2004年3月28日(日) 『無神経』
スミレさん
ききょうさん
たてじまさん
自宅を12時頃出発して、14時頃病院に着き、入院の手続きをして婦人科病棟に行った。
いつもの看護師さんとの「お帰り。」「ただいま。」の挨拶の後、看護師さんに家でのことを聞かれた。
こぶ「髪が抜けてきた。(・_・)彡ピカ」
看護師さん「治療が終わったら生えてくるからね・・。\(・・ ) ヨシヨシ」と状況を説明した後、体重・血圧を測った。
その後病室に案内された。
案内された病室には、スミレさんが入院していた。
スミレさん「あらこぶさん、久し振り!(ノ^o^)へ」とニッコリ。
こぶ「お久し振りです。髪の毛抜けちゃった。(・_・)彡ピカ」と落ち武者のようになった頭を見せた。
スミレさん「あら、仲間ね。悲しくない?大丈夫?ナクナヨ (o・_・)ノ”」と心配してくれた。
同室のかりんさん・さつまさんも励ましてくれた。
3人で話をしていたら、窓際のたてじまさん(パジャマが縦じまだから)が閉め切っていたカーテンを開け、
「こぶさん、見せて。o(゚∀゚)o ワクワク」と笑顔で言ってきた。
満面の笑みだ。
『見せてって頭のこと?何?この人?(;¬з¬)ホンキ?』と不愉快に思ったから、挨拶だけして、パジャマに着替え、他の病室に入院しているピンクさんの所に挨拶に行った。
そこの病室でも、みなさん、こぶが髪が抜けてショックを受けていると思って心配してくれた。
ききょうさんは個室に入っていたのに、こぶが入院して来たのを看護師さんに聞いて会いに来てくれた。
ききょうさん「こぶさん、もともと肌が白くてきれいだから抜けた所の地肌白くてきれいね。○(^o^)o」と言ってくれた。
地肌を褒められたのがうれしくて、看護師さんに、
「見て、見て、ハゲてる所きれいって言われちゃった。v(*^-゜)vィェィ♪」と見せた。
看護師さん「本当だ。こぶさんきれいだね。(*^-^)σ」と褒めてくれた。
はげでもうれしいことはあるものだ。
『明日、ハゲたこぶを見て、もんち先生は何て言うだろう?
σ(・ー・)』
夕食にごはん、春巻き、サプリメントをたくさん飲んだ。
食後にスミレさんと話をしていた時のこと。
たてじまさん「私も抗がん剤したらこぶさんみたいにハゲになるんだ・・。((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル 」と突然言ってきた。
『この人なに言ってんの?こぶみたいにってどういう意味?(-。-;)』
スミレさんがこぶがむかついているのに気づいて
「たてじまさんは、心配しなくても抗がん剤しないんだからこう(ハゲ)ならないわよ。\(`ε´)/バカジャナイノ?」と言ってくれた。
たてじまさんが病室を出て行った後、
スミレさん・かりんさん・さつまさんが「みんなあの人の(嫌味の)洗礼を受けたのよ。悪気ないんだろうけど嫌だよね。(*゚_゚)(゚_゚*)ネー」と、たてじまさんに言われた事を話してくれた。
こぶはみなさんが言われた事を聞いて、『無神経な人。』と言う印象を持った。
これから1週間同じ部屋だと思うと気が重い。4時間おきのサプリを今日も忘れずに飲んだ。
2004年3月29日(月) 『がんばる!』
スミレさん
朝の検温の後、採血が4本あり、研修医の先生にしてもらった。
朝食にパン1枚とサプリメントをたくさん飲んだ。
食後のうがいも今日からする。
今日は月曜日で教授回診がある。
9時頃、教授回診で先生達がゾロゾロと病室に入って来た。
もんち先生「退院中変わった事無かった?」
こぶ「髪が抜けた。(・_・)彡ピカ」
