2004年2月22日から3月6日までの闘病日記

2004年2月22日(日)   『また入院』

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ピンクさん

 明日からの3クール目の治療の為婦人科病棟に入院。
看護師さんに、退院中は風邪で殆ど寝て過ごしたことを伝えた。
「バカンスは、3日で終わりました。」と言うと笑っていた。

看護師さんと話した後、病室に案内された。
ピンクさんと同じ部屋になった。

ピンクさん「あら、こぶさん久しぶりー。( ^o^)ノ」
こぶ「お世話になります。」と挨拶した。
ピンクさん以外は、子宮筋腫の患者さん(チーズさんたち3人)だった。
 夕食に、おにぎり1個・サプリメントを飲む。

 19時頃、筋腫の患者さんに誘われ一緒に病棟を歩いた。24時から、溜尿開始。

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2004年2月23日(月)   『メソトレキセート 3クール目 1日目』

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チーズさん
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ピンクさん
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ゆずさん

 朝の検温の後、なすび先生に白血球・腎肝機能・hCGを調べるための採血を3本してもらう。
 
 8時頃、シロクマ先生が点滴をつなげに来た。

「こぶさん、点滴はどの針がいい?」
と、針先をこぶに見せた。(ピンク・黄色・黒・紫)
こぶ「ピンクがいい。(^・^)」
しろくま先生「ピンクねぇ〜・・・。(-_-;)」
こぶ「ピンクはだめ?」

シロクマ先生「ピンクの針が一番太くて痛いんだよね。d(-_-)」

こぶ「じゃあ、一番細いのがいい。」
と言うと、紫色の針を見せて、
「これが一番細いね。」と紫の針で点滴をつないでくれた。
 針の太さ順に針を並べると、ピンク・黄色・黒・紫になるんだって。つないだ後
「12時にまた来るから。」と病室を出て行った。

 朝食に、おにぎり1個・サプリメントを飲む。

9時頃、にもんち先生が病室に来た。

もんち先生「風邪引いたんだって、大丈夫?く(´ー`)」
こぶ「熱は下がって鼻だけだから大丈夫。(^ゝ^)」
もんち先生「他に何か変わった事は?」
こぶ「他ねえ・・。退院中に美容院に行ったら、白髪が2本見つかってすごいショック。今までなかったのに。」と言ったら笑われた。
もんち先生「苦労してるからねー。(≧▽≦)」
こぶ「まーねー。(^・^)¥」なんて話をした。

 9時20分頃、教授回診がありベッドで待機。

教授「こぶさん、良くなったね。でもまだ、長いからね、長いからね。」と何度も言われた。
こぶ『入院が長いって言っても4月には外来になる予定なんだけど、教授、もんち先生から聞いていないのかな?(・_・)え?』

 昼食にバナナ・サプリメントを飲む。
 
 12時にシロクマ先生が筋注をしに来たから、肩に筋注をしてもらった。シロクマ先生は研修医で、明後日から小児科に行くそうだ。
こぶ「いつも話していたから少し寂しいな。」
シロクマ先生「たまに、様子見に来るから。」と言ってくれた。
シロクマ先生が帰った後、
チーズ(所沢産ニューヨーク在住)さん「入院が長いと先生達がかまってくれていいね。
まるで、兄弟みたい。(一_一)」
と言われた。
こぶ「先生がかまうって、抗がん剤治療しているからじゃん。ヾ(-_-)」
チーズさん「そうだよね。こぶさん、抗がん剤しているんだよね。
(一_一)」

ピンクさん「そうよ、チーズさんの所には、傷の消毒と抜糸以外用事がないんだから先生だって来ないわよ。(ー_ー#)ムカッ」
と言ってくれた。

 夕方、病棟を歩いていたら、主任先生に会った。
「こぶさん、久しぶり。退院中どうだった?」
こぶ「風邪引いちゃって、バカンスは3日で終わりました。q(−_−)」

主任先生「それは、残念だったね。」
と話した。
その後、ゆずさんと合流して歩いた。
シロクマ先生はゆずさんの担当医だったから2人で

「先生が居なくなったら寂しいね・・。」
と話した。
2人で歩いていたら、主任先生が記録室から笑ってこっちを見ていた。
ゆずさん「病室が一緒じゃないのに仲良く歩いているからかしらね。」と少し恥ずかしそうだった。

