2004年7月13日から7月17日までの闘病日記

2004年7月13日(火)   『寝てるだけ』

 4時30分頃、頭とお腹が痛くて寝ていられなくなった。
トイレに行くと出血していた。
熱は38.6度。
隣で寝ていたしゅうちゃんを起こして、熱が出たことを報告したら、

しゅうちゃん「昨日無理して帰ってくるから・・。9時になったら病院に電話してね。」と念を押されながらボルタレン座薬(鎮痛・解熱・抗炎症剤 )を入れてもらった。

『自分で入れることが出来ないから頼むんだけど、やりたくないだろうな。ごめんね。』
 座薬を入れたあと、2人でしばしお休み。
5時30分頃、再びしゅうちゃんを起こした。
しゅうちゃんは朝ご飯の支度をして、
「あとで食べてね。病院に電話するんだよ。」と念を押し、仕事に向かった。

 7時頃、熱を計ると、37.9度。あまり下がっていない。

『お腹の痛みはよくなったのにな。』


 朝食に、パンとヨーグルト、サプリメントをたくさんと・フェログラ2錠を飲んだ。
体がだるいので、すぐに布団に戻った。

 お昼過ぎに、心配したしゅうちゃんが仕事を切り上げ帰って来てくれた。
しゅうちゃん「病院に電話した?」と聞かれ、
こぶ「していない。」
しゅうちゃん「何で、これから行くよ。」

こぶ「いいよ。お腹痛いの治ったし、行っても、もんち先生は学会で留守だし、今日は手術の日で先生達は忙しいし・・。」
と、行きたくない理由をぐだぐだと述べるこぶに、
しゅうちゃん「明日も熱が出たら、病院だからね!分かった?」
こぶ「・・・・うん。」
と嫌々返事

『どうして熱出るかなぁ?以前もんち先生が、点滴のあと熱が出るかもなんていって言いたけど・・。先生の予想が当たったみたい。嫌だな。』


 昼食に、しゅうちゃんに買って来てもらった、サラダ巻き4個とサプリメントをたくさん、ロキソニンを飲んだ。
しゅうちゃんはこぶが食べ終わるのを見届けてから再び出かけていった。

 夕食は、しゅうちゃんママのおかずがこれから届く予定だから、お米を研いで味噌汁のだしをとっておいた。

今日は外出しないでおとなしく寝ている事にした。
『つまんないな。』

 17時頃、しゅうちゃんママのおかずが届いた。
届いた荷物はすごく重くて、宅配のおじさんが玄関の中まで入れてくれた。

『うれしい。』

重たい荷物を引きずってキッチンまで持って行って開けてみると、5Kgのお米が入っていた。
『しゅうちゃんママの気遣いに感謝。』

 18時頃、帰って来たしゅうちゃんと、送ってもらったおかずで夕食を食べた。
『美味しかったです!』
もちろん、サプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

 布団に戻る前に熱を計ると、37.3度まで下がった。
お腹の痛みもなくなっていい感じなので、しゅうちゃんママにお礼の電話をした。

しゅうちゃんママ「こぶちゃんの口にあって良かった。何でもいいから食べないと駄目だからね。しゅうちゃんパパも、心配しているんだよ。」
こぶ「ご迷惑お掛けしていますが必ず良くなりますから。」
と伝えた。
40分ほど話したあと、シャワーを浴びた。
 体を洗うのも体力を使うらしく、すごく疲れて気持ちが悪くなったけど、途中で止めるわけにもいかず洗っていたら、
しゅうちゃん「妻、大丈夫?」と来てくれた。
こぶ「もうだめ。」
しゅうちゃん「しょうがないな。」
とこぶを洗ってくれた。

『体も洗えないなんて情けない。ごめんね。』

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2004年7月14日(水)   『いっぱい食べた』

 朝起きて熱を計ったら、37.5度だった。
ちょっと高いけど、頭もお腹も痛くないから良い感じ。

 朝食に、パン1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
食べたあと、再び布団に入って2度寝する。