もんち先生「こぶさんは(抜けるの)遅かったね。(゜□゜*)!! ソウイエバ」(メソトレ筋注でも抜けるものらしい。)
こぶ「ハゲたところの肌が白くてきれいだって患者さん達に褒められた。☆⌒(*^∇゜)V えへっ♪」と言うと、もんち先生は顔をくしゃくしゃにして笑った。
こぶ「そこまで笑わなくてもいいじゃん。( ^-^)σなんだよなあ」とニッコリすると、
もんち先生「褒められたの?良かったね。治療終わったら生えて来るからね。」
こぶ「うん。」
主任先生に「こぶさん、元気だねー。」と先生達と話した。
教授とは特に話さなかった。
10時にレントゲンに呼ばれたから2Fに行って撮った。
胸部・骨盤内撮影。
病室に戻ってから、おせんべいと4時間おきのサプリメントを飲んだ。
昼食に、ごはんとおかず、いつものサプリメントとアロエジュースを飲む。
午後は特にやる事が無く、スミレさんとおしゃべりして過ごす。
スミレさんは今回の入院が最後の入院となる。
スミレさん「こぶさん、がんばるのよ。p(^o^)q」と言ってくれた。
16時頃、今朝の採血結果のプリントを持ってもんち先生が病室に来た。hCGが、64,000に下がっていた。
その数値を見て
こぶ「うそ!本当に?64,000なの?\(*^-^)/ワ~イ」
もんち先生「良かったね。これで明日から、がんばれるね!d(-_-)」とニッコリ。
こぶ「うん。先生プリント持ってきてくれてありがとう。\(*^-^)/ワ~イ」ともんち先生と握手したら、もんち先生は笑っていた。
こぶもうれしくて、しゅうちゃんに電話した。
電話で「hGC64,000になったよ!P(@⌒∇⌒@)/」と言うと、しゅうちゃん「良かったね。」と言ってくれた。
3月19日の採血ではhGCが287,113あった。
『1回の点滴でこんなに下がるのはうれしいけど、それだけ強い薬なんだ・・。なんだか怖くなってきた。これからの事を考えたらやっぱり、きちんとサプリメントを摂ろう。( ̄◇ ̄)"b"』
夕食に、かりんさんにもらったヨーグルトと特盛サプリメントを飲んだ。
明日から、2回目の治療が始まる。
緊張する。
24時から蓄尿開始。
2004年3月30日(火) 『MEA療法2クール目 1日目 ミ,,゚Д゚彡ふさふさだぞ』
スミレさん
ききょうさん
たてじまさん
今日から治療が始まる。
朝の検温の後、看護師さんの許可を取ってシャワーを浴びた。
頭を洗っったら”ごそっ”と髪が抜けた。
抜けた髪を見るのはつらい。
目をつぶって洗った。
シャワーの後、浴室の壁や床、排水溝などにたまった髪を集めてゴミ箱に捨てた。
『結構抜けたな。(・_・)彡ピカ』とため息が出た。
タオルで体を拭いていてもタオルに髪の毛がつく。
浴室の鏡も、全身に髪の毛がまとわりついているのを映しだしている。
こぶの頭からは、髪の毛がみごとに抜け落ち、前髪が全くなくなっていた。
しばらく動けないほどのショックを受けた。
ここまでまとまって抜けたのは初めてで動揺した。
病室に戻ってから、ベッドのカーテンを閉めて、残っている髪を乾かした。
タオルで拭いたそばからドンドン髪が抜け落ちてくる。
本当は拭きたくないけど、髪の毛が濡れているから仕方ない。
突然、
たてじま「今日は、髪が抜ける日なの?ヾ(・_・)ドウ?」と声を掛けてきた。
こぶ「・・・。」
たてじま「ねぇ今頭どうなってるの?(どのくらい、ハゲたの?~(m~-~)σ)」とカーテンを開けようとした。
こぶ「髪の毛拭いてるから開けないで!(# ゚Д゚) ムッキー 」と強い口調で言った。
スミレさん「たてじまさん何してるの!こぶさん、大丈夫?ヽ(`Д´)ノ 」と声を掛けてくれた。