 夕食に、おにぎり1個・おかず・バナナ・サプリメントを飲む。
 
 19時頃、しゅうちゃんに電話した。しゅうちゃんの声を聞くと、元気になれる。明日も、がんばるぞ

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2004年2月24日(火)   『メソトレキセート 3クール目 2日目』

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チーズさん
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あやめさん

 今日もすこぶる元気!
抗がん剤の影響(白血球の減少)は今の所出ていない。
しいて言えば、お腹がかき回されている様な気持ち悪さがあるだけ。
『このまま順調に治療が出来るといいな。†(‐‐)』
 

 朝食に、おにぎり1個・サプリメントを飲む。

 8時30頃、もんち先生が病室に来た。昨日の採血の結果を聞く。白血球・腎肝機能問題なし。
hCG値270,000だった。
 
 2週目の結果なので、今の所は順調だそうだ。
ここからが勝負、3週目で薬が効くか効かないかはっきりするんだって。ドキドキする。明日、CTを撮る。
『ぶどうが小さくなっているといいな。』

 今日、ピンクさんが退院する。
「こぶさん、またね。(*^.^)/~~」

こぶ「外は寒いから気をつけて。」
と挨拶した。

12時にリス先生が筋注をしに来た。
この先生も研修医で明日から、皮膚科に行くそうだ。

こぶ「先生には、筋注おしりばかりしてもらって すみませんでした。
m(・∇・ )m」

リス先生「男の先生は恥ずかしいよねー。( ・_・ ゞ-☆」と理解してくれていた。優しい先生でよく話したので寂しいな。

 先生が帰った後、昼食にバナナ・、おにぎり1個・サプリメントを飲む。

 午後、傷口の抜糸をする為、チーズさんが病室を出て行った。
抜糸を終えて戻ってきた

チーズさんが「こぶさん、なすび先生知ってる?」

こぶ「うん。どうしたの?」

チーズさん「『抜糸は痛くないって』他の患者さんに聞いてたのに、あのペーペー(なすび先生のこと)ムカツク!(゛ `-´)/」

こぶ「痛みの感じ方はそれぞれ違うんじゃないの?」
と言うと、チーズさん以外の子宮筋腫の患者さん達も参加して、なすび先生の悪口を言い始めた。

「手術の後病室に来ない」とか、「傷口の消毒がいい加減」とか不満があるらしい。
 こぶは、聞いているのが嫌だったから病室を出て、売店に行った。

 
 夕食におにぎり1個・おかず・サプリメントを飲む。
 
 19時頃、病棟をゆずさんと歩いた。
明日は昼ヌキでCTを撮る事を言うと、
ゆずさん「こぶさん、後でカステラあげる。」と、散歩の帰りに病室でカステラをもらった。
こぶ「ゆずさん、ありがとうございます。(⌒¬⌒*)ウマソー」と言うと、近くにいた病室の患者さんが「こぶさん、バナナあげる。」「お菓子もあげる。」といっぱいくれた。

 ゆずさんがこぶの病気の事を話していたらしく、初めて会う患者さんばかりなのに
「こぶさん、がんばって。」と励ましてくれた。
 「お菓子とか色々ありがとうございます。(* ̄¬ ̄)」とお礼を言って病室に帰った。

22時頃、吐いた。


副作用のようです。

つらいな。

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2004年2月26日(木)   『メソトレキセート 3クール目 4日目』

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スミレさん
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あやめさん

 朝から胸やけがするので胃のサプリメントを飲んだ。
 
 朝食におにぎり1個・いつものサプリメントを飲む。

 9時頃、産科病棟の婦人科病室でご一緒したスミレさんが同じ部屋に入院してきた。
スミレさん「こぶさん、久しぶり!」と思わず二人でハイタッチをしてしまった(*^∇^)(^∇^*)。
(病院で不謹慎かもしんないけど)また会えてうれしかった。
明日から5日間治療だそうです。

病室でスミレさんと話をしていた時、あやめさんもまざって『がん3人組』で話をした。

同じ病気の人と話してあやめさんは楽になったらしく、笑っていた。
こぶ「笑えるようになりましたね。(^・^)」と言うと、
あやめさん「みなさんのおかげよ。!(^^)!」とニッコリしていた。

