2004年8月10日から8月17日までの闘病日記

2004年8月10日(火)   『MEA療法 7クール目 1日目』

顔
トトロさん
顔
猫バスさん
顔
かりんさん
顔
ゆずさん

 体重56kgからスタート。
朝の検温のあと、看護師さんに許可をもらってシャワーを浴びた。

 6時30分頃、1本目の流しの点滴1000mlをナンちゃん先生に1回でつなげてもらった。
ナンちゃん先生「こぶさん1回で入れたよ!うまいなー俺。」と、ニッコリ。
こぶ「上手いねぇ。先生ありがとう。」

 朝食にカロリーメイトゼリーとサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

食事中

トトロさんが「今日から治療だ。緊張するなー。こぶさんは、なんか余裕そうだけど緊張しないの?」
こぶ「うん。今はしないね。」
と、ニッコリ。
トトロさん「今は、か・・。私もそう言えるように強くなるんだ!がんばろうっと!」
話を聞いていた猫バスさんが「トトロさん私達と一緒にがんばろうね!」と、励ましていた。

 9時頃、寝ているこぶをもんち先生がツンツンと痛いくらいにお尻に指を突き刺して起こそうとしていた。
なかなか起きないので、こぶが起き上がろうとモゾモゾしている時も、もんち先生の手が再びお尻を突き刺す構えを見せているところだった。
こぶ「ん?先生。おはようございます。」
もんち先生「こぶさんおはよう。昨日、ナースに採血結果のプリントもらった?」」

こぶ「ううん。もらってないよ。」

もんち先生「昨日お願いしたのに。(# ̄З ̄) ブツブツ」
と、昨日のプリントをくれた。
こぶ「CRP4.2って高いね。WBCも109,000もある・・。

!!

先生、
hCg0.5LのLって何?」
もんち先生、「ああ、Lは数値が低すぎてこれ以上は、
測定不能って事なんだよね。CRPはお腹とお尻の炎症のせいだね。こぶさん、がんばってね!」と元気に言って病室を出て行った。

『手術のある日なのにわざわざ来てくれてありがと。』

 9時50分頃、パン1口と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 11時には1本目の流しの点滴が終わった。
そのまま続けて2本目の点滴のカイトリルをつないだ。
 11時30分には3本目の流しの点滴をつないだ。これが半分になったらIVでメソトレキセート。

これからいつものように抗がん剤のオンパレードになるから、4時間おきのサプリメントに色々プラスして山のように飲んだ。

 昼食に、天ぷらうどんといつものサプリメントをたくさん飲んだ。

 13時頃、IVでメソトレキセート150mlをのっぽ先生に入れてもらっ
た。

のっぽ先生と入れ違いにかりんさんがプリンとサンドイッチを持って遊びに来てくれた。
かりんさんは今日は外来だそうで、「こぶちゃんが居るかな〜と思って。・・・早めに来たら会えた!こぶちゃん元気?」
こぶ「うん。かりんさん、髪の毛伸びたね。」
かりんさん「そうなの。すごいでしょ!こぶちゃんは痩せたわねぇ。」
とか、お互いの近況についで話した。

 14時頃、かりんさんにもらったプリンと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 14時20頃、4本目のメソトレキセート300ml+水200ml入りの500ml点滴をつないだ。
 15時頃、ナンちゃん先生が来てくれた。
「こぶさん、元気にしてる?」
こぶ「うん。今の所元気。」
ナンちゃん先生「そうかー。良かった。何か聞きたい事ない?」
こぶ「9日の採血でhCG0.5Lだったから、もう追加の治療はないよね?」
ナンちゃん先生「ないない。8回でOKでしょ。
7月21日の採血で、hCG1.1あったんだよね。
良かったね下がって。下がらなかったら9回する事になったね。」

こぶ「良かった下がって。」
など、色々と話をした。

 15時30分頃、お菓子と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 
 16時時頃、しゅうちゃんがお見舞いに来てくれた。
しゅうちゃん「妻、昨日ゆずさんから家に電話があったよ。」
こぶ「ゆずさん、元気そうだった?」

しゅうちゃん「それが、9月にセカンド手術をするとかで不安そうだった。」

こぶ「あとで、電話してみる。」


 それから、しゅうちゃんママからも電話があったようで、
『そろそろ、こぶちゃん入院したんじゃない?』と色々心配してくれたんだって。
『しゅうちゃんママ、心配掛けてすみません。』

 夕食に、味噌汁の具だけとサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

 18時頃、トイレに行くついでに5本目のベプシドをつなげてもらいに記録室に寄った。
看護師さん「こぶさん、わざわざ寄らなくていいのに・・。」
こぶ「いつも来てもらって悪いじゃん。歩けるうちは来るよ。」
と話している所に、
ナンちゃん先生が来て、「こぶさん、どうしたの?点滴漏れた?」
こぶ「違うよ。点滴取り替えてもらっているの。」
ナンちゃん先生「そうか・・。ねぇ。こぶさん頭・・。」
こぶ「ああ。急いできたから、バンダナかぶるの忘れたんだけど、髪の毛伸びてきたからそのまま来ちゃった。」