こぶ「大丈夫。」と返事をした。
こぶは、入院して来た日にこの病室で、これから髪が抜ける事と、髪のことに触れないでほしいという事を前もってお願いしていたのに・・。たてじまさんは聞いていなかったのかなぁ。
『悪気は無いんだろうけど・・。心無い言葉に傷ついた。』
8時頃(まだ朝です)、右隣の病室から回ってきたお茶のヤカンを、左隣のききょうさんの個室に持って行った。すると
ききょうさん「こぶさん、元気ないね。どうしたの?」と今朝の出来事を聞いてくれた。
ききょうさん「ひどい人がいるね。病室にいたくないでしょ。ここにおいでよ。」と誘ってくれた。
8時30分頃朝食を軽く食べた。
サプリメントを飲んで、それから点滴をつながれた。
点滴をしていて動けない間も、当然髪は抜ける。
そして、この間もたてじまの攻撃は続く。
『どうしてそんなに、うれしそうに、笑いながら、聞かれたくない事を平気で聞いてくるのか、その神経が解らない。
この人とは話さない、無視しよう。
(((\( ̄ー ̄)/))) バリアーもう聞こえません 』そう思っても、容赦なく髪の毛の事を聞いてくる。
こんなこともあった。
トイレから戻ってきたたてじまが「こぶさん、さっきトイレ行った?
( ゚▽゚)ツちょっとー」と聞いてきた。
こぶ「行ったけど何?」
たてじま「やっぱりね。髪の毛が落ちていた。どこに行っても落ちてるよねー。( ´O`) はぁ~」とため息をついた。
こぶ「・・・・・・」無言のこぶ。
『この人は何が言いたいの?落ちていた毛がこぶの髪の毛で、あちこちに落ちていて不愉快だと言いいたいの?』
スミレさんが「髪が抜けているのは何もこぶさんだけじゃないじゃない。どうしてそんなこと言うの!ウー c(`Д´c) 」と言ってくれた。
たてじまの攻撃に気がおかしくなりそうで、こぶは『髪が抜けなくなったら、色々言われないだろう。』と思って、病棟の流し台の所にある大きなごみバケツの前でかぶっていたバンダナをとって、髪を抜き始めた。ヽ(・0・、)/~~彡
『髪が抜けていく事を理解されず、すごく悔しい。』
髪の毛を抜いていたら看護師さん2人があわあててやってきた。
看護師さん達「こぶさん、どうしたの!何で髪の毛抜いてるの?
何か言われたの!(゚Д゚;∬アワワ・・・ 」
こぶ「病室で今日は髪が抜ける日なの?とか色々聞かれるから、聞かれなくて済むように髪抜いてるの。(´Д⊂グスン 」
看護師さん達「人生の先輩が言うことだから気にしないで。
ねっ。ヽ(゚Д゚ )ヨチヨチ 」
こぶ「気になるからここで抜いてるの。(´Д⊂グスン 」
看護師さん達「気になるなら私達から、注意するから髪抜くのやめて。ねっ。ヽ(゚Д゚ )ヨチヨチ」と言われたけど、
こぶ「注意しなくていいよ。大丈夫だから。<(` ^ ´)>」と言って、髪の毛をある程度抜いてから病室に戻った。
病室に戻ると、ききょうさんが、こぶを心配して病室に来てくれた。
「こぶさん、私の部屋に来ない?お菓子食べよう。」とご自分の部屋に誘ってくれた。
ききょうさんの個室でこぶは、泣きそうになりながら髪を抜いたこととかを話した。(つд・)ウエーン
ききょうさん「何で、そんなことを言うんだろうね。ひどいね。(#゚Д゚) プンスカ!」と一緒に悲しんでくれた。
11時頃看護師さんが、こぶを捜索して来てくれた。
看護師さん「こぶさん見っけ~。そろそろ点滴終わるでしょ?d(^-^) ねっ」と、2本目の吐き気止めのカイトリルの点滴をつないでくれた。
その後も自分の病室に戻らず、ききょうさんと話をしていた。
カイトリルはチビ点滴で30分で終わる。