 12時にウサギ先生が筋注をしに来た。
「こぶさん、今日はどっちかな?d(・_・ )p。」
こぶ「すみません、お尻です。」

うさぎ先生「お尻ね。v(^▽^*)ォッヶー♪」
とカーテンを閉めて筋注してくれた。笑顔の素敵な先生です。

 昼食は食べずに、サプリメントを色々じゃらじゃら飲む。
脇腹がズキズキする。
今日で注射・点滴が終わり明日退院する。

 3月7日から4回目の治療でまた入院する予定。
このまま順調に行けば4月には外来になる。

 夕食に、おにぎり1個・サプリメントを飲む。

 19時頃、タコ先生達による回診があった。

タコ先生「(カルテを見ながら)今の所順調かな。(;一_一)」と言う。
いつもハッキリ言うタコ先生の「かな」ってなに?いつも笑いかけてくれるもんち先生も、だまってこぶを見ているだけだ。

『???(・_・;)』

嫌な予感がする・・。
タコ先生達の後から来た、助教授に「こぶさん、順調だね。ここは、胞状奇胎の研究をしてるから安心していいからね。d(^-^) 」と笑顔で言われ、安心した。

『順調なのにどうしてさっき、もんち先生は険しい顔していたんだ?気になる。(;¬_¬) じ〜っ』


 回診の後、再びもんち先生が病室に来て、言いにくそうに、
「こぶさん、明日、採血とレントゲンがあるからね。(~_~;)」
こぶ「明日退院なのに撮るの?(゜o゜)」

もんち先生「あっ、そ、そう・・。(~_~;)」
と言っただけでそのままそこに立っている

『いやな予感』

こぶ「カンファレンスルームに行きたい。(*゚◇゚)σ」

もんち先生「分かった。いいよ。(^^ゞ」
とカンファレンスルームに移動。こぶは色々と聞きたいことがあった。
@なぜ明日レントゲンを撮るのか。
Aタコ先生の「かな」と
B教授回診の時の教授の「良くなったね。でも長いからね、長いからね。」の意味。こぶとしては、4月から外来になる予定なのに、先生達は何かひっかかる言い方をする。


 〜カンファレンスルームにて〜
こぶ「CTの映像が気になるからフィルムを見せて。」ともんち先生にお願いした。
もんち先生「・・。さっき婦人科に届いたばかりで、・・・まだ僕とタコ先生しか見てないから・・・ハッキリとは言えないんだけど・・。(~_~;)」と、あまり見せたくない様子だった。
こぶは腫瘍がどうなっているのか見たかったので、もんち先生にしつこくお願いした。
もんち先生は1月27日に撮ったCTの映像と今回撮ったCTの映像をライトボードにはさんで見せてくれた。
その映像はこぶの予想(小さくなっている。)とは逆に、1月27日のCTと比べてみても明らかに大きくなっているように見えた。


 見た瞬間言葉が出なかった。

思わずもんち先生の腕をつかんで、

こぶ「・・・。先生これ何?おなかの中や子宮の中がぜんぜん変わってないんだけど。って言うか、前より大きくなっているように見えるんだけど・・。(・_;)」
もんち先生「・・・・。そうなんだよね。・・・ぶどうを殺してはいるんだけど増殖するスピードのほうが早いから抗がん剤1剤ではこれが限界・・。(-_-;)」
こぶ、「これ(腫瘍が育っている)は、予想外だったんですけど・・。(;_;)」
もんち先生「そうだよね・・・。でも、治して赤ちゃん生んでる人もいるし、肺にいってないし・・。(^_^;)」と先生なりに考えて慰めてくれた。
こぶ「赤ちゃんを生んであげられなかった事から立ち直れていないのに・・。どうすればいいの?(((o(><;)(;><)o))) 」
もんち先生「それなんだけど、最初から胞状奇胎だと思うよ。」

こぶ「院長は赤ちゃんだって。ヽ(≧o≦)ノ」

もんち先生「エコーの影で赤ちゃんに見えることがあるからそうじゃない?(^_^;)」
と言うので、前の病院でもらったエコー(院長が赤ちゃんだという。)を今度見せてあげることにした。
その後、もんち先生が今後の治療について話し始めた。
hCG値は下がっているのに、いちから治療をやり直しとなった。
今後は点滴治療となる。
詳しい話は今度の入院の時にしゅうちゃんをを交えて、MRI・レントゲンの映像を見て話すことになった。

