて発生する、《腫瘍熱》だそうだ。
『昨日タコ先生が言っていた意味がようやく解った。』

 10時に、4時間おきのサプリメント。

 11時に2本目のベプシドをつないだ。この間ベッドでじっとしている。
 12時には3本目の流しの点滴をつなげた。この点滴が半分になったらIVでコスメゲンを入れる。
 昼食にメロンとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100。
 14時にはIVでコスメゲンを入れる事が出来た。
 14時の検温で熱が36度台になった。
 16過ぎに点滴が終わりヘパロックをした。
計るように言われた体重は、59kgから58kgになった。
昨日より1kg減った。
なんとなくお腹周りもスッキリした。
『でも、胃はスッキリしない。って当たり前か。』

 17時頃、しゅうちゃんがアイスを買って来てくれた。
毎日来てくれる。嬉しい。
冷たいアイスは美味しかった!


 夕食にゼリーとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100、セルベックス、カイトリルの錠剤を飲んだ。


しばらくしてしゅうちゃんが帰った後、熱が38.8度出た。
看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらう。


 19時頃、もんち先生が「Gウイークに1度外泊してもいい。」と言ってくれたけど、「38度以下になんないとだめ。」とつけたされた。
『うーん。どうでしょう。無理っぽいな。』

入れ替わりにタコ先生が病室に来て
、「こぶさん、調子どう?」
こぶ「熱が出て辛い。」と答えると、
タコ先生「そうか・・。でもがんばってねっ。」と言って病室を出て行った。

 20時頃、カップラーメンとサプリメントを少し飲んだ。
食べた後、胃がムカムカ、チクチクして痛くなった。
初めての激しい胃痛に気分は最悪!

 22時頃、4時間おきのサプリメントを飲んだ。

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2004年5月1日(土)   『MEA療法 3クール目 5日目』

 6時の検温で熱が38.2度あったけど、抗がん剤をやっているので抗生剤の点滴は使えない。
 看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらって、氷枕をして我慢する。
検温の時に体重を聞かれるので量ってみたら、58kgから57kgになった。
昨日より1kg減った。

たった5日まえには64kgあったのに、7㎏も減った!!

看護師さん「こぶさん痩せたね。どうしたの?食べなきゃだめだよ。」といつも心配してくれる。
『胃さえ治れば食べられるんだけどな。』

 6時30分頃、採血を4本をなすび先生にしてもらった。
これは、熱の出ている原因を調べる為だそうだ。
 7時頃、カロリーメイトゼリー。その後、点滴をつなげた。
 朝食にパン半分とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100、セルベックス、吐き気止めのカイトリルの錠剤を飲んだ。


 1日に2回朝と夜に高熱が出る。
体が思うように動かなくてイライラする。
『外に出たいな。』という思いが日に日に強くなる。
仲の良い患者さんたちが退院してしまって、不謹慎かもしれないけど寂しい。


 10時頃、もんち先生が病室に来てくれた。
今日で抗がん剤の点滴が終わる。
今回は、水もろくに飲めなかったので、明日から水分と胃薬が入った点滴がスタートするんだって。
『こぶはいつ、お家に帰れるんだろう?外出たいよー。』

 11時に2本目のベプシドをつないだ。
この間、ベッドでじっとしている。
 12時には3本目の点滴をつなげた。
この点滴が半分になったらIVでコスメゲンを入れる。

 昼食は食べないで、たくさんのサプリメントと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
 14時にはIVでコスメゲンを入れる事が出来た。
 この時の検温で熱が36度台。
 16時過ぎに点滴が終わりヘパロックをした。
 16時20分頃、4時間おきのサプリメントを飲んだ。


 点滴が終わったとたん吐いた。
熱も37.6度になった。
氷枕をして、ベッドでじっとしている。


 夕食に、プリンとサプリメントをたくさん。抗生物質のクラビット100、セルベックス、吐き気止めのカイトリルの錠剤を飲んだ。
胃が痛い。

 18時に熱が38.8度になり、看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらった。
『つらいよー。』
 19時頃、ミニゼリーと4時間おきのサプリメント。
22時頃、気持ち悪くなり吐く。
胃が落ち着いてから、4時間おきのサプリメントを飲んだ。
胃は痛いし吐き気はするしで眠れない。
『勘弁して。』