ナンちゃん先生「本当・・。髪伸びたよね。こんな男の子居るもんね。丸刈りのさ・・。」

こぶ「男の子?あはは。そうだね。Tシャツに短パンだし特にそう見えるかも。」
と、思いっきり笑った。
この様子を見ていた、看護師さんが「こぶさん、ごめん。笑っちゃった・・・。」
こぶ「いいよ。本当!男の子みたいだよねー。」
と、3人でしばらく話をした。
そこに、レモン先生が通りかかり、「こぶさん、見て見て!冬のソナタのDVD6・7巻買っちゃった!」
こぶ「冬ソナ見てなかったんだけど、この間パク・ヨンハが歌ばんに出ていた時に冬ソナのあらすじ話していたの・・。」

看護師・レモン先生「歌ばん見た見た!」
と、はしゃいでいたら、ナンちゃん先生にあきれられた。

 18時30分頃、かりんさんにもらったサンドイッチ1個と4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 19時頃、6本目の流しの点滴をつないだ。これが半分になったらIVでコスメゲンを入れる。

 19時30分頃、主任先生の回診があった。
先生に、「こぶさん、今回は元気じゃん。」

こぶ「うん。先生見て見て、今日ナンちゃん先生に『こんな男の子いるよね。』って言われたの。」
と、笑いながら言うと、
主任先生「確かに。」と、爆笑。
話を聞いていた病室の患者さん達にも笑われ、少し恥ずかしくなった。

 20時頃、もんち先生が「こぶさん、大丈夫だった?」と心配して来てくれた。
こぶ「うん。今の所元気にしてる。」
もんち先生が、こぶのテーブルにおいてあるサプリメントを見て、
もんち先生「こぶさん、これってお茶?」
こぶ「お茶の成分のEGcGが入っているの。先生、アメリカの病院でメイヨークリニックって知ってる?」

もんち先生「メイヨー?。知ってるよ。けっこう有名なんだよね。」

こぶ「そこで、薬と一緒に処方されているんだよ。」
もんち先生「へぇ。そんなにすごいのだったんだぁ。」
こぶ「まあね。EGcGガンに有効なんだよね。」
というこぶの話を、もんち先生は笑いながら聞いていた。

 20時20分頃、ゆずさん宅に電話をすると、
ゆずさん「こぶさん入院していたのね。知らなくて電話したんだけど、つい、ご主人に愚痴きいてもらっちゃって・・・」と、その時しゅうちゃんと話した内容を話し始めた。
こぶ「退院したら、電話しますね。」と、30分後にようやく電話を切る事が出来た。

 21時頃、コスメゲンをのっぽ先生がIVで入れてくれた。
 22時頃、サンドイッチ1個と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 22時20分頃ようやく点滴が終わりヘパロックした。

『たくさん人と話して楽しかったけど、すごく疲れた・・。』

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2004年8月11日(水)   『MEA療法 7クール目 2日目』

顔
トトロさん
顔
猫バスさん

 朝の検温のあと、看護師さんの許可を取ってシャワーを浴びた。
しばらくしたら吐き気がしたけど、まだまだ元気!

 7時頃、1本目の流しの点滴500mlをナンちゃん先生につなげてもらった。
ナンちゃん先生「明日CT予約してあるからよろしくね。」
こぶ「3日目でしんどいけど、しょうがないね。」

ナンちゃん先生「お腹の中の腫瘍がどうなっているか見ないとね。それじゃあ、がんばってね!」
と、ニッコリして病室を出て行った。

 朝食に、ミニオムレツとサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
 8時頃、もんち先生が来てくれた。
「こぶさん、昨日は大丈夫だった?」
こぶ「昨日?うん。それより先生、(9日に足を引きずっていた。)足治ったの?」

もんち先生「足?治った治った。」

こぶ「良かったね。」
などと話したあと、最後にもんち先生は「がんばってね。」と言って病室を出て行った。

 9時50分頃、メロンパン一口と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 10時に口内炎防止のロイコボリンを看護師さんに肩に筋注してもらった。
看護師さんが帰ったあと、
トトロさんに「こぶさん、今の注射。もしかして抗癌剤の注射?」
こぶ「いんや違うよ。さっきのは口内炎防止の注射でね・・。」
と、注射について説明。
トトロさん「こぶさん、大変だねー。注射痛そうだしさー。」
こぶ「前にしてた抗癌剤の注射よりは痛くないから平気。」
トトロさん「こぶさん、抗癌剤の注射もしてたんだもんね。」
こぶ「うん。」
と、お菓子と4時間おきのサプリメントを飲みながらおしゃべりをして過した。

 11時には1本目の流しの点滴が終わったので、続けて2本目のベプシドをつないだ。

 昼食に、エビフライ2本とグレープフルーツとサプリメントをたくさん飲んだ。
 12時10分頃、トイレの帰りに記録室に寄って3本目の流しの点滴500mlを看護師さんにつなげてもらった。
ついでに氷枕も作ってもらった。