 9時頃起きて、やる事がないから洗濯をした。
洗濯が終わって、洗濯物を洗濯機から引っ張り出そうにも握力がなくて持ち上げられない。
仕方なく、洗濯機の中で1枚1枚ほどいてカゴにうつした。
前かがみになって作業をしていたら胃が圧迫されて気持ち悪くなった。

『最悪。』

なんとかカゴにうつして、洗濯ハンガーに干した。
干すのも、腰をかがめて1枚1枚洗濯物をとって干すからかなりの重労働で、掃除や洗濯は健康な人がする仕事だったんだなとつくづく思った。

 洗濯を干し終えた所で布団に横になった。
半端じゃなく疲れて「はぁ−ッ」と声が出た。

ここで甘やかすと、どんどん体力が落ちていきそうで不安になるけど、本日の奥様業務は終了とさせていただきました。
『しゅうちゃん、ギブアップです。』

13時頃、しゅうちゃんが帰って来て、「妻、ごはん食べに行く?」と聞かれ、
洋服に着替えて帽子をしっかりとかぶっておそばを食べに行った。

 お蕎麦屋さんでは、こぶはかき揚げ丼セットを注文した。
なのに、かき揚げ・野菜天セットが来た。
 しゅうちゃんも天丼セットがてんぷらセットに間違われていたけど、同じ値段だしお腹が空いていたから気にせずに食べることにした。
数分後・・・
お店の人「すみません、間違えました。」と、かき揚げ丼と天丼を持って来た。
店主は「てんぷらもどうぞ食べて下さい。」


2人前プラスされたような量になってしまった。

しゅうちゃんと2人で、「すみません。」と言ったものの、こんなに食べるのは無理っぽいな。
しゅうちゃんは「無理しないでいいけど、なるべく食べてね。」とニッコリ。

 残したら店主の好意が無駄になるから、話をしないで黙々と食べた。
無理だと思ったんだけど、ほぼ食べる事が出来た。

 こんなに食べたのは久しぶりで、胃がむかむかしたけど美味しかった!