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2004年5月2日(日)   『外に出たい』

 朝の検温で熱が36度になった。
体重を量ったら57kgと昨日と同じ。
今日から点滴が3本になった。

 6時30分頃、ミニゼリーと食べて、セルベックス、カイトリルの錠剤を飲む。
しばらくして吐いた。胃がむかむかする。

 7時頃、流しの点滴500mlをつなげに来た看護師さんに「カイトリルの錠剤は強い薬だからセルベックスと一緒に飲んでも胃が弱っていると荒れるんだよね。」

『先に言ってよね。のんじゃったよ。』

朝食にパンを食べた途端吐いた。
胃が落ち着いてから、ミニゼリー2個とサプリメントをたくさん、抗生物質のクラビット100を飲んだ。
1度にこれだけ飲むと胃に負担がかかるようで胃がむかむかした。


 朝食を持って来てくれた看護師さんに「外に出たい。」と言ったら、9時頃もんち先生が病室に来た。
こぶ「先生、外でたい。」と言うと、
もんち先生「だめ。気持ちはわかるけどだめ。」
こぶ「わがまま言っているの解っているけど外出たい。」
もんち先生「うーん。昨日の採血でCRP(炎症の数値で、普通の人は、0.3以下)が8から14に上がっていたからだめ。」
こぶ「だめなのは自分が一番解っているけど外に出たい。1時間でもだめ?」
もんち先生「まあ外で話しするくらいなら良いか。体調良ければね。」
こぶ「先生ありがとう。」
もんち先生「体調良ければだから。」と念を押された。
それでも嬉しくて、しゅうちゃんに電話した。


 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
 昼食にパンを1口とサプリメントをたくさん飲んで、抗生物質のクラビット100も飲んだ。
 14時に3本目の水分点滴をつないだ。
 15時頃、グレープフルーツとサプリメント。
 16時頃、しゅうちゃんがチャーハンと餃子を作って来てくれた。
沢山食べた。
 夕食にパン1口とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100。

 17時30分頃、熱が39・1度出たから看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらった。

『この分だと、外出は無理っぽいな。』
 18時に点滴が終わりヘパロックをした。

 19時頃、パン1口と4時間おきのサプリメントを飲んだ。

『体がだるくて起きていられないし、日に日に落ちていく体重と体力に不安を感じる。』

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2004年5月3日(月)   『ほら、熱が出た』

顔
梅さん

 朝の検温で熱が、37・6度出た。
体重は、57kgだった。
検温の後採血が4本。なすび先生がしてくれた。

なすび先生「こぶさん、今日は風が強いから外出はだめ。」

 6時25分パン1口とサプリメントを少し飲んだ。

 7時に1本目の水分点滴をつないだ。

 朝食にパン1個とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
 昼食におにぎり1個・グレープフルーツ半分とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
食べていると胃がむかむかするけど、体力をつけて外出したいから食べる。

 14時に3本目の水分点滴をつないだ。

 15時頃、炭酸のジュースが飲みたくて売店に行こうとしたら看護師さんに見つかった。
「こぶさん、だめだよ!」
こぶ「熱下がったから大丈夫。」と言って売店に行こうとしたら、
看護師さん「今は熱がないけどまた出るでしょ?ご主人が来ないなら私が行くから!!。」
こぶ「そうかな?大丈夫じゃん。」
と言ってみたけど、看護師さんはサイダーを買いに行ってくれた。
久しぶりに飲んだサイダーは、炭酸が胃にしみて涙が出たけど美味しかった!