この3本目の点滴が半分になったらIVでコスメゲン。

 14時頃、クリームパン半分と4時間おきのサプリメントを飲んでいたら、パッチリ先生が病室に入って来た。
パッチリ先生はトトロさんの担当医で、トトロさんと話した後にぶの所に寄ってくれた。
パッチリ先生「こぶさん、今回は治療?」
こぶ「うん。先生、髪の毛伸びたんだよ。」

パッチリ先生「良かったね!これで、冷えピタ貼れなくなるね。」
と、ニッコリしてくれた。
トトロさん達にも、「こぶさん、昨日より髪の毛伸びたんじゃん。」と言われ嬉しくなった。

 14時30分頃、ニコニコ先生がこぶのベッドに来て、
「こぶさん、コスメゲンの時間です。よろしくー。」
こぶ「先生がしてくれるの?」

ニコニコ先生「人手不足でね。」

こぶ「わざわざすみません。」

ニコニコ先生「それじゃあ、ゆっくり入れていくからね。」

こぶ「お願いします。」

ニコニコ先生はコスメゲンを入れながら、「こぶさん体調は?やっぱりしんどい?」とか、「今後の治療方針を、もんち先生から聞いている?」とか、色々質問してきたのでこぶがその都度答えると、ニコニコ先生はニッコリとしながら真剣にこぶの話を聞いてくれた。

ニコニコ先生は以前、MEA療法の患者さんを担当した事があるそうで、「こぶさん、今はつらいだろうけど、その時の患者さんねぇ、今はとっても元気ですから、こぶさんもがんばってね。」と励ましてくれた。

 ニコニコ先生が帰ったあと、
猫バスさんが、「こぶさんの所には、先生達がよく来るのねー。やっぱり若いから心配なのかしら・・・。」
と、言ってきた。

『この手の言葉には慣れているけど、入院するたびに誰かしらに言われて少々うんざりだ。』

こぶが黙って、猫バスさんの不満を聞いていたら
トトロさんが、「こぶさん今の注射は、抗癌剤でしょ?」

こぶ「うん。抗癌剤の注射はドクターじゃないとできないから来てくれたの。」

猫バスさん「そうなの?」

こぶ「うん。そうじゃなければ、担当医じゃない先生が来る訳ないじゃないですかー。」

猫バスさん「こぶさんて、本当に大変なのねぇ。」
と、しみじみ言われた。

 16時に2回目の口内炎防止のロイコボリンの筋注を看護師さんに肩にしてもらった。
 16時30分頃、点滴が終わりヘパロックをした。

 17時頃、主任先生の回診があった。
主任先生に「こぶさん、今日も元気じゃん。」

こぶ「うん。」
と返事。

 夕食に、おにぎり1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
 18時30分頃、ナンちゃん先生が「こぶさん、元気?」と来てくれた。
こぶ「うん。」
ナンちゃん先生「明日から、具合い悪くなるんだよね。カイトの点滴用意しておくね。」

こぶ「お願いします。」

 その後、もんち先生が来てくれて、
「こぶさん、大丈夫だった?」

こぶ「うん。元気!」

もんち先生「良かったね。今回は楽そうだね。明日のCTは1人でいける?」

こぶ「うん。1人で平気。」
と、言っているのに、もんち先生は色々と心配してくれた。

 20時50分頃、クリームパンとサプリメントをたくさん飲んだ。

『明日のCT3日目でつらいけど、がんばって行くぞー。ファイト!

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2004年8月12日(木)   『MEA療法 7クール目 3日目』

顔
トトロさん
顔
猫バスさん
顔
メイさん

 朝の検温のあと1本目の流しの点滴500mlをナンちゃん先生がつなげてくれた。

ナンちゃん先生「こぶさん、CT10時20分からだからよろしくね。
産科が満床で、今日はもう来れないかも。」

こぶ「ナンちゃん先生忙しいんだね。」

ナンちゃん先生「まあね。こぶさんがんばってね。」
と言い残して病室を出て行った。

 8時頃、もんち先生が来てくれて、
「こぶさん、大丈夫?」

こぶ「うん。大丈夫元気!今回は前回より体が楽で笑っていられるんだよ。」

もんち先生「良かったね。退院なんだけど、CTの映像見てからだから・・。来週の水曜日頃になるんだけどいい?」

こぶ「うん。水曜日ね。主人に言っておきます。」

もんち先生「よろしくね。それじゃあ、がんばって。」
と、早足で病室を出て行った。

『手術の日なのに来てくれてありがとう。』

 CTの予約が午前中だから禁水・禁食。
なので、朝食の時間はベッドで寝て過ごした。

 10時頃、CTに呼ばれて、1人で点滴台を押しながら2Fに移動。
胸部・骨盤内造影。

 CTから戻ったあと記録室に寄って、看護師さんに口内炎防止のロイコボリンを肩に筋注して貰って、氷枕も作ってもらった。

 病室に帰ってから、メロンパンと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
その後すぐに気持ちが悪くなって吐いた。