 話を終えカンファレンスルームを後にする。
明日、しゅうちゃんになんて話したらいいのか考えていたら泣けてきた。悔しい。何ともいえない悲しさで病室に帰ってから泣きまくった。

 スミレさんがこぶの異常に気付き話を聞いてくれた。
あやめさんにも慰めてもらったけど、CTの映像が頭から離れない。
しゅうちゃんには電話で明日14時に迎えに来るよう、それだけを伝えた。
しゅうちゃんが14時に迎えに来るからレントゲンを朝一で出来るよう、お願いしにもんち先生の所に行く。


記録室にいたもんち先生に、
こぶ「もんち先生、明日主人が14時に来るからレントゲン朝一でお願いします。」と言うと
「( ̄_ ̄|||)解った。」
と言いながらもんち先生はボーっとしていた。

病室に戻ると、ウサギ先生がスミレさんと話をしていた。
真っ赤な目をしているこぶに、
ウサギ先生が「こぶさんどうしたの?」と声を掛けてくれた。
こぶ「(T_T)べつに・・。」と言って布団をかぶって泣いた。

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2004年2月27日(金)   『タコも逃げる』

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スミレさん

 検温の後、採血5本。なすび先生にしてもらう。
白血球・腎肝臓の機能・HCG値などを調べる。

こぶ「なすび先生聞いてもいい?」
なすび先生「いいよ。何?(^o^)ゞ」

こぶ「ホルモン(hCG)が下がったのにCTではぶどうが大きくなっていたの。それってありなの?o(゜◇゜o)」

なすび先生「うーん。CTでは中(ぶどう)の密度(ホルモン)はある程度分かるとしか言えないからね・・。気にすることないよ。d(^-^) 」

こぶ「MRIでも?」
なすび先生「うん。」
こぶ「分かった、気にしない。φ(゚〇゚;)」
なすび先生「そうだよ。」
に少しホッとした。

先生が帰った後、

スミレさんが「なすび先生の言う通り気にしないでねっ。(*^^)/」
こぶ「うん。よくわかんないから気にしない。」と話した。

 朝食は食べずに、サプリメントを飲む。
8時30頃、昨日のことを心配して、もんち先生が来てくれたが、話したくなかったから寝たフリをした。


もんち先生「こぶさん、大丈夫?」と、こぶのひざをトントンと軽くたたいた。
こぶ「・・・・。」知らんぷりを決め込むこぶのひざを、再びトントントントントントン・・・とした。


結構しつこい


『話するまで帰らないかも・・。』と考え直してもんち先生と話す事にした。
こぶ、「あれ(CTの映像)は患者が見たがっていても見せちゃダメだよ。頭から離れない。(-ε-;) 」と自分勝手なことを言うこぶ。
もんち先生「そっかー。タコ先生が説明するのがつらくて逃げたからねー。今日は何時に帰るの?ヾ(゜◇゜*)」
こぶ「14時。( ̄^ ̄)V」

もんち先生「いつもの時間(19時30分)じゃないの?」

こぶ「14時に主人が来るから14時に帰るの!すねてる訳じゃなくてさっさと帰るの。o(;><)o 」

もんち先生「そっか。(゚∇゚)」

こぶ「うん。」

もんち先生「じゃあ、気をつけて。ヾ( ̄□ ̄)」
と言い残して病室を出て行った。

 
『こぶは、CTの映像よりも「タコ先生が説明するのがつらくて逃げたからねー。」の方がショックかも・・。( ̄□ ̄;;;)!! 』どんな状態の人にでも平気で告知したりするようなタコ先生が逃げるって、こぶってどんだけ悪いの?
『もんち先生も嫌だったろうな。(´_`。) 』と思うと涙が出てきた。

スミレさん「もんち先生は、優しい先生だね。心配して来てくれて、ひざトントンするなんて。」
こぶ「うん」
と言ったものの、

『先生に八つ当たりした事が情けなくて何も言えない。ρ(-ε- )』

スミレさんは、もんち先生が担当した患者さんの話をして
「責任感が強くて、思いやりのある先生が担当でこぶさん、良かったじゃない。( ・・)/ヨシヨシ」と言ってこぶを慰めてくれた。
泣きすぎてか頭がずきずきして痛い。冷えピタを貼る。