『買って来てくれてありがとう!』


 16時にパン1口と4時間おきのサプリメントとアロエジュース。
 16時30分に、39度の高熱を出した。
看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらう時、
看護師さん「ほら、熱が出た。こぶさん安静にしててね。」と言われた。
『何で熱出るかなぁ。』

 16時50分頃、胃が痛くて食べた物を全部吐いた。
関節が痛くて動けない。
痛みと熱が引くまでベッドでじっと耐えていた。

 17時頃、梅さんがこぶがろくに食べていないのを心配してかんぴょう巻きをくれた。

 18時に点滴が終わって、ヘパロックをした。

 夕食に梅さんがくれたかんぴょう巻き2個とサプリメントを少しと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
食べた後吐き気がした。


 19時30分に、残りのかんぴょう巻き2個とさっきの残りのサプリメントを飲んだ。

 21時頃、今まで食べた物をすべて吐いた。
看護師さんが来てくれてこぶの背中をさすってくれた。
こぶ「いつもごめんね。」と言うと、
看護師さん「辛いよね。でも良くなるからね。」と励ましてくれた。
胃の調子が悪くてイライラする。

 24時頃、再び気持ち悪くなって吐いた。
お腹も痛かったので、4時間おきのサプリメントを少々とロキソニンを飲んだ。

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2004年5月4日(火)   『外出はだめだね』

顔
デイジーさん

 朝の検温で熱が36・6度になった。体重は57kgで昨日と同じ。
今日は朝から雨が降っているし風も強くて寒そうだ。


 6時に1本目の水分点滴をつないだ時、
なすび先生に「今日は雨が降ってるから外出はだめだよ。」と言われた。
 朝食を持って来てくれた
看護師さんにも「雨降っているから外出はだめ。」と念を押される。
『そんなの解ってるよーだ!(-Θ-:) 』

 朝食にパン1口とサプリメントをたくさんとクラビット100を飲んだ。
歯茎が腫れていて痛い。

『抗がん剤の副作用だから仕方ないけど辛いな。』


 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
つなげたとたん吐いた。
今日は頭痛より吐き気が強い。


 11時頃、もんち先生が病室に来て、
「こぶさん、4回目の治療なんだけど27日からね。」
こぶ「辛いのにやるの?」
もんち先生「そうだね。やらないと今までの治療が無駄になるからね。」

『少々怖い。でもやらないといけないのか・・。』とため息が出た。
その上、
もんち先生「それとこぶさんGウイーク中の外出はだめだねー。」
と言われ悔しいけどあきらめた。

 今日は熱が無いから病棟を歩いた。
歩いていたらこぶとおそろいのバンダナ(あやめさんの手作り)のデイジーさんに会ったので一緒に病棟を歩いた。

デイジーさん「こぶさん、熱凄いあったのに、歩けるようになるなんて凄いね。私もがんばらなくちゃ。前回の点滴の効果がなくて来週から別の抗がん剤の点滴をするの。嫌でもやらないとね。」
こぶ「私も熱が39度とか出るのに27日から治療するんです。嫌だけどやらないとね。」
と話しながら歩いた。

 昼食にカロリーメイトゼリーとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
 13時40分頃全部吐いた。
吐いた後胃がチクチクむかむかする。
『辛いよー。』
 14時に3本目の水分点滴をつないだ。
 14時50分に胃の中に吐くものがないのに吐いた。
胃液が出たらしく胃がキュッと痛くなった。
 16時頃しゅうちゃんが「から揚げ」を作って持って来てくれた。
うれしい!

 18時に点滴が終わりヘパロックをした。
夕食にから揚げ3個とサプリメントをたっぷり、抗生物質のクラビット100を飲んだ。
夕方頃から具合が悪くてしゅうちゃんと話が出来なかった。
『ごめんね。』

 20時頃お腹が痛くなりロキソニンを飲んだ。
胃がむかむかして寝むれない。

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2004年5月5日(水)    『子供の日』

顔
つつじさん

 朝の検温で熱が38・1度。
看護師さんにボルタレン座薬を入れてもらった。
お腹も痛くてロキソニンを飲んだ。
体重は、57kgで昨日と同じ。


 6時30分に1本目の水分点滴をつないだ。
朝食に、カロリーメイゼリーとサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
 よく噛んで食べたのに、最近食べてないから胃が受け付けないのかすぐ吐いた。


 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
もんち先生が様子を見に病室に来てくれた。
「こぶさん明日レントゲンね。」
もんち先生はお産ラッシュだったらしく疲れていた。