話をしていたら点滴がなくなって血が逆流してきた。
こぶは慌てて記録室に行って、3本目のメソトレキセート300ml+生理食塩水200mlの点滴をつないでもらった。
看護師さんに「こぶさん、病室に居た方がいいんだけどな。* ^ー゚)φ 」
こぶ「居たいけど居たくなくて・・。」と言うと、事情を知っている看護師さんが「部屋変わる?」と言ってくれた。
『部屋を変わったらたてじまの攻撃からは開放されるけど、その為に看護師さんや、患者さんに迷惑を掛けたくない』
こぶ「大丈夫。」と覚悟を決めた。
昼食にごはん、おかず、サプリメントをたくさん飲んだ。
15時過ぎに4本目の点滴をつないだ。
18時、この点滴が半分になったのでIVでメソトレ150mlを入れる。
この分だと、今日も22時過ぎまでかかる。
『1日目だから仕方が無いけど、疲れるな。』
17時頃しゅうちゃんがお見舞いに来てくれた。
しゅうちゃんはこぶの愚痴を黙って聞いてくれた。
『聞きたくない話しを聞いてくれてありがとう。 v( ̄ー ̄)v』
夕食におにぎり1個とサプリメントをたくさん。
19時頃、5本目のペプシドをつないだ。
1時間で落とす点滴なので、20時には6本目をつなげた。
21時頃、もんち先生が病室に来た。
もんち先生「遅くなってごめんね。調子はどう?(つ´∀`)つ」
こぶ「今の所元気。ただ、髪の毛抜けた。それと、髪の毛のある人に髪の毛の事言われるのやだ。」と言うと、
もんち先生「おれ?」とちょっとビビっていた。
こぶ「ううん。違う。(たてじまさんに対してだから。)」
もんち先生「おれ?看護師?σ(・◇・)ボク?」
こぶ「ううん。違うよ。」と言うと、
もんち先生「大丈夫?(;・∀・)」と心配しながら病室を出て行った。
22時にIVでコスメゲンを入れて23時に終了。
今日は、沢山の人に迷惑を掛けた。
お見舞いに来たしゅうちゃんにも沢山愚痴を言ってしまった。
看護師さんにも、病室に居たくないからと、出歩いて点滴を逆流させてしまって迷惑をかけてしまいごめんなさい。
そして、ききょうさん・スミレさん、ハゲてきたこぶを励ましてくれてありがとう。
明日には、笑えるようになるから。
みんなに、感謝とごめんなさい。
それでは、おやすみなさい。
2004年3月31日(水) 『MEA療法2クール目 2日目』
スミレさん
ききょうさん
たてじまさん
朝の検温の後、点滴をつながれた。
朝食にパン1枚とサプリメントをたくさん飲んだ。
ききょうさんが今日退院する。
9時30分頃、ききょうさんに「ゆずさんの病室に行かない?( ・・)ツ」と誘われ、白血球が下がって個室に隔離されていたゆずさんの部屋に2人で会いに行った。
ゆずさんと話をしている間、看護師さんはこぶを捜索していたらしく、
看護師さんに「あっ!こぶさん見いつけた。10時ですよ。
筋注の時間。(σ・∀・)σ」
こぶ「いけない。戻らなくちゃ。でも、何でここに居るのわかったの?(゚o゚ )」
看護師さん「だって、ききょうさんが、ゆずさんの所に遊びに行くって言っていたから。もしかして、一緒にいったかなと思ってきたらこぶさんが居たの。<( ̄^ ̄)>どうだ。」
こぶの行動はまるっきり読まれていた。
自分の病室に戻り、口内炎防止の筋注をした後、お菓子と4時間おきのサプリメントを飲んだ。
11時にベプシドをつないだ。まだまだ、元気だ。
午後、ユリさんが入院してきた。
久し振りに会って色々と話した。
彼女は経過が良くて今回が最後の入院だそうだ。
『良かったね。』
12時に3本目の点滴をつなぎ、この点滴が半分になったらIVでコスメゲンを入れる。