 家に着いてから、サプリメントをたくさん飲んだ。

 夕食はお昼を食べ過ぎたから、食べる事が出来なかったけど、サプリメントをたくさんとフェログラ2錠だけは飲んだ。

『明日も熱が出ないと良いな。』

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2004年7月15日(木)   『強制送還 回避成功』

 昨日は熱が出なかったのに今日は朝から熱が38.0度ある。
ボルタレン座薬は38.5度を超えないと使えない。

『お尻とお腹が痛い。困ったな。』
 

 朝食に、ゼリー1個とサプリメントをたくさんとロキソニン、フェログラ2錠を飲んだ。

 このまま熱が下がらなかったら、病院に強制送還される。
それだけは避けたい。
奥様業務は一切しなことにして、おとなしく布団で寝て過ごした。

『しゅうちゃんに完全に甘えているな と自分でも思うけど、つらいんだもん!』

 昼食に、しゅうちゃんママのおかずとサプリメントをたくさん飲んだ。

食べたあと熱は37.5度あった。

微妙に高いし、お尻やお腹の痛みは全然改善されていない。
湯たんぽを作って、お腹とお尻にあてて再び眠った。

『よく眠れるもんだなと感心。』

17時頃、熱は下がって37.0度になったけど、お腹とお尻の痛みは引かずに痛いまま。
『なぜ引かない?熱出るのかな?』

 夕食に、しゅうちゃんママのおかずとサプリメントをたくさんとロキソニン、フェログラ2錠を飲んだ。

 夕食のあと、シャワーを浴びた。
今回もしゅうちゃんに手伝ってもらった。
『へっぽこな妻ですみません。』

 20時頃お腹が痛くなって、しゅうちゃんに湯たんぽを作ってもらった。
熱を計ると、38.6度。
ボルタレン座薬を入れてもらって眠った。

『何でこんなに痛いの?勘弁して。』

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2004年7月16日(金)   『絶対いかない』

 今日も朝から熱が38.0度。
お腹とお尻の痛みもある。

仕事に行くしゅうちゃんに「病院に電話しなよ。d(^-^) 」と念を押された。
こぶ「うん。」としぶしぶ返事。

 朝食に、パン1個とサプリメントをたくさんとロキソニン、フェログラ2錠を飲んだ。

 11時頃、熱を計ると、37.5度に下がっていた。
今日の午後、引越し業者が見積もりをしに来ることになっている。

『熱下がったし、病院に電話するのは明日でいいか・・。』

13時頃、しゅうちゃんが帰って来た。
こぶ「おかえり、おすし食べに行かない?」
しゅうちゃん「大丈夫なの?病院には電話した?」

こぶ「熱下がったからしていない。」

しゅうちゃん「まったく!何度言ってもかけないんだから・・。」
とあきれていた。
そんなしゅうちゃんを気にする事なく、身支度を整え外に出た。

 昼食におすしとサプリメントをたくさん飲んだ。
家に着いてすぐに歯を磨いて布団に直行した。

 17時頃、寝室でTVを見ていたら再びお腹とお尻が痛み出した。
熱を計ると、38.6度。

しゅうちゃん「病院に電話しなさい。」と言われ、
こぶ「電話しても引越し屋さん来るから今日病院に行けないんだし、いいよ。しなくて。」
しゅうちゃん「別に引越し屋さん断るからいいよ。」

こぶ「だめだよ。」

しゅうちゃん「今日、行くかどうかは電話しないと分からないんだから、とりあえず電話しなさい!」

こぶ「分かったよ。」
としぶしぶ病院に電話をして婦人科につないでもらった。

 電話に出たナンちゃん先生に事情を話すと
「こぶさん、今から来れる?」

こぶ(やっぱり行きたくなくて。)「今日は用事があって、主人が送れないから、明日診てもらえませんか?」
ナンちゃん先生「明日ねぇ。僕いないんだけど当直の先生に言っておくよ。家出る前に電話してね。入院になるかもしれないから荷物持って来てね。」

こぶ「うん。あと先生、お尻が痛くて以前もらったケフラールカプセル250mg2カプセルとダーゼン5mg1錠を飲んでもいい?」

ナンちゃん先生「いいよ飲んで。こぶさん、今日来なくて平気?」

こぶ「薬飲めば何とかなるから。」

ナンちゃん先生「明日、必ず来てね。お大事に。」
と話した内容をしゅうちゃんに伝えると、
「人をだしにして病院に行かないなんて・・。」とあきれられた。

『だって、帰って来てからまだ、4日しかたっていないのに戻るのイヤだったんだもん。』

 17時頃、引越し屋さんが来て、しゅうちゃんとお話をしていた。

はじめはかなり吹っかけられたみたいだけど、結局3分の1くらいででやってくれる事になったそうだ。

こぶは顔を出さず寝室でTVを見ていた。
起きていたら再びお腹とお尻が痛み出した。

『つらいよ。』


 夕食に、しゅうちゃんが作ってくれたおかずとサプリメントをたくさん、それからケフラールカプセル250mg2カプセルとダーゼン5mg1錠を飲んだ。
『これでお尻の痛みが軽減されればいいな。』

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2004年7月17日(土)   『しょうがないね』

顔
萩さん
顔
やさいさん

 今日は熱が37.3度でお尻の痛みもなくいい感じ。
『入院しなくて済むかも。』

 朝食に、パン1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

 10時頃、病院に電話して婦人科病棟につないでもらうと、もんち先生が電話に出た。
「こぶさん、熱は?」

こぶ「下がって、37.3度になりました。」

もんち先生「下がってよかったね。でも、心配だから一応来て。着いたら点滴するから。」
こぶ「分かりました。13時頃着くように行きます。」
もんち先生「婦人科病棟に来てね。」