 昼食に柏餅が付いてきた。

「今日は子供の日。」

柏餅を1口だけ、サプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100をお昼ごはんにした。


 13時頃食べた物すべて吐いた。胃が痛い。
 13時30分頃、つつじさんが病室に来て
「こぶさん、売店行くけど何か買う物ある?」
と尋ねてくれた。
こぶ「シャーベットが食べたい。」と言うと、つつじさんがメロンシャーベットを買って来てくれた。
こぶ「ありがとう。ごめんね。」と言うと、
つつじさんは「お互い様だからね。」と言ってくれた。
アイスを食べたとたん胃がキュッと痛くなったけど冷たくて美味しかった。


 14時に3本目の水分点滴をつないだ。
 15時頃、しゅうちゃんが「ツナ巻き」を買って来てくれた。
夕食にツナ巻き2個とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
ツナ巻きにつけるおしょうゆがパンパンに腫れた歯茎にしみて痛くて、痛くて涙が出る。

 18時に点滴が終わって『ヘパロック』をした。

 19時頃、熱が38.2度になった。
看護師さんに抗生物質の点滴・解熱剤をつなげてもらった。
関節が痛い。

 20時頃、気持ち悪くなって吐いた。
 21時に4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 22時には熱が下がった。
『気分最悪でつらいけどがんばるぞ!』

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2004年5月6日(木)   『肺に転移なし!』

顔
まりもさん
顔
デイジーさん

 朝方4時頃、お腹が痛くて目が覚めた。
熱を計ると37.4度あった。
ロキソニンと4時間おきのサプリメントを飲んで寝る。
『いいかげんゆっくり寝たいな。』

朝の検温で熱が36.5度で体重は、56kgでまた1kg減った。
朝方痛かったお腹はロキソニンが効いたらしく、なんとか治まった。
検温の後、採血4本をなすび先生にしてもらった。

 6時に1本目の水分点滴をつないだ。
朝食にごはんを一口とサプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。


 9時にまりもさんが入院して来た。
こぶを探して会いに来てくれた。うれしい!
まりもさんから「芭蕉紀行」なる本を貰った。


 9時30分に、バナナと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 10時20分にレントゲンの為2Fに移動。
胸部・肺・骨盤内撮影。
レントゲンを撮って病室に戻って来たとたん吐いた。
歩いたら気持ち悪くなった。


 11時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
昼食は昨日の残りのツナ巻き3個とバナナ、それとサプリメントをたくさん飲んだ。

 胃が痛い。ガスターの点滴が効かない。
相変わらずおしょうゆが歯茎にしみて痛い。
『なんとかならないかな。』

 14時に3本目の水分点滴をつないだ。
点滴をつなげに来た看護師さんに
こぶ「今日天気良いし、外出できないかな?」と聞くと、
看護師さん「先生に聞いてみるね。」

 14時30分頃、看護師さんが
「もんち先生が、外出2時間なら良いって~。良かったね!」とうれしい知らせを持ってきてくれた。
早速、外出届けを書いて、しゅうちゃんに電話した。

 しゅうちゃん「16時頃行くよ。」と言ってくれた。
しゅうちゃんが迎えに来るまでデージーさんとお揃いのバンダナをかぶってをして病棟を歩いた。


 16時頃、しゅうちゃんが迎えに来てくれたから、看護師さんにヘパロックしてもらって出動!。
出動する時
もんち先生に「「気分が悪くなったら、帰ってくるように。」言われた。
こぶ「OK!です。」