昼食に、ご飯・おかずとサプリメント。
13時頃もんち先生が病室に来て、「明日、11時からCTね。」
こぶ「3日目できついのに?(≧_≦)」
もんち先生「そう。薬が入る前にね。
それより、顔、赤いけど大丈夫?(*゚◇゚)σ」と顔が赤いことを心配してくれた。
こぶ「大丈夫。」と言うと、病室を出て行った。
14時にIVでコスメゲンを入れた。
今日から点滴が3本だから16時には点滴が終わった。
点滴終了後、針先が赤いので針を抜かれた。
15時頃タコ先生が病室に来て、「明日のCTの結果によって、細胞診をするか決めるから。( ̄ー ̄*)」と言う。
こぶ「痛くない?m(¬0¬)m ホントニ~?」
タコ先生「痛くないようにするから。b゛(^ー^*)約束☆」
『そう言われても不安ですよ』
15時30分頃、ききょうさんが「こぶさん、帰るね。~~~\(^^ )」と挨拶に来てくれた。ききょうさんは「こぶさん、元気出して。p(^ ^)q」と言ってくれた。
こぶ「ききょうさんに励ましてもらったから、もう平気。(`´)シャキッ」と笑うと、
ききょうさん「そう、その笑顔。同室になった時こぶさん面白くてお腹痛いくらいに笑って・・。また同じ部屋になれたらいいね。」と言ってくれた。うれしい。
こぶ「そうですね。また、同じ部屋になれたらいいな。お大事に。(^_^)/~~~~ 」
16時に2回目のロイコボリンの筋注をした。
夕食に、メロンパン半分とサプリメントをたくさん飲む。
19時頃、主任先生が病室を回っていた。
主任先生「こぶさん。元気?」
こぶ「今の所元気。明日、CT撮るの。hCG64000だし、腫瘍小さくなっているよね?」
主任先生「なってるよきっと。がんばろうね。p(^ ^)q」とガッツポーズ。
こぶ「私ね。ハゲた所きれいなんだって。仲のいい患者さんにハゲた所自慢してるの。前向きでしょ?( ^ ≧^)ハナタカダカー!」と言うと、
主任先生は笑いながら「順調だし、がんばろうね。p(^ ^)q」と言ってくれた。
しゅうちゃんとも電話で沢山話をして、楽しかった。
相変わらず、たてじまの攻撃はあるけど、もう、気にしない。
ただ許せないのは、抗がん剤をしている人に、腫瘍マーカーを笑顔で聞いていることだ。
聞かれた患者さんが、話をそらすんだけど、たてじまが修正して話を元に戻す。
期待する答えを聞くまで、しつこく聞く。
たてじまは抜糸をしたら退院する。
抗がん剤の治療をしない。ただ、ただ、自分の興味で聞いてくる。
本当に、無神経な人だ。
明日からは具合いが悪くなり話せなくなるから、今日は沢山、話せて楽しかった。
2004年4月1日(木) 『MEA療法2クール目 3日目』
スミレさん
11時からCTの為、朝食は抜き。
水も禁止なんだけど、6時頃起きてサプリメントだけはきちんと飲んだ。
8時に新しく点滴の針を刺して、点滴をつないだ。
10時に、口内炎防止のロイコボリンを筋注で入れた。
11時にCTに呼ばれたから、CTを撮る為2Fに移動した。
今回のCTの技師さんは、1月のCTの時に手を貸してくれた技師さんだった。技師さんは、こぶを覚えていて、
技師さん「あっ!どうも。名前見て、もしかしたらと思ったんだ。
∠(・ε・)おぃっす!」
こぶ「その節はお世話になりました。前より元気になったんですよ。m( _ _)m」
技師さん「元気ならここに居ないよ(笑)。(≧0≦)なわけない」と言われた。撮り終えて帰る時も、
技師さん「気を付けてね。ゆっくりと、歩くんだよ。~~~\(^ ^ )」と心配してくれた。
『もう一度会ってお礼が言いたかったから、技師さんに会えて良かった。』