 9時にレントゲンに呼ばれ2Fに行く。
レントゲンで、肺・骨盤内臓器の撮影をした。

 昼食も食べないで、サプリメントだけ飲む。
ご飯を食べないこぶを心配して病室の患者さん達がクッキーをくれた。

 14時にしゅうちゃんが迎えに来た。
あやめさんとスミレさんに励まされ、病室の患者さんに挨拶をして、記録室に寄ってから帰った。
こぶ「お世話になりました。m(。_。 )m」
看護師さん達に「こぶさん、元気だして。p( ̄0 ̄)/ 」
と励まされる。今回ばかりは励まされても元気になれそうにないな。
会計の前に外来棟のソファーに座り、しゅうちゃんに、今後の治療について話した。
こぶが話し終わると、しゅうちゃんはやさしく肩を抱いてくれた。
こぶが落ち着いてから退院窓口で入院費を払って帰った。

 車で帰る途中、
しゅうちゃんが「色々あって疲れたでしょ。家に着くまで寝ていたら?」と言ってくれたから、助手席のシートを倒して眠った。
自宅についてからも何もする気になれない。
起きていると余計な事(CTの映像)とかが浮かんでき辛いから寝て過ごした。


寝ていても、どうしてこうなったのか考えちゃって涙が出る。

『子供を作っただけで、こうなった、自分が惨めで悔しい。』

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2004年2月28日(土)   『泣くこぶ』

 今日は、よく寝たはずなのに頭が痛い。ズキズキする。

朝、しゅうちゃんを仕事に送り出した後、再び眠った。体がだるい。

しばらく寝てから朝食にパン・サプリメントをちょっとっだけ飲む。
胃が荒れているから胃のサプリメントも飲む。

食事の後、洗濯をした。
外に干した後、しゅうちゃんのシャツにアイロンをかけた。
TVをつけてアイロンをかけていたんだけど・・。
昼間のテレビはオムツのCMが多い。
うれしそうに笑っている赤ちゃんとママを見ているのが辛くてTVを消した。
元気な赤ちゃんを見ていると、
『生みたかった。』と思うから見ていたくない。

 こぶの頭の中では常に

『正常に妊娠していたら今、何ヶ月とか、妊婦さんを見かけてはこぶも妊娠してたら、お腹はあのぐらいのはず、とか赤ちゃんの事を考えている。』

そんなふうだから買い物に行くのも辛い。
辛いんだから見なければいいのに、目に入ってきて悲しくなるから、
『買い物が嫌い。』
そう思うマイナス思考の自分が一番嫌い。
情けなくて惨めだ。

『何とかしなきゃ心が壊れる。o(+_+。)(。+_+)o』
と思って、
一人の時に今までしゅうちゃんにも言えずに我慢していたつらい思いを、
全部吐き出して、思いっ切り泣きまくった。
とことん泣いて悲しい思いを声に出して泣いた。
 泣いてる途中でしゅうちゃんが帰って来たら心配するから、
シャワーを浴びながら泣いた。

そのあとは、体調も優れず、吐き気と頭痛でほとんど寝てすごした。
それと、今後の治療について考えていた。
点滴による抗がん剤治療、筋肉注射の抗がん剤よりも副作用がはるかに強い。

おもに、脱毛・骨髄抑制で白血球・血小板の減少・腎肝機能の低下・吐き気や嘔吐などがある。
自分の体がどうなってしまうのか考えると怖い。
副作用を減らすため、サプリメントの量を増やすことにした。
『サプリメントの量を増やす事で不安(白血球の減少とか)を解消できる。』
そう思う事で気持ちが前向きになれた。

沢山泣いてすっきりした。

泣いてもやるしかないのだ。
サプリメントを増やす事で、点滴治療の恐怖心をなくすことにした。

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2004年2月29日(日)〜3月6日(土)   『あたまいたい』

 頭が割れるように痛いし、わずかだけど出血がある。
出血の量は少ないから問題ないけど、とにかく頭が痛いのが辛い。
ロキソニンを飲んで寝て過ごすしかなかった。

 土曜日にようやく出血も止まり、頭痛も改善され、元気を取り戻したこぶを、しゅうちゃんが日帰り温泉に連れて行ってくれた。
久しぶりに足を伸ばして入ったお風呂は気持ちが良かった。
 しゅうちゃん、連れてきてくれてありがとう。
温泉に入ってリフレッシュできた。明日から、また入院生活だ。

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