 2時間ドライブした。
今日は夏日で、気温が28度もあって暑いけど
『外は良いねぇ。』
病棟は常に空調が利いているから寒さや暑さを感じない。

久しぶりに感じる暑さが新鮮でリフレッシュが出来た。
『しゅうちゃん来てくれてありがとう。もんち先生も外出許可を出してくれてありがとう。』

 18時頃病院に戻った。
『明日も外出許可をもらおうっと。』

 夕食に、カロリーメイゼリー・ツナ巻き3個・ライフパック・ティグリーン・霊芝・その他のサプリメント・クラビット100・セルベックスを飲んだ。


 19時頃もんち先生が病室に来てくれた。
もんち先生「今日撮ったレントゲンは、問題なし。」
こぶ「良かった!」

・・・けど気になる事がある。
今日に限って、わざわざレントゲンのフィルムを病室に持って来てこぶに見せて、

もんち先生「ほら!問題なし。肺に(転移)なし!良かったね!」と言っていた事。
『そんなに、今回の熱はやばかったの?』
(7月の外来で、はっきり解る事となる。)

 19時30分頃、熱が37.・4度出た。
ロキソニンと4時間おきのサプリメントを飲んだ。


 今日は外出して疲れたから21時の消灯前に眠った。

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2004年5月7日(金)   『家に帰りたい』

顔
たんぽぽさん

 朝の検温で熱が37.5度出た。
今日も外出するのに少々不安。
体重は56kgで昨日と同じ。


 6時に1本目の水分点滴をつないだ。
 朝食にカロリーメイトゼリーとサプリメントをたくさん、抗生物質のクラビット100を飲んだ。

 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
つなげたとたん気持ち悪くなり吐いた。

看護師さん「この分だと外出は無理だね。」
こぶ「大丈夫。」と言ったけど不安。

 昼食にうどんを2~3本とサプリメントをたくさん、抗生物質のクラビット100を飲んだ。
しばらくして気持ち悪くなって吐いた。
またまた、看護師さんに見つかり、
「こぶさんだめだよ。外出しちゃ。」と言われた。

 14時頃しゅうちゃんがこぶを迎えに来てくれた。
点滴を途中でやめてヘパロックして、無理やり外出した。

今日も外は暑かった。
あまりの暑さに車に乗る前にばてた。
『暑さに弱くなったな』

 18時に病院に帰って来た。
夕食は買って来たおいなりさん2個とサプリメントの山、抗生物質のクラビット100。
しばらくして気持ち悪くなって吐いた。


 ここ2日間38度の熱を出していないから、看護師さんに「家に帰りたい。」言ってみたら、
看護師さん「昨日の採血で、CRPが【4】に下がってたからOKでるかもね。」ともんち先生に聞いてくれた。
しばらくして
看護師さんが「外泊なら良いって。」と答えが返ってきた。
 『ヤッター!!でも本当は、もんち先生はこぶを家に帰さないつもりでいたらしい・・。』

 13日にCTの予約が入っているし16日から4クール目の点滴治療が始まる。
『帰れて良かった。』
しゅうちゃんに電話したら「帰って来て大丈夫なの?」と心配された。
「大丈夫じゃなくても帰りたいから帰るの!」とは言えないから
「なんとか許可が出た。」ということにして、明日から4泊5日で家に帰る事を伝えた。
 
 20日間も点滴につながれていたから点滴から開放されるのがすごくうれしい!

病室に帰って、たんぽぽさんと話をした。
たんぽぽさんの主治医はもんち・タコ先生で、
たんぽぽさん「2人は私が嫌いみたい。」と不満を言っていた。
聞いていて
『あの先生達がそんな事言うの?』という話しが多かった。首を傾げてしまうようなことばかり。

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2004年5月8日(土)   『絶対帰る!』

 朝の検温で熱が36.5度で熱がない。
『やったね!』


 6時に1本目の水分点滴をつないだ。
朝食にサラダとカロリーメイトゼリー、サプリメントをたくさんと抗生物質のクラビット100を飲んだ。
 10時に2本目の胃薬(ガスター)が入った点滴をつなげた。
つなげたとたん気持ち悪くなって吐いた。


 『今日から12日まで外泊するんだ!O=(-_-; ムク..』

 10時30分頃、お腹が冷や汗が出るほどに痛くなった。
ロキソニンを飲んでベッドにうずくまっていると、点滴を見に来た
看護師さんに「こぶさん、大丈夫?」と声を掛けられた。