12時にペプシドをつないだ。昼食は、朝食禁でお腹が空いていたので、沢山食べた。もちろん、サプリメントも特盛で飲んだ。
13時に3本目の点滴をつないで、14時頃、コスメゲンをIVで入れた。今日は、手術の日なのにもんち先生がIVをしてくれた。
もんち先生「どう?調子は。」
こぶ「吐き気がしてきた。(|||||゚ _ ゚ ;)」
もんち先生「がんばって。」と言い残して急いで病室を出て行った。C= C= C= C= C= C= ┌(;・_・)┘トコトコ
15時頃、お菓子、大盛りサプリメントを飲む。
その後横になっていたら、急に吐き気がして、さっき食べたお菓子をすべて吐いた。
吐いた後も、吐き気がしていて気持ちが悪い。
17時頃、しゅうちゃんがお見舞いに来てくれた。
『ハゲが進んだ頭を見てしゅうちゃん、ビックリするだろうな。』と思っていたら、
しゅうちゃん「本当だ、(電話で患者さんに褒められたのを言ってあったから。)はげた所(地肌)きれいだね。( ゚▽゚)σ」とニッコリして言ってくれた。
『この人はこぶの悲しむことを言わない、良い人だな。ヾ(●´ε `● )ゞ いやはや、照れますなぁ』と思った。
夕食に、ゼリー1個とサプリメントを飲む。
19時頃、教授がお供を連れずにこぶの所に来た。
教授はこぶの状態を心配して来た訳じゃなく、
「CTと、細胞診については、もんち先生が今度話すから。」とだけを言いに来た。
『わざわざ、教授が来るなんて変なの。』
スミレさんにも「教授がわざわざ来るなんて珍しいね。(ノ^o^)へ」と言われ、余計不安になった。
2004年4月2日(金) 『MEA療法2クール目 4日目』
スミレさん
朝の検温の後
看護師さんに「こぶさん、今日は点滴なしです。( - _ - )イイ? 」と言われた。
こぶ「えっ!あるよ。今日も明日も、薬入るよ。(・へ・)イクナイ! 」
看護師さん「でも、先生から今日あるって指示出てないよ。( ゚ー゚)エ?」
こぶ「うそー。本当?後でもんち先生に聞いてみる。(゜∇゜;)」
看護師さん「私も、確認してみる。(*゚ロ゚)ゝ」と言っていた。
朝から、ビックリだ。
朝食に、パン1枚とサプリメントをジャラジャラ飲む。
しばらくして、もんち先生が病室に来て
「こぶさん、今日点滴あるんだっけ?(゚‐゚*)ぼー…」
こぶ「うん。前の治療の時そうだったじゃん。
なのに何で今回は無いの?( ・ー・)σ」
もんち先生「そうだよね。ハッ!∑(゚∇゚;)!!」と言って部屋を出て行った。
『本当にないのかな・・。点滴。』と思っていたら、
もんち先生「あった!点滴。9時からつなげてもらってね。」と言うと、そそくさと病室を出て行った。
『他の患者と間違えたのかな。』よく解らないけど・・・。
9時に1本目の流しの点滴をつなげてもらった。
10時頃、急に気分が悪くなり吐いた。昼食に、かりんさんにもらった、パイと4時間おきのサプリメント、吐き気止めのカイトリルの錠剤1個を飲む。
こぶが最近『これは!』と
思うサプリは、フ○○○ー○ットだ。以前も書いたけど、β―グルカンと同じように、対ガン警備隊でもあるマクロファージやナチュラルキラー細胞を強化し、
またキチンに含まれるN-アセチルキトオリゴ糖には、ガンの増殖及び転移の抑制効果があるそうだし、抗がん剤の副作用を体外に排出してくれるから、抗がん
剤が入る前に飲むことにしている。
13時に2本目のペプシドをつないだ。
最近、べプシドをつなぐと、この薬独特の臭いが体からもして気持ちが悪くなる。
ベッドでじっとしているしかない。
じっとしていても、口の中がペプシド臭い。