 ここ最近、CTやMRIで造影剤を入れると、胃がむかむかして吐き気がするようになった。
『造影剤が体に合わないのかなぁ?』

 11時30分頃1本目の点滴が終わり、2本目のベプシドを看護師さんにつないでもらった。

 昼食に、ハヤシライスとサプリメントをたくさん飲んだ。

 12時40分頃、トイレの帰りに記録室に寄って、3本目の流しの点滴500mlを看護師さんにつなげてもらった。
この点滴が半分になったらIVでコスメゲン。

 14時30分頃、レモン先生がこぶのベッドに来て、「こぶさん、コスメゲンの時間ですよー。」
こぶ「先生がしてくれるの?」
レモン先生「そうなの〜よろしく。あ〜〜〜ぁ、眠いよ〜。」
こぶ「先生昨日眠ってないの?」

レモン先生「寝てないのよねー。昨日夜勤で、お産が大変でずっと起きているから・・。」

こぶ「先生、大変だったんだ。」

レモン先生「そうなのよ。朝方4時頃かなぁ。
救急車で妊婦さんが運ばれて来て、付き添いのご主人に説明して、帝王切開して、終わったのが6時頃で8時から手術があって・・・。
かなりハード・・。
まだご飯も食べてないの。
さっき、おにぎり食べようとしたら、『こぶさんのIVお願いしますって』看護師さんに言われて。
眠いしお腹すいた〜。」
と、雑談?をしながらIVをしてくれた。

 15時30分頃、点滴が終わって、看護師さんがヘパロックしてくれた。
 16時頃、ベットで寝返りをうっただけで気持ちが悪くなって、今まで食べた物をすべて吐いた。

 夕食に、猫バスさんがくれたとうもろこしとサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

『とうもろこし美味しかったです!ご馳走様でした。』

 18時頃、主任先生の回診があったので、2回吐いた事を伝えた。
 19時頃、再び嘔吐。
吐いたあと、吐き気止めのカイトリルの錠剤を飲もうと思ったんだけど、『記録室にカイトの点滴あるかな?』と思って、記録室に行ってみた。
こぶ「看護師さん、カイトの点滴・・・。」
看護師さん「吐いたの?プリンペラン使おうね。」

こぶ「プリンペラン?なにそれ?」

看護師さん「患者さん達はみなさんこの薬を使ってるし、もんち先生の指示に、プリンペランが駄目ならカイトって書いてあるから、これ使ってみようね。」
ということで、記録室で筋注してもらった。
 
 筋注のあと、ベッドに戻ってすぐ、胸が苦しくなって上半身に玉のような汗がブワーッとふきだしてきた。

心臓がバクバクしていて上手くしゃべれない。
様子のおかしいこぶに気付いた猫バスさんがナースコールをしてくれた。

急いで看護師さんが来て、こぶの脈をとりながら深呼吸するように言った。
こぶは言われるがままに深く息を吸い込んだ。

徐々に呼吸が戻って来た・・・。

看護師さん「こぶさん、プリンペラン合わなかったか・・・。まれに痙攣起こす人がいるんだよね。」
こぶ「怖かった。」

看護師さん「(今の副作用でかいた汗を拭くために)タオル持ってくるから体拭こうね。」

こぶ「うん。」
と返事。

 看護師さんが再び来るのを待っていたら、
もんち先生が来てくれて、「こぶさん、大丈夫?」
こぶ「うん。・・・今はね。筋注のあと、息が苦しくなってびっくりした。」

もんち先生「そうだよね。でもカイトは保険の点数が高いからあまり使えないんだけど、こぶさんの場合は吐き気がきついし。
・・・いいよ使って。
明日朝からカイトつなげてもらえるよう指示しておくから。」

こぶ「すみませんが、お願いします。」


 その後、看護師さんが持って来てくれたタオルで体を拭いた。
体を拭いている時、
トトロさが「こぶさん、大丈夫?注射で呼吸できなくなるなんて怖いね。」
こぶ「こんなの初めて。猫バスさんが気付いてくれて良かった。」

猫バスさん、「こぶさん、顔が真っ青になってた・・。」

メイさん「これ、アナキラフィシーショックとかいうのよね。」
など、色々話をした。

 20時頃、カロリーメイトゼリーとサプリメントをたくさん飲んだ。
今日も就寝時間の前に眠った。

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2004年8月13日(金)   『MEA療法 7クール目 4日目』

顔
トトロさん
顔
温泉さん

 朝の検温のあと、採血2本と1本目の流しの点滴500mlをナンちゃん先生につなげてもらった。
ナンちゃん先生「昨日は来れなくてごめんね。大丈夫?」
こぶ「だめ。頭痛いし、吐き気が・・。( ×m×)オエ〜〜」