『しまった!Σ(゚口゚;』

こぶ「・・・大丈夫。(゚ω゚ )」

看護師さん「大丈夫じゃないでしょ顔色悪いよ。
(¬д¬。) ジーーーッ」

こぶ「ロキソニン飲んだから大丈夫。ヾ(゚ω゚ )ノ」と言って、ベッドでじっと痛みが引くまで耐えていた。
 
 昼食ににおいなりさん2個とサプリメントをたくさん、クラビット100を飲んだ。
しばらくして食べた物をすべて吐いた。
吐いていたら看護師さんにまた見つかってしまった。

『うぅ~。なんてタイミングの悪い・・・。ε-(ーдー)ハァ』

「こぶさん、お家に帰らない方が良いんじゃない?( -"-)┌」と言われた。

『嫌だ絶対帰る!』


 13時にしゅうちゃんが迎えに来てくれたので、点滴を途中でやめて着替えた。
記録室に外泊届けを貰いに行くともんち先生がいた。

もんち先生「熱が出たら帰って来るんだよ。」
こぶ「・・・うん。」と言うと
もんち先生「熱が出たら、帰って来るんだよ。」と何回も繰り返した。

『もんち先生しつこいな。こぶの顔に絶対帰らないと書いてあるのかな?(書いてあるんだけど・・・)』

こぶ「先生わがまま(熱あるのに外出たいとか。)言ってごめんなさい。」と言うと、
もんち先生「帰りたい気持ち解るから。(まあ、ゆるしてやるよ)」と言ってくれた。
『やさしい先生だな。』

 先生と話した後、今回の入院でお世話になった患者さん達に挨拶をしに行った。行った先の病室でびわさんに「お姉さん帰って良いの?」と言われ、
こぶ「大丈夫じゃなくても帰るんです。」とニッコリしたら、
びわさん「ちょっと大丈夫?」と心配された。
こぶはびわさんと同じ病室になった事がないけど良く声を掛けて励ましてくれる。

『やさしいひとだな。』

まりもさん・デージーさんに「こぶさんまたね。」と言われた。

 看護師さんに「お家に帰っても無理しないでね。」
と心配された。
こぶ「緊急で帰って来てご迷惑おかけしました。」
看護師さん「大変だったけど熱が下がって良かったね。」
と言ってくれた。

 15時頃家に着いた。
疲れたからそのまま布団に直行。
『ただ車に乗っていただけなのに疲れるなんて情けない。』

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2004年5月9日(日)~11日(火)   『嫌な時間』

 退院中1回だけ38.9度の熱を出して、ボルタレン座薬を入れた。
正しくは、しゅうちゃんが入れた。


吐き気があるから、ご飯は食べられないし作る事も出来ない。
今回もこぶの為にしゅうちゃんママが食料を送ってくれた。

ありがたいけど、歯茎がパンパンに腫れているからあまり食べる事が出来ない。
『すみません。』

 それなのにしゅうちゃんはこぶに
食べなさい。食べなさい。食べなさい。食べなさい。と厳しく言うんだ。

いつもはやさしいしゅうちゃんが食べられないのに食べろって厳しいから、食事の時間がこぶにとってストレスを感じる嫌な時間になってしまった。

 食べられない理由は2つある。
●1つ目は【吐くから】。最近は鼻が敏感で食品の臭いをかいだだけで気持ち悪くなって吐いてしまうこと。1回吐くと勢いがついてしまって、【吐き気の神様】が満足するまで吐き続けることになる。(胃の中が空っぽになっても吐く。)
●2つ目は、【調味料(特におしょうゆ)が腫れている歯茎や口内炎にしみて痛いし、何を食べても苦く感じる】ことがあげられる。抗がん剤の副作用で口内はつねにべたべたしているし、味覚音痴になっているから余計に食べたくなくなる。

 そんなわけで食べないから、当然体力も落ちる一方で外泊中家でほとんど寝て過ごした。


 16日から4回目の治療が始まる。

『だんだん体がしんどくなってきたから憂鬱。』


 夕方、以前ユリさんが「カツラを無料で貸してくれる。」と教えてくれた、《夏目雅子ひまわり基金》のカツラの申込書が届いた。

『明日病院に持って行ってもんち先生に書いてもらおう。』

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