「飴」を舐めて、臭いをごまかして点滴が終わるのを待つ。
14時に3本目の点滴をつないだ。
16時に点滴が半分になりIVでコスメゲンを入れた。
今日は点滴をつなぐのが遅かったから18時までかかった。
夕食に患者さんにもらった、クルミパンとヨーグルト、サプリメントをたくさん飲む。
飲んだ後、吐きそうになった。けど吐かなかった。
スミレさんが 夕食の後に退院した。
今回が最後の入院になるから、スミレさんはうれしそうだった。
こぶ「スミレさんには、2月の時も今回も大変お世話になりました。」とお礼を言った。
19時頃、しゅうちゃんに電話で、前回の治療の時より調子が良いことを言うと、「良かったね。」と言ってくれた。うれしい。
2004年4月3日(土) 『MEA療法2クール目 5日目』
たてじまさん
今日で2回目の治療が終わる。
8時に1本目の流しの点滴をつなげてもらった。
朝食にパン1枚とサプリメントを大盛りで飲む。
こぶに散々暴言を吐いていた、たてじまさんが今日退院する。
8時頃、病室に移動してきた子宮ガンのあんずさんに
「(再発は)くせでなったの?」とか「そうだ!もう出来ないんだから、代理母で出産すればいいじゃん。」とかまた暴言を吐き始めた。
たてじまさんは言ってはいけない事を、それも笑いながら言っていた。
さすがにこぶの堪忍袋の緒が切れた。
『許せん!もう我慢ならん。( ゚Д゚)_σ異議あり!! 』と思って、タテジマさんに聞いてみた。
こぶ「どうして、そんなこと言うの?」
たてじまさん「興味があるから。(笑いながら)」
こぶ「興味があるって?聞いていて気分悪いんだけど。他人にそこまで言われたくないんじゃない?( ゚Д゚)_σ異議あり!」と、たてじまさんの攻撃を受けていたあんずさんと一緒になって(余計なお世話かもしれないけど。)抗議した。
たてじまさんは、あんずさんに謝らなかったけど、それからは何も言わなくなった。
同室の患者さん達も、病室に平和が訪れたことを喜んでいた。
9時頃、やさいさんが入院して来て、こぶに会いに来てくれたのでしばらくお互いの近況を話したりした。
10時頃、たてじまさんは、こぶや病室の患者さんに申し訳なさそうに挨拶をして帰って行った。
たてじまさんに会った事で、
こぶは『自分も知らないうちに人を傷つけているんじゃないか?』と、改めて考えさせられた。
11時頃、点滴の落ちが悪くなり針を差し替えることになった。
『今日で点滴最後なのに・・。(;´o`) はぁ~』なすび先生が来てくれた。
なすび先生「(いままでの針は、)一番細い針(針先が紫)だったからだね。」
こぶ「今度から針、指定していい?」
なすび先生「うん。細い針は入れやすいけど詰まりやすいんだよね。こぶさんはまだ、2番目に細いの(針先が黒)でいいと思うよ。」と言われた。
『今度から2番目の黒い針を指定しよう。』
昼食に、ゼリーとサプリメントたくさん飲んだ。
13時に2本目のベプシドをつないだ。
13時30分頃、ゼリーとトマトジュース、4時間おきのサプリメント。
14時には3本目の点滴をつないで16時にIVでコスメゲンを入れた。
17時頃、しゅうちゃんがが来てくれた。
うれしいけど、体がしんどくて話が出来なかった。
『ごめんね。(;´o`) はぁ~』
夕食におにぎり1個とサプリメントをたくさん飲んだ。
18時には点滴が終わり針を抜いた。
その後、立て続けに2回も吐いた。
看護師さんに「吐き気止めの座薬」(カイトリル錠は空腹時には使えない。)を入れてもらったけど、効果がなく、21時頃、また吐いた。
かなりしんどい。
夜中の24時で蓄尿終了となる。