ナンちゃん先生「つらいね。話ししないで寝てていいよ。」
と言ってくれた。

 ナンちゃん先生が帰った後、すぐ吐いた。
『さすが4日目の朝だ。少し話しただけで吐くねえ。』

病室にたまたま居合わせた看護師さんが、「こぶさん、カイト持って来るね。」と、カイトリルの点滴を記録室に取りに行ってくれた。

 パッチリ先生が、「こぶさん、つらいねカイトつなげたら楽になるからね。」とトトロさんの所から声を掛けてくれた。

 7時頃カイトの点滴が終わり、看護師さんに点滴をT字型の連結管からはずしてもらう時、
こぶ「食べると吐くからご飯もう食べないね。<( ̄^ ̄)/」と絶食を宣言した。
看護師さんはこぶの手を握って、「チョコとか食べられるものを無理しなくていいけど食べてね。」
と、やさしく言ってくれた。

 朝食にカロリーメイトゼリーとサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。

朝食のあと、トトロさん達にいつ吐くか分からないことを伝えて、カーテンを閉めきって氷枕をして眠った。

 9時50分頃、パン1口と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
飲んだあと、朝つなげたカイトが効いたみたいで吐かなかった。

『(*´ο`*)=3 ホッ』

 11時30分頃、1本目の流しの点滴が終わり、続けて2本目の点滴のベプシドをつないだ。
 12時30分頃、、3本目の流しの点滴500mlを看護師さんにつなげてもらった。
この点滴が半分になったらIVでコスメゲン。

 昼食は食べずに、4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 14時30分頃、パッチリ先生がこぶのベッドに来て、
「こぶさん、コスメゲンの時間です。よろしくー。こぶさん、つらそうだね。」
こぶ「朝カイトつなげてもらったから、まだ楽。」

パッチリ先生「そうか・・。良かったね!」
と、話をしながらIVをしてくれた。
コスメゲンを入れたあと、胸が『カーッ』と熱くなり、『うーんッ。』と何度も唸り声がでる・・。

 つらいのに・・・トイレに行きたくなった。
バンダナをかぶる余裕もなく、フラフラとトイレに向かった。

見舞い客とすれちがった時には、驚いた顔をされたうえにまじまじと見られた。

髪が生えてきてきたとはいっても、まだうっすらと生えているだけの頭は一般人には刺激が強すぎるみたい。

とは言え、点滴台につかまりながら、タオルを口元にあて、鼻水・半べそをかいてフラフラと歩いているこぶにとって、そんな目線を気にしている余裕なんかない。

 こぶの姿を見つけた看護師さんが、「こぶさん、大丈夫?」と声を掛けてくれた。
こぶ「だめ。トイレで吐くのが先かトイレが先か・・。」と、か細い声で話すこぶに、
看護師さん「(尿の)計測はいいから、トイレに行って。」と、こぶの背中を押してくれた。
こぶは看護師さんに、「ごめんね。先生に、(尿の事)言っておいてね。」と、お願いしてトイレに直行して吐いた。

『気持ち悪いよー。』

 16時30分頃、点滴が終わりヘパロックをした。
 17時頃、しゅうちゃんがアイスとおにぎりを作って来てくれた。
しゅうちゃんおにぎりは、しゅうちゃんママの梅干がちりばめられていた。
『明日も作ってもらうんだ!ウフッ!』

アイスは胃に刺激が強かったらしく、食べたあと吐き気がした。

 夕食に、しゅうちゃんおにぎり1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
おにぎりは一気に食べると吐くから、ゆっくりと時間をかけて食べた。

 18時頃、しゅうちゃんをエレベーターホールまで見送って病室に戻る時、
もんち先生が「こぶさん、大丈夫?」と声を掛けてくれた。
こぶ「朝吐いた。」
もんち先生「つらいね。昨日のCTなんだけど・・。」
と、
廊下でCTのフィルムを出した・・。

こぶ「先生、ここで見るの?」
もんち先生「・・・そうだよね。(゚∇゚ ;)」
と、すぐ近くに空いていた個室があったので、そこでフィルムを見せてもらった。
もんち先生「見て、お腹の腫瘍。
ぐずぐずに溶けて水っぽくなっているでしょ?」

こぶ「本当だ・・。溶けてるねぇ。」
と、2人でフィルムに釘付けになった。
もんち先生「良かったね!」
こぶ「うん。うれしい!」


 19時頃、主任先生の回診があって、
「こぶさん、大丈夫そうだね!」と笑顔で言われ、
大丈夫じゃないのに、「うん。」と返事。

 主任先生が帰ったあと、タコ先生がこぶの所に来て、「こぶさん生理なんだけど、ちゃんと排卵していなかったら女性ホルモン注射するからね。」と言われた。

『・・・ちゃんと排卵しているといいな。』


 20時頃、4時間おきのサプリメントを飲んでいたら、
トトロさんに「こぶさんて本当に大変なんだね。
4時頃トイレで吐いていたでしょ?
あの時、実は私トイレにいたんだよね。」
と言われた。
こぶ「びっくりしたでしょ?ごめんね。」
トトロさん「こぶさん、あと1日で終わるんだからがんばってね!」
と励ましてくれた。