先生と話したあと、熱が下がったけど入院の準備をして、10時30分頃、しゅうちゃんに病院に送ってもらった。

 途中でご飯を食べて、病院に着いたのはちょうど13時頃だった。
面会用の入り口から中に入り、婦人科に着くと、
もんち先生が「入院だね。しょうがないね。」と言う。
こぶ「エッ!入院するの?クラビットもらって帰ろうと思っていたのに・・。」
もんち先生「だめだよ。またいつ熱が出るか分からないんだし・・。」

看護師さん「こぶさんの入院・・・聞いていないんですけど・・。」

もんち先生「病室空いているからいいでしょ。採血よろしく。」
と看護師さんに指示をしたあと、再びこぶに、
「レントゲンの予約入れてあるから採血のあと行って来てね。」

こぶ「分かりました・・。」

もんち先生「しょうがないねー。」
と軽く言って、どこかに行ってしまった。
看護師さん「こぶさん、大変だったね。ベッドは萩さんと同じ病室ね。」
こぶ「分かりました。」
と返事をして、しゅうちゃんは入院の手続きをして荷物を取りに家に戻った。
 
 看護師さんに、採血2本・体重・身長を測り、退院中の話をしたあと病室に案内された。
途中で
やさいさんに「こぶさん、どうしたの?」と声を掛けられた。
こぶ「熱が出た。」
やさいさん「また?大変ね。あとで行くよ。」

こぶ「うん。あとで・・。」

病室では萩さんが「今、看護師さんに、こぶさんが入院して来るって聞いたんだけど、本当に入院するの?」
こぶ「はい。お尻の痛みがぶり返してきて・・。」

萩さん「そうなの?何だか大変ねぇ。」

こぶ「よろしくお願いします。」
と挨拶をした。
病室には萩さんしかいなくて、
「みんな外泊しているのよ。良かったこぶさんが来てくれて・・。」
こぶ「お話する前にレントゲンに行って来ます。」

萩さん「行ってらっしゃい。気を付けてね。」


 14時頃、パジャマに着替えてレントゲンを撮る為2Fへ。
胸部・肺・骨盤内撮影。

 病室に戻って来てから萩さんとやさいさんと話をした。
2人とも今回から点滴が変わるそうだ。
萩さんがする点滴は以前やさいさんがしていた抗がん剤で、おもな副作用に、激しい腹痛や下痢がある。

不安がる萩さんにやさいさんがアドバイスをしていた。
やさいさんは吐き気が強い抗がん剤に変更になって、それぞれの抗がん剤について相談をしていた。

 15時頃、のっぽ先生が遅くなってごめんねと点滴を持って病室に来た。
こぶ「戻って来ちゃってお手数お掛けします。」
のっぽ先生「大変だったね。これで楽になるから・・。」
と水分点滴と抗生剤2本をつないでくれた。
血管が硬くなっていてせっかく針が入っても漏れてしまう。

のっぽ先生「こぶさんの腕は難しいね。」
と苦笑いしながら必死に健康な(?)血管を探してなんとかつないでくれた。
こぶ「お疲れ様でした。」
のっぽ先生「良かった入って・・。」
とニッコリ。

 15時30分頃、入院の手続きを終えたしゅうちゃんが荷物を持って病室に来てくれた。
病室でしゅうちゃんと少し話してから、エレベーターホールまで見送った。
『色々としてくれて、ありがとうね。』

 夕食に、パン1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
 19時頃、やさいさんが病室に遊びに来てくれて、萩さんと3人で話をして過ごした。
 20時頃、熱が37.6度になった。
少し高い。
寝る前に、看護師さんに氷枕をお願いした。
お尻・お腹の痛みはまだある。

『早く引かないかな。』

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