2004年4月4日(日) 『笑われた』
今日は、吐き気があって気持ちが悪いからベッドで寝て過ごした。
しゅうちゃんが来てくれた。
昨日よりさらにハゲがすすんだこぶの頭をまじまじと見て
「きれいにハゲたね。( ゚∀゚)つ」と、笑ってくれた。
こぶも、ショックで泣かれるより笑ってくれたしゅうちゃんに感謝です。
どうも他の患者さんの話だと、《ご主人がハゲを見て泣いた》ということが多々あるらしい。それで、ハゲた奥さんたちは「主人に泣かれたのがつらい。(*´O`) 」と言っていた。
こぶもきっとしゅうちゃんに泣かれたら『一緒に歩きたくないよね。』とか、色々と考えてショックを受けるだろう。
『明るく笑い飛ばしてくれてありがとう。m(_ _)m』心からそう思う。
そういえば、ここ2日間もんち先生が病室に来ない。
今まで毎日来てくれていたから寂しいな。明日は、先生来るかな。
2004年4月5日(月) 『手術室』
セリさん
かりんさん
今日も吐き気があってつらい。
教授回診で久し振りにもんち先生に会った。
教授が「今度の入院のときに、細胞診をするから。
出血の恐れがあるから手術室でやるからね。」と言った。
もんち先生「詳しくは明日、20時からカンファレンスルームで話すからね。d(-_-)」
『最初の話しだと、細胞診は内診台でするって言ってたのに、なんで手術室?(¬_¬) あやしい』
おおごとになっている。
細胞診の準備の為、MRI・心電図の検査があるらしい。
『なんだか、怖い。(・_・。))うーん』
色々聞きたかったが、もんち先生は忙しいらしく再び病室に来る事は無かった。しゅうちゃんに電話する。
セリさんが4人部屋から移ってきた。
こぶを見て「私もこれから点滴するからハゲるんだよ・・・。イヤダー。o(T△T=T△T)o ジタバタ」と泣き出したので、かりんさんと2人で「治療が終わったらちゃんと生えてくるから・・・。ヾ(^o^;)まあまあ」と励ました。
『つらいのが解るだけに、せつないな。がんばれ』
2004年4月6日(火) 『子宮内容生検術』
今日退院する。
今度の入院は4月18日。
20時からカンファレンスルームで、しゅうちゃんを交えて話がある。
朝、もんち先生は来なかった。
手術があって忙しいのかな。
食事は少しだけど食べられるようになった。
夜、しゅうちゃんが迎えに来た。
カンファレンスルームで、もんち先生に何を聞こうか考えながら先生が病室に来るのを待った。
20時ごろ「お待たせ。」と、先生が来た。
しゅうちゃんと3人でカンファレンスルームに行くと、もんち先生は1人で説明をはじめた。
もんち先生は、どことなく緊張している様に見えた。
細胞診とは、正確に言うと「子宮内容生検術」というらしい。
もんち先生「切開しないで、下から長細いトングのような物でつまんでとります。
無理にはとりませんが、出血する恐れがあるから手術室で行います。」
しゅうちゃん「最初の説明と、方針が変わったのは何故ですか?」と聞くと、
もんち先生「ビクッ∑(゚ー゚;) えっ!それは今説明したとおり・・・。」と、ちょっと聞いただけで、ピリピリしている。
緊張してなのかそれともこぶの知らない『何か』が生検であるのかな?
『とっても気になるけど、これ以上聞いても同じ事しか言わないだろう。』と思って、あまり突っ込んで聞かなかった。
『今度の入院の時にまた聞いてみよう。』
とりあえず、説明を終え、手術の同意書と、輸血に関する同意書をもらい今度の入院の時に書いて持ってくる様に言われた。
説明が終わって、セリさんやかりんさんに挨拶して21時過ぎに病院を出た。