 今日も消灯時間の前に、看護師さんに氷枕と足が冷えるから湯たんぽをもらって、それから眠った。

 そう言えば温泉さんが3月頃
『夏場も寒くて湯たんぽは必要よねー。』と話していた。
こぶは、『えっー?使うの?』なんて言っていたんだけど、

『じっとしていて動かないからか病室の換気扇が回っただけでも寒い!冷房はこごえそうになるから、いらないって感じで湯たんぽは必需品。』と今更納得。

 夜中眠っていたら、温泉さんの唸り声が聞こえてきた・・・。
最近はあまり聞こえなくなっていたのに・・・。

『温泉さんの苦しみが少しでも楽になりますように神様にお祈りした。
†o(・・;) アーメン』

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2004年8月14日(土)   『MEA療法 7クール目 5日目』

顔
そばさん
顔
猫バスさん
顔
メイさん

 朝の検温のあと、ナンちゃん先生に1本目の流しの点滴500mlをつなげげてもらったんだけど点滴の落ちが悪くて針を抜かれた。

ナンちゃん先生「5日間もたなかったか・・。」と、ため息。
こぶ「いやになるねぇ。今日も昨日と同じで頭痛いし、ついてないな。」
ナンちゃん先生「つらいね。話しないで寝てていいよ。」と言いながらルートを取ってくれた。

 今日もベッドのカーテンは閉めたままにしておく。

 9時頃もんち先生が来て、「こぶさん、しんどいからカイト使っていいよ。」と言ってくれた。
こぶは、もんち先生にカイトをベプシドと一緒につないで欲しい事と、点滴を差し替えた事を伝えた。
もんち先生「ルートもたなくなったねぇ。カイトは僕から看護師に言っておくから。」と、ニッコリしながら病室を出て行った。

 朝食にカロリーメイトゼリー半分とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
飲んだ後気持ちが悪くなったからベッドで横になって、『スヌーピーのいつだって誰かがいてくれる。』を読んだ。

 10時40分頃、朝の残りのカロリーメイトゼリーと4時間おきのサプリメントを飲んだ。

 11時30分頃、1本目の流しの点滴が終わり、続けて2本目の点滴のベプシド・カイトをつないだ。
ベプシドは薬の匂いで吐きそうになるから、ガムをかんで終わるのを待った。
 12時30分頃、、3本目の流しの点滴500mlを看護師さんにつなげてもらった。
この点滴が半分になったらIVでコスメゲン。

つなげてくれた看護師さん「こぶさん、このスヌーピーの本私も持ってるんだ。すごくいいよね。」
こぶ「うん。自分に当てはめて読んでいるからか一気に読めた。」
看護師さん「でしょ。」

 昼食は食べずに、サプリメントをたくさん飲んだ。

 14時30分頃、ナンちゃん先生がこぶのベッドに来て、
「こぶさん、コスメゲンの時間です。こぶさん大丈夫?」
こぶ「朝カイトつなげてもらったから楽。」
ナンちゃん先生「そうか。良かったね。」
こぶ「先生、フェログラなくなった。」
ナンちゃん先生「フェログラはもう飲まなくて良いよ。」

 ナンちゃん先生が帰ったあと、気持ちが悪くなって吐いた。
 15時頃、今日もしゅうちゃんがアイスとおにぎりを作って来てくれた。
 15時30分頃、アイスとバナナ半分tp4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 16時頃、しゅうちゃんをエレベーターホールまで見送ってトイレに寄ると、そばさんに会った。
そばさん「こぶさん久しぶりー。具合悪そうだったから声掛けなかったんだけど、大丈夫?」
こぶ「うん。なんとか。」とニッコリ。
そばさんは今回が最後の治療だそうだ。
そばさんに「こぶさんと同じ病室の時すごく楽しかった!今までありがとう。」と、お礼を言われた。

まりもさんも朝顔さんも、今回で治療が終わる・・。

『一人残されたみたいで寂しいな。』

 16時30分頃、点滴が終わって外しに来てくれた看護師さんが、「こぶさん、点滴の針はカイトつなげるかもしれないから、抜かないでルートとっておきましょうね。」
こぶ「うん。」と返事。
看護師さん「もう少しの辛抱ですからがんばって下さい。応援していますから・・。」と、手を握って言ってくれた。

看護師さんのやさしい言葉に目が潤んだ。

『ありがとう。がんばるね。』

 夕食に、しゅうちゃんおにぎり1個とサプリメントをたくさんとフェログラ2錠を飲んだ。
おにぎりは一気に食べると吐くから、ゆっくりと時間をかけて食べた。

 18時頃、気持ちが悪くなって今まで食べた物をすべて吐いた。
気持ちが悪すぎて、「うーんッ」と何度も唸るこぶに、
猫バス・メイさんが「こぶさん、大丈夫?」と声を掛けてくれたけど、返事をする事ができなかった。

『つらいよー。』

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2004年8月15日(日)   『久々の外出』

 今日は体重測定日なので、朝の検温の後氷枕を持って記録室に行った。
8月10日に56kgあった体重が1.5kg減って54.5kgになった。

『よかったあまり痩せていなかった。
痩せると体力も落ちるから・・・』


それでも体重計の側にいた看護師さんには「こぶさん、今回も痩せたねぇ。」と心配された。

 8時頃ナンちゃん先生が来てくれた。
「こぶさん、カイトつなごうね。」

こぶ「お願いします。先生、お昼頃外出できたらしたいんだけどいい?」

ナンちゃん先生「いいよ。許可証書いておくから、お家に帰って食べれそうなのを食べてきてね。」

こぶ「うん。」
と返事。
 
 ナンちゃん先生と話したあと、しゅうちゃんに電話して、「2時頃迎えに来てね。」とお願いをした。
しゅうちゃんは「出て平気なの?」と、心配してくれた。

 朝食にしゅうちゃんおにぎり半分と、サプリメントをたくさん飲んだ。

その後、ベッドに横になっていたら気持ちが悪くなって、ピンクの容器に吐いた。

『カイトが効かないよー。口の中もべたっとしていて(抗癌剤の副作用で唾の分泌がにぶくなったためにおこる。)気持ちが悪いし嫌になる。』


 8時30分頃、カイトが終わって看護師さんがヘパロックしてくれた。
看護師さんに「こぶさん、今回も針取っておきましょうね。」
こぶ「うん。」
と返事。

 10時30分頃、バナナ半分と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
 11時頃、吐いて胃がムカムカするから、看護師さんに食べる氷をもらった。

 昼食に、スイカとサプリメントをたくさん飲んだ。

 トトロさんも猫バスさんも、昨日で治療が終わって経過観察をしている。
猫バスさんは元気で食欲もあるようで、昼食を完食していたけど、トトロさんは抗癌剤の副作用の下痢が激しくて食べる事ができない。

トトロさんにカロリーメイトゼリーをあげたら喜んでくれた。
『がんばれ!トトロさん!』

 メイさんは、今日から外泊ということで、昼食のあと帰って行った。
 14時頃しゅうちゃんが迎えに来てくれた。
トトロさんと猫バスさんに挨拶をして記録室に寄った。

記録室にいた看護師さん達が、こぶがペハロックしたまま外出するのを気にしてくれた。
こぶは、「あんがいジロジロ見られないよ。」と、ニッコリと挨拶をしてしゅうちゃんとお家に帰った。

 15時頃お家に到着したけど、久しぶりの外出で疲れてしまって布団に横になって眠った。
 18時頃目が覚めて、しゅうちゃんとスーパーに買い物に行った。
買い物中のこぶをジロジロと興味津々に見る人がいて、かなり腹が立った。

『ニヤニヤ笑顔で見る人の気がしれないね!
まったく失礼しちゃうんだから。』


夕食に、お好み焼きとサプリメントをたくさん飲んだ。

 20時20分頃、テレビ朝日の『大改造!!劇的ビフォーアフター 』を見ていたら病院に戻る時間だ。

『いいとこなのにー。』


 20時50分頃、病院に戻ってパジャマに着替えた。
『しゅうちゃん、送ってくれてありがとうね。』

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2004年8月16日(月)   『パンツ』

顔
猫バスさん
顔
カンナさん

 朝の検温のあと、採血4本を婦人科に配属になったばかりの研修医にしてもらった。

 この先生、こぶの内出血や点滴が漏れて腫れている腕を見て言葉を失っていた。

こぶが先生の不安を察知して
「採血するの腕じゃなくて手の甲でもいいよ。」
と言うと、
研修医の先生は必死に手の甲の血管を探し始めた。

しばらくしてナンちゃん先生が来てくれた。
こぶの採血をするつもりで来てみたい。

ガッツポーズをして「がんばれ!」と小さな声で言ってそばで見ていた。
採血は研修医の先生にトンボ針で2回失敗され、手の甲には内出血が2箇所できた。

採血を終えた猫バスさんに、「こぶさんの腕ひどいね。」
こぶ「半袖の時期にこの腕はないよね。」

猫バスさん「私も採血失敗されたのよ。
腕にこんなに青たんあったら、なんか悪い薬やってる人みたいじゃない?」
の言葉に、こぶ・トトロさん大爆笑!

 8時頃、もんち先生が「こぶさん、大丈夫?」と来てくれた。
こぶ「うん。元気!」
もんち先生「良かったね。こぶさん来月の入院予定。」
と、こぶに入院の予定表をくれた。
こぶ「9月7日からね。ねぇ先生。プリントにラスト入院って書いある・・。」
もんち先生「こぶさん、もう少しで治療終わると思うとうれしいでしょ?」
こぶ「うん。治療が終わる日がいよいよ来るんですねぇ。」

もんち先生「あと少しだからがんばってね!」
とニッコリしてくれた。

 先生が帰ったあと、トトロさんと猫バスさんが、「こぶさん、良かったね!」と言ってくれた。

 朝食にパン1枚とサプリメントをたくさん飲んだ。

 今日は月曜日でいつもなら教授回診がある日だけど、お盆休みという事で教授回診はなかった。

 昼食に、ゆべしさんからもらった冷麦とサプリメントをたくさん飲んだ。
 14時頃、病棟を歩いていたら、「歩いて大丈夫なの?無理しないでね。」と心配された。
『髪の毛はえたし、そんなに具合悪そうじゃないと思うんだけどな。』

 16時頃、カンナさんが入院して来て、「こぶさん売店行くけど何か欲しいのない?」と、こぶの所に注文を取りに来てくれた。
こぶ「うん。ない。ありがとう。」
カンナさん「こぶさん、7月頃言っていた腹腔鏡の手術はどうなった?」

こぶ「腫瘍がぐずぐずで取れないんだって。
手術したとしても、キズはパンツで隠れるほど小さくて目立たないとは言われたんだけど、・・・切るの怖かったからしないで済んで良かったよ。」

カンナさん「こぶさんにパンツで傷が隠れるって言ったの誰?」

こぶ「ナンちゃん先生。」

カンナさん「ふーん・・。さっき私の部屋の20代の子がね。ナンちゃん先生に
『切開しても傷はビキニでかくれるほど小さいから。』って言われていたよ。こぶさんにはパンツって失礼しちゃうねぇ。」
こぶ「ビキニ着ないから『ビキニで傷が』って言われてもピンと来ないかも。」
とニッコリ。
カンナさん「それもそうかもね。」と2人で笑った。

 夕食に、天ぷらとごはん少々とサプリメントをたくさん飲んだ。

 18時頃、主任先生の回診があり、
主任先生「こぶさんとは9月でお別れだね。」

こぶ「うん。今までお世話になりました。」
と挨拶をした。

 19時頃、しゅうちゃんに電話をして、『パンツとビキニ』の話をすると、
しゅうちゃん「確かに妻はパンツだな。」と笑われた。
『まったく失礼しちゃう。』

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2004年8月17日(火)   『愚痴っぽい2人』

顔
猫バスさん
顔
メイさん
顔
トトロさん

 朝の検温のあと看護師さんの許可を取ってシャワーを浴びた。

 7時頃、ナンちゃん先生が来てくれた。
「こぶさん来月もよろしくね。」
こぶ「こちらこそよろしくお願いします。」
と、挨拶を交わした。

 朝食にパン1枚とサプリメントをたくさん飲んだ。

 9時頃、メイさんが外泊から帰って来た。
こぶ「お帰りなさい。外泊は楽しかった?」
メイさん「15日に西武遊園地で花火大会があってね。娘と見に行ったら混んでて疲れた。」

猫バスさん「婦人科でも子宮筋腫の人達が12階に花火見に行ってたよね。」

トトロさん「こっちは点滴がつらくて花火どころじゃないのに・・。」

猫バスさん「そうそう」

こぶ「ねぇ。今日のお昼の献立見た?ハヤシライスなんだよ。」と2人に声を掛けた。
トトロさん・猫バスさんが「ハヤシライス食べた事あるけど美味しいよね。」
こぶ「カレーとちらし寿司も美味しいよね。」
とニッコリしながら病院食の話をした。

 昼食にハヤシライスとサプリメントをたくさん飲んだ。

 その後、もんち先生が来てくれた。
「こぶさん、来月ね。」
とだけ言ってさっさと病室を出て行った。

『手術があって忙しいのに来てくれてありがとうね。』

 13時頃、トトロさんと話をしていた時、
「こぶさん、私も毎日薬が入る点滴しているのね。」
こぶ「トトロさんの点滴は何ていうの?」

トトロさん「CATPっていうので毎日薬が入るの。副作用の下痢がひどくて10kg痩せたよ。」

こぶ「前にお腹壊す薬の患者さんがいてね。その人は『夜用ナプキン』持って来てたよ。」

トトロさん「夜用ナプキンかぁ。あると安心かも。良い事教えてもらった。」

こぶ「トトロさん、がんばってね!」

トトロさん「他の人に言われるとむかつくけどさ。こぶさんにがんばれって言われたらがんばるしかないでしょ。」

こぶ「他の人って?」

トトロさん「私もさ。色々学習したんだけど、『がんばって』とか『私も治療しているけどこんなに元気なんだから。』とか言う人達って1日目しか薬入らないんだよね。」

こぶ「そうそう。私も言われた事ある。
『吐き気や嘔吐が強く出る人は精神的な要素が強いから、こぶさん強くならなきゃね。』とか。
こういう事言う人達って点滴が終わったあとすぐに歩けるほど元気で、薬の量も100%じゃなくて80%とかでさ、薬を入れる量が違うんだよね。今は言われても別に気にしないけどね。」

トトロさん「気にしないようになるには、時間がかかりそう。」

こぶ「トトロさん一緒にがんばろうね。」

トトロさん「うん。」
とニッコリしてくれた。

 14時頃、しゅうちゃんが迎えに来てくれたから、トトロさん達とカンナさんや仲の良い患者さんに挨拶をしたあと、記録室に寄って看護師さんに挨拶とお礼を言って帰った。

 14時40分頃お家に着いて、即座にクーラーをつけて布団をしゅうちゃんに敷いてもらって眠った。

 夕食に、冷やし中華とサプリメントをたくさん飲んだ。

 夕食の後再び布団に戻った。
『体がだるくてつらいよー。』

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